大阪・大人気スイーツ店「マダムシンコ」マダム信子の半生を描く「やまない雨はない」クランクイン

映画
2017年02月02日

100355_01_R スイーツ界のカリスマ・マダム信子の半生を描いた「やまない雨はない」が、2018年全国公開予定。クランクインとしたばかりという本作より、主演・川上麻衣子、原作者のマダム信子、北﨑一教監督からコメントが到着した。

 大阪で行列ができるスイーツ店「マダムシンコ」。このスイーツ店を手掛けるマダム信子は、さまざまな苦労や困難のなかで“試練はチャンスの前触れ”を信念にスイーツ界のカリスマに昇り詰めた。本作は、そんな彼女の半生と彼女を支えた夫との夫婦愛をやまない雨にたとえた感動的なドラマチックストーリー。

20代から60代までのマダム信子を熱演するのは、名バイプレイヤーとしても活躍している川上。マダム信子を影で支えるパートナーである夫・川村幸治役を永井大が演じる。監督・脚本は、大阪在住の映画「トラ・コネ ~Triangle Connection~」を手掛けた北﨑一教で、大阪オールロケを敢行し、大阪の魅力もたっぷり描かれる。

【川上麻衣子のコメント】
パワフルでキラキラ輝いているマダム信子さんの姿は、私をはじめチャーミングに生きたい女性の憧れです。そんな彼女のエネルギーの源をこの作品を通して、愛情込めて伝えられるよう精一杯頑張ります。

【マダム信子のコメント】
この「マダムシンコ」を立ち上げてから、10年続ける事が出来ました。この機会に、今まで支えて下さった皆様の為、そして私を育てて下さった両親の為に、私が歩んで来た苦難の道、その苦難を乗り越えて来た経験と想いが、皆様のお役に立てればと思い、映画を制作する事にしました。「決して逃げない」「決して諦めない」「感謝の気持ちを忘れない」「親孝行を忘れない」、その気持ちがあれば、乗り越えられない逆境、苦難はないと信じています。皆様の背中を少しでも押してあげるような映画にしたいと思っています。

【北﨑監督コメント】
この度、マダム信子さんの同名原作である「やまない雨はない」をクランクインする事出来ました。信子さんの「大胆で且つ繊細で、「体当たりで進みながらも、誰よりも周囲に気を配る」この難しいキャラクターを川上麻衣子さんが絶妙に演じて下さっています。永井さんも実在の川村幸治社長を研究し、素晴らしく仕上げて来て下さっています。皆様に、マダム信子さんがどのように逆境を乗り越えて来たかを知って頂き、勇気を持って貰えるような映画にしたいと思っています。

「やまない雨はない」
2018年 公開(予定)

【ストーリー】 
島根県で生まれた川村信子(後のマダム信子)は、生活は貧しく、ちゃんとした食事にも事欠いていた。家族は大阪に移るが、小学生の信子は、貧しさゆえに、同級生、教師にもバカにされる。彼女の心に「早く大人になってバカにしたやつを見返してやりたい」という想いが強く、18歳で水商売の道に入り、38歳で銀座にクラブシンコをオープン。その時、バイトの面接に来た幸治と出会い、彼のひたむきさに惹かれ、やがて心から信じられる人になり結婚。大阪に移り、焼き肉店をオープンするが、狂牛病事件で、大打撃を受けた上に、店が放火されるという悲劇に見舞われる。心が折れそうな日々が続く信子だが、幸治の励ましで、信子は立ち直り、スイーツの店「マダムシンコ」をオープンさせる。だが、パティシエとの衝突、退職など、店の経営はなかなかうまく軌道に乗らないが、「試練はチャンスの前触れ、乗り越えた人にはきっとチャンスが待っている」信子は信念で、乗り越えようとする。

監督・脚本:北﨑一教
出演:川上麻衣子/永井大 ほか
原作:マダム信子「やまない雨はない」
企画・制作:ベック/クロックワーク/アイエス・フィールド
配給:アイエス・フィールド
©2017「やまない雨はない」製作委員会