中川大志「“きょうのキラ君”に出会えたことが宝物」と感無量!映画「きょうのキラ君」初日舞台挨拶

映画
2017年02月27日

104622_01_R 映画「きょうのキラ君」の初日舞台挨拶が行われ、主演の中川大志を始め、飯豊まりえ、葉山奨之、平祐奈、川村泰祐監督、そして主題歌を担当した[Alexandros]が登壇。

 本作は、「近キョリ恋愛」など誰もが憧れるラブストーリーを数多く生み出してきたみきもと凛の同名少女マンガの実写化。クラスの人気者で学校一のモテ男“キラ”こと、吉良ゆいじ(中川)は、いつもみんなの輪の中心にいるにも関わらず、誰にも言えない“秘密”を抱え、孤独に苦しんでいた。そんなキラの近所に住む“ニノ”こと、岡村ニノン(飯豊)は、他人と関わることが苦手な変わり者の2人が織りなすラブストーリー。

 初日を迎え、「こうしてたくさんのお客さんとキャスト、そして[Alexandros]のみなさんにもお越しいただけて本当に幸せです!うれしい!」(中川)、「ある意味、この4人のキャストと主題歌を[Alexandros]のみなさんに曲を書いてもらったのは、僕の中では奇跡。この出会いが僕の一生の宝物になるんじゃないかというような作品を、今日みなさんに見ていただけるのは本当にうれしいです」(川村監督)と喜んだ。

 主題歌を担当した[Alexandros]の川上洋平は、曲について「ラブソングを書くことは少なくて。今までは自分のやりたいことを音楽で貫こうという曲が多かった中で、一度きりの人生でそれ以外に大切な人への思いを伝えないと、じゃないと手遅れになったらイヤだなということを考えたときに、この歌詞がパッと浮かんだんです。この作品の製作段階から携わらせていただいて、さらに最後にピッタリな感じで曲を添えていただけたのですごく光栄です」と語った。実は、飯豊は4年前に[Alexandros]の楽曲『涙がこぼれそう』のMVに出演していたそうで「撮影の際に、私が初めてやる主演の映画があれば主題歌をやりたいと川上さんが言ってくださって。それが4年越しに実現してすごく驚いています。夢は叶うんだなって思いました」とエピソードを明かした。

 また川上は、劇中で英語の教師役で出演しておりベースの磯部寛之は、「昔から映画ファンの洋平が晴れて友情出演で出させていただくということで、メンバーとしても涙がチョチョぎれる思いで見ていました」と、またギターの白井眞輝も「高校のクラスが英語の促進コースだった彼が、英語教師の役をやっているのは面白いなって思って見てました」とコメント。すると、ドラムの庄村聡泰は「もし『きょうのキラ君2』があったとしたら、次は僕が英語教師役で出ますので、よろしくお願いします!(笑)」とコメントし、会場を笑いに包んだ。

 作品の見どころを聞かれると中川は、「やっぱり“カーテンの刑”。いよいよ大きいスクリーンで見られますよ、みなさん!(笑) あんなにアップで自分のキスシーンを見たことがないので、恥ずかしい気持ちもあるんですけど、新しいものが作り出せたなって思ってます。ぜひ、キュンキュンしていただけたら」と、すでに話題となっているシーンを挙げた。飯豊は「“365日、キラくんと一緒にいます。”という意思表明をして前髪を切るシーンは、ニノンちゃんがキラくんに対して初めて思いをぶつけるシーンなので、一番力を入れました。ぜひ注目してください!」とそれぞれPRした。

 また、“365日、キラくんと一緒にいます”になぞらえ、“365日後の宣言”を聞かれたキャストは、「“365日後、「きょうのキラ君2」をやりたいと思います!”。365日後でなくても、またこのメンバーで一緒に作品を作れたら幸せだなって思って」(中川)、「“365日後、絵本を出したい”。劇中で景色がキレイに見られるというマジックタイムのシーンの時のキラくんのせりふが心に響いて、そういう世界の話をしたい、描きたいって思ったんです。今制作中で、10代の内に出せたらいいなって思って頑張ってます」という飯豊のコメントにキャストから「すごいじゃん!」と驚きの声と会場から拍手が送られた。

 葉山は「今、事務所の先輩の綾野剛さんが[Alexandros]さんとCMをやっていて。“365日後、その座を奪いたい”なと思います。アヤノサンドロスじゃなくて、ハヤマサンドロスでいつか一緒にできたらいいなと思います」に川上は、「我々を引き続き(CMに)使っていただけるなら綾野くんは別にもう…(笑)」と葉山からのラブコールに応えた。

 ここでサプライズとして原作者のみきもと凛先生からの手紙が読まれた。「『きょうのキラ君』は、キュンキュンさせる物語でもありますが、根底にある人とのつながりを描きたいと思ってスタートさせました。キャストのみなさんがその部分をしっかり汲み取っていただけているんだと実感できてうれしかったです。中川さんのキラは全てのシーンに熱弁できるぐらい完璧なキラでした。中川さんがキラを演じ始めたころ、ツラそうな状況などをブログで拝見し、いたたまれない気持ちになりました。私もこのキャラを手探りで作り上げていったので、ときに悩むこともありました。同時に中川さんが本気でこの役に向き合ってくださっているんだと実感し、“この人がキラでよかった”と胸が熱くなりました。“主演・中川大志”という文字が私の宝物になり自慢になりました」とMCから読み上げられ、中川は「ちょっとズルいですよね、こういうのは。この現場は楽しいこともありましたが、正直僕の中ではツライこともいっぱいあって、毎日現場で悩むこともありました。でも初日を迎えられて、先生からもありがたいお言葉をいただいて、このタイミングで「きょうのキラ君」の作品に出会えたことが役者として宝物です」と感無量の面持ちで語った。

号キュンラブストーリー「きょうのキラ君」は絶賛公開中!
出演:中川大志/飯豊まりえ/葉山奨之/平祐奈/岡田浩暉/三浦理恵子/安田顕
監督:川村泰祐 原作:「きょうのキラ君」みきもと凛(講談社コミックス別冊フレンド刊)
脚本:中川千英子 脚本監修:松田裕子
主題歌:「今まで君が泣いた分取り戻そう」/[Alexandros](UNIVERSAL J/RX-RECORDS)
配給:ショウゲート 
©2017「きょうのキラ君」製作委員会
公式サイト:kirakun.jp