遠藤憲一が『世にも奇妙な物語』に初主演!ほろりと泣けるラブストーリー

ドラマ
2017年04月07日

『世にも奇妙な物語'17春の特別編』 遠藤憲一が、4月29日(土)放送の『世にも奇妙な物語’17春の特別編』(フジテレビ系)で放送される「妻の記憶」に主演することが決定した。遠藤は『世にも奇妙』初主演となる。

 遠藤が主演する「妻の記憶」の原作は、WEB漫画サイト「XOY」で連載されているオムニバスミステリースリラー作品「奇々怪々」のエピソードの1つ。奇妙だが、温かくてほろりと泣けるラブストーリーだ。

 遠藤演じる成田陽一郎は、接待や飲みに明け暮れ、毎晩遅くに帰宅する仕事ひと筋のサラリーマン。ある日、不注意で火事を起こした妻・春子(原田美枝子)が他界してしまう。ところがその葬儀の翌朝、食卓に朝食を並べる春子の姿が…。でもその姿は娘には見えないという。怨霊なのか、幻なのか…。実は生前、認知症を患っていたという春子。ごくまれに認知症患者自身の“忘れたくない”という強烈な意思によって、その記憶が残像となって時空間に定着するケースがあるという。こうして陽一郎と“妻の記憶”の奇妙な夫婦二人暮らしが再スタートするが…。

<遠藤憲一 コメント>

◇今作に出演が決まった感想は?

「20分程のストーリーの中におっかないとかびっくりとかだけではなく、おかしみとちょっと切なさみたいなものが入っています。その部分をしっかり出せるかどうかというところにすごく興味を持ったのと不安とが一緒にあり、とてもやりがいがあるなと思いました」

◇今作の見どころについて

「実際に(亡くなった)奥さんが日常に出てくるというのはないにしても、生きている時に“あぁ、もっとこうしておけば良かった”という後悔って誰でもあると思うんです。それが、現実にまたその姿が現れて、人には見えない幽霊だとしても、やり残してしまった優しさとかをちょっとでも出したいという気持ちは誰でもあると思うので共感できると思います。けれどもそのうち本当にいて当たり前のようになってしまい、そしてまた消えてしまうから、二重の悲しみみたいなものもありますが…。大切な人を失うということは誰でも経験しうるので、どこか共感していただけると思います」

◇役どころについて

「仕事に没頭して奥さんを顧みなかったのも悪気があったのではなく、何となく通り過ぎてしまって、奥さんが認知症になった時ももっとやれたことがあるのだろうけど、仕事にかこつけてやりきれてなくて…。そこを何とかしようとする面白みと悲しさを出し切ってみたいと思っています」

◇奥さんとのやりとりについて

「初めはびっくりしてしまって、危険はないのか、化けて出ているんじゃないのかと心配するけれども、だんだんそばに居る幸せというか、居て当たり前みたいになっていくところの面白さがあります」

◇実際に撮影してみていかがですか?

「CGを使ったり、細かい作業があるので難しいですね。あと、原田美枝子さんは大好きな女優さんで、過去にも夫婦役をやったことがあるので(関係性は)ばっちりなんですが、今回は勝手にこっち側がしゃべるだけで意思疎通ができない設定なので、そのバランスが面白いと思います」

◇視聴者へのメッセージをお願いします

「20分ぐらいの尺の中で、笑ってふっと感動してという世界を作り上げるのは難しいけれども、最後に“見て良かった”と思ってもらえるよう1シーン1シーン一生懸命やっています。『世にも奇妙な物語』は27年も続いているということで、その中で代表作になるように頑張りますので、ぜひ見てください」

『世にも奇妙な物語’17春の特別編』
フジテレビ系
4月29日(土)午後9時~11時10分

ストーリーテラー:タモリ

『妻の記憶』
<キャスト>
成田陽一郎…遠藤憲一
成田みどり…德永えり
高梨 徹…遠山俊也
 ・
成田春子…原田美枝子

番組サイト:http://www.fujitv.co.jp/kimyo/