ベッキー「頑張れそうです!」大西ライオンの熱烈エールに笑顔『LION/ライオン~』試写イベント

映画
2017年04月06日

『LION/ライオン~25年目のただいま~』試写イベント 4月7日公開の映画『LION/ライオン~25年目のただいま~』の試写イベントが開催され、宣伝隊長を務めるベッキ―と大西ライオンが登壇した。

 ベッキーは本作について「物語がまず素晴らしい!そしてこれが実話だと思うとすごいし、きれいごとだけじゃない世界の現状も教えてくれる。母の愛、家族の愛、いろんな愛を教えてくれます。そして本編のラスト2秒で一番の驚きと感動が押し寄せてきます!」と感想を語った。

 さらにGoogleEarthで生まれ故郷を探し出したという奇跡の実話について「たぶん、GoogleEarthって開発した人も、故郷を探すというよりは宇宙から自分のおうちをみると面白いよ、ということだったと思うんです、それがこういう奇跡の物語を生んでいたとは、すごいですよね」と。

 このイベントは、参加者が進路に悩む就活生やこれから就職活動に臨む大学生たち。ベッキーは「私が20歳のころは、既に大学に行きながらお仕事をしていて、ハードでした。でも自分の好きなことだからと毎日楽しんでいました。今では真似できないパワーがありましたね」と振り返り、悩める参加者による質問タイムがスタート。

 まず「人付き合いが苦手なのですが、今後就職して同僚などとどう付き合っていけばよいのか不安に思っています」という男子学生に、ベッキーは「私は周りに合わせすぎないことも大切だと思ってます。もちろん思いやりを持って先輩や同僚に合わせることも大切ですが、全部合わせると都合の良い人になってしまう。例えば70%合わせて30%自分を持とうとか、そういう自分らしさも持っておくようにすればよいと思います」と親身になって回答。

 続いて「ネガティブで落ち込みやすいのですが、就活で落ち込むこともあると思います、ベッキーさんは落ち込んだときどうしていますか?」という質問には「私もネガティブですよー。落ち込んだ時は、落ち込むだけ落ち込んで、どこかで区切りをつけるようにしています。過去は変えられないでしょ、だったらもう前を見て歩くしかないでしょ、頑張りなさい、と自分に言い聞かせるタイプなんですよ。私も以前オーディションに落ちまくってましたし、就活がうまくいかなくても、“もっと良い出会いがあるんだ”と思うようにしてはいかがでしょう」という実体験を踏まえたアドバイスを送った。

 さらに「私は今4年生なのですが、自分が何に向いているか迷走中で。ベッキーさんはどうしてタレントさんになると決めたのか教えてください」という質問には「TVが好きだったので、TVの中に入りたかった。好きなことだからその仕事に就く、という感覚でした。どうせ仕事をするならば、好きで興味があるほうが、後々辛いことも頑張れると思います」と。また、マスコミ志望の学生に自己アピールの方法を聞かれると、「私の考えでは、自分にどれだけ仕事に熱意があるか、見せるほうがよいのでは」とアドバイスしつつ「マスコミさんになったら、やさしくしてね!」と話し、会場を笑わせた。

 ここで、就活生たちへエールを送るため、映画のタイトルにちなんで大西ライオンが登場。「お前が一番迷ってんちゃうか、と言われそうですが」と言いながらも、本作を観た感想を「面白かったです!子供のサルーがいいですよね。ほんと上手で。この子が迷子になっていく中で、なんで誰も助けないんだよーとドキドキしながら見ていました」と熱く語った。

 悩める学生たちに向けては、「心配ないさ~♪」とおなじみのエールを送り、会場からは大きな拍手が起こった。さらに共演経験もあるベッキーからの「私も聞きたいな」とリクエストを受け「ではベッキーさんに向けて、いろいろありましたけど心配…心配ないさ~~~♪」と会場に響き渡る声で熱烈なエールを送り、ベッキーも「頑張れそうです!」と笑顔を見せた。

 最後にベッキーは「これから映画を見る方へは正直何も言わないで、いきなり見てほしいんです。いろいろな家族の愛を感じるし、悲しい世界の現状も知ることができる。そしてそれを超える感動が待っています!ぜひ最後の2秒まで目を離さずに楽しんでみてください!」と熱いメッセージを送った。

<ストーリー>
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。 インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ――。成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。サルーが抱えた心の大きな穴は、彼を飲みこまんとするほど増大し、遂に彼は決意する。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった“ただいま”を伝えるため、「家を探し出す――」と。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。

『LION/ライオン~25年目のただいま~』
4月7日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー

製作:イアン・カニング(『英国王のスピーチ』)
監督:ガース・デイヴィス

出演:デヴ・パテル(『スラムドッグ$ミリオネア』)、ルーニー・マーラ(『キャロル』)、ニコール・キッドマン(『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』)

提供:ギャガ、テレビ東京
配給:ギャガ

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