『ひるね姫』上海映画祭で上映!神山健治監督が舞台あいさつに登壇

映画
2017年06月19日

『ひるね姫』 第20回上海国際映画祭・パノラマ部門に正式招待された『ひるね姫』が、中国・上海市内の国泰映画館で上映され、神山健治監督が舞台あいさつに登壇した。

 映画祭期間中に5回行われる公式上映は、神山監督の新作とあって全チケットが即日完売。上映後は、観客から自然と拍手が沸き起こった。

 観客は主に10代・20代の若者(約150名)で、Q&Aのため登壇した神山監督に熱心な質問がたくさん寄せられた。「映画の重要な要素として人工知能を選んだのはなぜか」との問いに、神山監督は「日本には世代格差、世代間の断絶がある。その象徴がテクノロジ―。若い世代はソフト、上の世代はハードと分かれ、経済発展の障害になっているのではないかと思う。映画の中では象徴として人工知能が出てくる。主人公のココネは世代間をつなぐ存在」と思いを説明した。

 最後は、神山監督のサイン入りクリアファイルを求めてじゃんけん大会が行われ、会場は大いに盛り上がった。また、舞台あいさつを終えた神山監督の元には50名以上のファンがサインや写真撮影を求めて列を作り、神山監督もうれしそうに1人ひとりに応じた。

『ひるね姫』は既に45の国と地域での配給が決定しており、新たに中国での配給も決定した。

<ストーリー>
2020年 夏 東京オリンピックの3日前、私の家族に、事件が起きた。すべてを知るために、私は眠る。
岡山県倉敷市で父親と二人暮しをしている森川ココネ。何の取り柄も無い平凡な女子高生の彼女は、ついつい居眠りばかり。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。
進路のこと、友達のこと、家族のこと…考えなければいけないことがたくさんある彼女は寝てばかりもいられない。無口で無愛想なココネの父親は、そんな彼女の様子を知ってか知らずか、自動車の改造にばかり明け暮れている。
2020年、東京オリンピックの3日前。突然父親が警察に逮捕され東京に連行される。どうしようもない父親ではあるが、そこまでの悪事を働いたとはどうしても思えない。ココネは次々と浮かび上がる謎を解決しようと、おさななじみの大学生モリオを連れて東京に向かう決意をする。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。
ココネは夢と現実をまたいだ不思議な旅に出る。その大きな冒険の末に見つけた、小さな真実とは…。

<キャスト>
高畑充希、満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙・高橋英樹・江口洋介

<スタッフ>
原作・脚本・監督:神山健治
主題歌:「デイ・ドリーム・ビリーバー」森川ココネ(ワーナーミュージック・ジャパン)
企画製作:日本テレビ放送網
制作プロダクション:シグナル・エムディ
配給:ワーナー・ブラザース映画

映画公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/hirunehime/
映画公式twitter:@hirune_hime

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