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映画「地獄愛」公開前夜祭で世界のシリアルキラーを徹底解剖

127615_01_R 7月1日(土)より全国順次公開中の映画「地獄愛」。1940年代に約20人の女性を殺害、その後電気椅子で処刑された実在の殺人鬼カップルの事件を基に作られた本作。同事件を題材にしている「ハネムーン・キラーズ」も同日よりリバイバル上映されている。

「地獄愛」で描かれるのは、どうしようもなく滑稽で、いとおしく、強く共感のできる男女の性。出会い系サイトで知り合ったシングルマザーと結婚詐欺師の殺人巡業という、マニアックなホラー映画の一面を持ちながらも、相手を深く愛するが故に抑えきれない嫉妬心にどこか共感してしまうエモーショナルなラブストーリーだ。そんな本作の公開に先立ち、「世界のシリアルキラーナイト」と題した公開前夜祭が開催された。

 公開前夜祭に登場したのは、「映画秘宝」などで活躍中のライター・柳下毅一郎、てらさわホーク、そして「ハネムーン・キラーズ」の大ファンだという古澤健監督。イベントでは、両作品のモデルとなった殺人鬼カップルに始まり、世界津々浦々の殺人鬼をゲストたちがひもといていった。

 愛するが故の殺人を主張した実在のカップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスに対して、「“愛の逃避行”と言っているが理屈に合わない」と柳下は一蹴。両作品で描かれている、愛と嫉妬に苦しみ、もがきながらも決してお互いを見捨てることのできない2人に、古澤監督は「実際の殺人カップルって合理的な行動をしないな」と。愛を言い訳に殺人を繰り返すカップルの姿に対する「満腹中枢がマヒしてきて、あぁ、これって愛なのかな?と錯覚してくる」との言葉に場内からも笑いが起きた。てらさわは、実録殺人鬼ムービーの予告編を持参。この度公開される2作品に似ている作品として、テレビ映画「モンスター 少女監禁殺人」を紹介するが、そのモデルとなった夫婦が犯した快楽殺人の実態を柳下が説明すると、ゲストが思わず「最低」と声をそろえる場面も。また、古澤監督は自身の“殺人スクラップ”から一部を披露。“一途”では片付かない日本の女犯罪者たちが抱える執着心を明かした。

「地獄愛」「ハネムーン・キラーズ」は現在公開中。

<ストーリー>
シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師だった。グロリアはミシェルに出会ったとたん深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないよう強要する。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつしかその異常な愛を心地よく感じるようになり、きょうだいと偽りともに結婚詐欺をする道を選ぶ。

<スタッフ&キャスト>
監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演:ロラ・ドゥエニャス、ローラン・リュカ、エレーナ・ノゲラ

公式HP:http://2killersinlove.com/

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