佐々木譲が描く初リーガル・サスペンス!『連続ドラマW 沈黙法廷』WOWOWで9・24放送

エンタメ総合
2017年07月16日

129748_01_R 直木賞作家・佐々木譲の同名小説をドラマ化した『連続ドラマW 沈黙法廷』が、WOWOWにて9月24日(日)より放送。これに先駆け、佐々木のコメントが公開された。

「廃墟に乞う」「警官の血」など数々の警察小説で知られる佐々木の初法廷ミステリー作品を映像化した本作。「警察小説では書きにくい逮捕後のドラマを描けると思いました」と語る佐々木が、裁判員制度導入後の法廷劇を緻密に描く。脚本を務めるのは、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』などを手がけた尾崎将也。本作では、警視庁と埼玉県警によって繰り広げられる緊迫の逮捕劇、事件を過熱報道し世論を誘導するマスコミや、貧困が生み出す現代社会の実態などもふんだんに盛り込まれ、多くの社会的要素も見どころの1つとなっている。

【佐々木譲のコメント】
「沈黙法廷」は、わたしにとって最初のリーガル・サスペンスだ。お年寄りの殺人事件から始まる警察捜査小説にプラスして、被疑者が起訴された後の裁判の、その劇的な対立も描いた。被告席に立つ者は、無罪か、それとも有罪か。判決はどう出るのか?この法廷に生まれるドラマは濃密で、何度も何度も攻守は交代する。原作のその読みどころを、ドラマはどのように描いてくれるのだろうか。被告・山本美紀の人生を、どのように照らしてくれるのだろうか。楽しみだ。

【ストーリー】
連続する老人の不審死。捜査線上に浮上したのは家事代行の女だった! 無罪を主張する女は、証言台で突然口を閉ざした――。なぜ、彼女は沈黙したのか。
東京都北区の赤羽で、一人暮らしの老人が絞殺体で発見された。赤羽署の刑事達は警視庁と組み捜査を開始する。付近住民によると、被害者宅には時折、ある女性が出入りしていたという。個人営業の家事代行業者をしているという、山本美紀という女だ。彼女の自宅マンションの前には、別の埼玉県警の警察車両も訪れていた。なんと、彼女の仕事先では、他にも複数の不審死が発生していたのだ―。連続殺人犯としてマスコミの報道は過熱する。彼女は一体、何者なのか、何が真実なのか?! 警察、マスコミ、彼女を信じる者ー。三者三様の視点から、美紀の人生が徹底的に炙り出されていくー。 彼女は悪女かー、淑女かー。

【放送情報】
『連続ドラマW 沈黙法廷』(全5話)
9月24日 毎週日曜 後10・00 ※第1話無料放送 [WOWOWプライム]
原作:佐々木譲「沈黙法廷」(新潮社刊)
脚本:尾崎将也(連続テレビ小説『梅ちゃん先生』)、三浦駿斗(『連続ドラマW 社長室の冬』)
監督:村上牧人(『連続ドラマW 社長室の冬』『連続ドラマW 誤断』)、東田陽介(『水族館ガール』)
『連続ドラマW 沈黙法廷』特設サイト:
http://www.wowow.co.jp/dramaw/chinmoku/