玉木宏『のだめカンタービレ』以来のクラシック関連番組に手応え「僕にとって財産になる」

エンタメ総合
2017年07月19日

130080_01_R スーパープレミアム「玉木宏 音楽サスペンス紀行 マエストロ・ヒデマロ 亡命オーケストラの謎」(BSプレミアム)が7月29日(土)後8・00より放送。これに先駆け、NHK放送センターで行われた取材会に、ナビゲーターを務める玉木宏が登壇した。

 玉木がヨーロッパ各地を巡り、戦前のドイツを拠点に活躍した日本人指揮者・近衛秀麿にまつわる謎の解明に挑んでいく本番組。玉木は「番組を通してクラシックを伝えていくのは、『のだめカンタービレ』という作品以来です。あらためて勉強し直しましたし、現地で自分の目で見て、お話を聞いて、残された資料が正しいのか辿っていくのはとても楽しかったです」と約3週間にわたるヨーロッパの旅を振り返る。

 また、テーマとなっているマエストロ・ヒデマロについては「事実は分からないところも多々ありますが、1人の人間として“助けられる人は助ける”という行動をなさっていたんだとしたら、同じ日本人から見たら誇らしいですよね。自らの命を危険に犯してまでも、身を持って行動に移した彼のパワーはやっぱりすごい」と言い、「全ては想像になってしまいますが、彼は音楽や、音楽家たちの才能を守りたかったのかもしれないし、人として自分がどう立ち回れるか、と感じたことが彼を突き動かしたのかもしれない。とにかく多くの人から愛された人じゃないかな」と思いを寄せるひと幕も見られた。

 最後に玉木は「僕は、いろんなことを自分の目で見て感じることが重要だと思っていて。今回は近衛さんが起こした行動、やってきたことを知ることで“人としてどうあるべきか”という深いところまで考えさせられました。この旅に触れられたことが僕にとって財産になると思います」と感慨深めに語っていた。

 スーパープレミアム「玉木宏 音楽サスペンス紀行 マエストロ・ヒデマロ 亡命オーケストラの謎」
BSプレミアム
7月29日(土)後8・00