超特急カイ「女子ばかりでイジられまくった」映画『ハローグッバイ』トークイベント

映画
2017年07月21日

映画『ハローグッバイ』トークイベント 映画『ハローグッバイ』のトークイベントが行われ、超特急の小笠原海と菊地健雄監督が登壇した。

 映画『ハローグッバイ』は”孤独”と”秘密”を抱える正反対の2人の女子高生・はづき(萩原みのり)、葵(久保田紗友)を主人公に、2人の間に友情が生まれる様子を繊細に描く物語。小笠原ははづきの元彼・尊を演じる。

 本作について小笠原は「脚本を見たときの想像が違い、より瑞々しく甘ずっぱい感じがしました。あと、主演二人の目が印象的でした」と語った。そして、小笠原が演じた尊について菊地が「ある種ひどい役柄だったけど、小笠原さんならイヤな奴というより等身大の天真爛漫さを残して演じてくれると思った」と話すと、小笠原は「演技ときちんと向き合うのが初めてだったのでどうすればいいのか分からなかったし、すごく緊張しました。今も緊張しています(笑)」と謙遜した。

 また、小笠原は「撮影に入る前、監督から『現場を積極的に引っ張って!』と言われたから、よし引っ張るぞ!という気持ちで行ったのですが、現場に入ったら女子ばかりですごいイジられまくってしまって(笑)。でも、すごく楽しかったです」と笑顔で振り返った。

 自身の高校時代について尋ねられた小笠原は「男子がクラスに7人くらいしかいなくて、まさに撮影の時と同じような状況で女子ばっかりだったんですが、割とクラスの中心にいるような感じではづきに近い感じでした。ちなみに映画の中で、『バスケしかねぇ!』ってアドリブ言ってるんですが、僕サッカーやってました(笑)」と笑いを誘った。

 最後に、菊地は「この作品は、小笠原さんをはじめ、若いキャストに助けてもらい完成しました。多くの人に見ていただき、いろいろな見方のできる作品になったと思います。ぜひ、何度も見て、何か心に残るものがあったら皆さんの声を届けてほしい」、小笠原は「約1年前、わずか8日間という短い期間に一心を注いで撮影した作品です。よりたくさんの人に観ていただき、ふと友達に連絡してみたくなったり、何かのきっかけになる作品になればいいと思っています」とメッセージを送った。

映画『ハローグッバイ』
全国順次公開中

監督:菊地健雄
脚本:加藤綾子
プロデューサー:平林勉

出演:萩原みのり、久保田紗友、渡辺シュンスケ、渡辺真起子、小笠原海(超特急)、岡本夏美、松永ミチル、望月瑠菜、桐生コウジ、池田良、川瀬陽太 /木野花/もたいまさこ

制作・提供:Sony Music Artists Inc.
配給:アンプラグド

公式HP:http://hello-goodbye.jp/

<ストーリー>
高校生のはづき(萩原)と葵(久保田)は、同じ教室にいながら交わることのないクラスメートだ。葵は、クラスで「委員長」と呼ばれる優等生だが、仕事で忙しい両親を持つために家ではいつも孤独である。その寂しさを紛らわせるために万引きを繰り返していることは、誰にも言えない秘密だ。一方はづきは、クラスでも目立つ存在だが、元彼との間に子供が出来てしまったのではないかと一人悩んでいた。そんな二人は、ある認知症のおばあさんと出会い、想いを伝えられなかった初恋の人にラブレターを渡したいというおばあさんのために一緒に初恋の人を探そうと決める。