池上彰「観たら誰かに教えたくなる!」映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』試写会

映画
2017年07月27日

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』トークイベント付き試写会 7月29日(土)より全国公開される『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』のトークイベント付き試写会に、ジャーナリストの池上彰が登壇した。

20年ほど前に主人公のレイを本で存在を知ったという池上は、本作の感想として「(レイは)非常にアグレッシブな人物。ここまでやらなければならないのか、もしくはこれだけやったからこそ、帝国(マクドナルド)を築くことができたのか―。映画を観た人がそれぞれ判断を任される、そんな作品です」とコメントした。

映画のタイトル「ファウンダー」について聞かれると、「ものすごい皮肉です。はたして創業者は誰か、という問題に行き着きます。この30秒でハンバーガーを提供するシステムのファウンダーはマクドナルド兄弟。マクドナルドの店を帝国にしたのはレイですから。今の時代だったら、パクっちゃえばいいことなんです。でもレイはこの<マクドナルド>に固執したんですね。なぜか?それが映画の最後に明かされるんですよ。ネタばれになるからここまで!アメリカの資本主義はこういう人たちがいるから発展したんですね。日本人はマクドナルド兄弟へ共感を得る人が多いと思います。だから日米の経済の違いが出てくる。日本がデフレを突破できないのは、そういう見方できるんじゃないでしょうか」と解説。さらに「観たくなるでしょう?観たら観たで、知らない誰かに教えたくなる、そんな映画なんです!」と絶賛し、会場を沸かせた。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は、7月29日(土)から、角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿、渋谷シネパレスほかで全国上映される。

映画『ファウンダー』
7月29日(土)角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿、渋谷シネパレスほか全国ロードショー

<ストーリー>
52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店『マクドナルド』があった。“スピード・サービス・システム”やコスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、兄弟を説得し契約を交わす。次々にフランチャイズ化を成功させていくが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟と全面対決へ突き進んでいく――。

提供:KADOKAWA、テレビ東京、BSジャパン、テレビ大阪
配給:KADOKAWA

公式サイト:thefounder.jp