東京国際映画祭・東京グランプリ作品「ブルーム・オブ・イエスタデイ」BD&DVD 4・4発売

映画
2018年01月17日

「ブルーム・オブ・イエスタデイ」 第29回東京国際映画祭で東京グランプリ賞とWOWOW賞をダブル受賞した映画「ブルーム・オブ・イエスタデイ」のBlu-ray&DVDが4月4日(水)に発売されることが決定した。

 ナチスを根底のテーマにしながらも、笑いありセクシーありのフレッシュな魅力が炸裂した「ブルーム・オブ・イエスタデイ」。歴史を背負ったドイツの映画だからこそ成し得る、ぶっ飛んだ毒舌とブラックジョーク。希望にあふれた鮮やかな終幕も必見の作品だ。

 監督は、映画「4分間のピアニスト」のクリス・クラウス。自身が体験したエピソードにヒントを得て本作を作り上げた。トトに扮するのは「パーソナル・ショッパー」などオリヴィエ・アサイヤス監督作品で知られるラース・アイディンガー。ザジに扮するのは、ダルデンヌ兄弟監督の「午後8時の訪問者」のアデル・エネル。フランスで最も注目されている彼女が、本作ではセクシーなシーンにも体当たりで挑んでいる。

 Blu-ray&DVDには、特典映像としてキャストのインタビューやメイキング映像、日本版劇場予告編などが収録される予定。

<ストーリー>
ホロコースト研究所に勤めるトト(ラース・アイディンガー)は、ナチス親衛隊の大佐だった祖父を持ち、一族の罪に真剣に向き合うあまり心はいつも不安定。さらに、2年もかけて企画した“アウシュヴィッツ会議”のリーダーから外されてしまう。最悪の精神状態で、フランスから来るインターンのザジ(アデル・エネル)を迎えに行く。到着した彼女は、トトの下で研修できることに感激したのも束の間、迎えの車がベンツだと知ると、激しく怒り出す。ユダヤ人の祖母が、ベンツのガス・トラックでナチスに殺されたというのだ。トトは猫の目のようにコロコロと気分が変わるザジにあぜんとし、ホロコーストの被害者の孫なのに、何かと歴史を茶化す、ザジの破天荒なユーモアにも我慢ならなかった。
ある日、会議を欠席すると言いだしたホロコーストの生還者で女優のルビンシュタインを説得する役目を担った二人。トトはここでも「あの悲劇を分かってない」とお門違いの暴言を吐き、女優を怒らせてしまった。帰り道ヤケになってネオナチの屈強な男たちにケンカを売り、返り討ちにされたところをザジに助けられるトト。ザジの寝室で手当てを受けていたトトは、目を疑う“ある物”を見つける──。

「ブルーム・オブ・イエスタデイ」Blu-ray&DVD
4月4日(水)発売
DVDレンタル同日開始

Blu-ray ¥4,700+税
DVD ¥3,800+税

収録時間:本編126分+特典映像

<特典映像>
1)キャストインタビュー&メイキング映像
2)日本版劇場予告編

発売元:株式会社キノフィルムズ/木下グループ
販売元:ポニーキャニオン

<キャスト>
ラース・アイディンガー(「パーソナル・ショッパー」)
アデル・エネル(「水の中のつぼみ」「午後8時の訪問者」)
ヤン・ヨーゼフ・リーファース(「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」)
ハンナー・ヘルツシュプルング(「4分間のピアニスト」)

<スタッフ>
監督:クリス・クラウス(「4分間のピアニスト」)
プロデューサー:ダニー・クラウス(「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」)
撮影監督:ソニア・ロム(「CLUBファンダンゴ」)
音楽:アネッテ・フォックス(「4分間のピアニスト」)

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