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「セッションズ」上映後にFOXサーチライト作品を語り尽くす!

「映画『セッションズ』大絶賛公開記念FOXサーチライトの魅力を語る!トークイベント」に登壇した映画ライターの清藤秀人(左)と、20世紀FOX映画の平山義成(右)

 絶賛公開中の「セッションズ」からウェス・アンダーソン監督の新作「グランド・ブタペスト・ホテル(仮)」まで、FOXサーチライト作品の魅力を語りつくす「映画『セッションズ』大絶賛公開記念FOXサーチライトの魅力を語る!トークイベント」が、12月25日(水)、東京・新宿の新宿シネマカリテにて行われ、映画ライターの清藤秀人、20世紀FOX映画の平山義成が登壇した。

「セッションズ」は、FOXサーチライト創立20周年プロジェクト第1弾作品として公開中の映画。首から下が動かせないという重度の障害を持つ詩人・ジャーナリスト、マーク・オブライエンの実話をもとに、彼と彼を取り巻く人々の姿をユーモラスに慈愛に満ちた目線で描いた名作。

 12月6日の公開以降寄せられ続ける観客からの反響を受けて開催された今回の上映後のトークイベント。「セッションズ」の魅力を「脇役に至るまで、登場するキャラクター全員が素敵なところ」だと語る清藤秀人は、アットホームな会場で「皆さんも主人公マークと、ヘレン・ハント演じるセックス・セラピストのシェリルとのやり取りを通して、人生を再発見されたのではありませんか?この2人のケミストリーが周りの人達にもケミストリーを引き起こしていくんですよね。それが面白い」とコメント。

 さらに「何といってもこの作品は全米キャスティング協会賞も受賞しただけあって、脇役がすてき!マークに聞かれて、自分の性体験をフランクに話すヘルパーの女性ヴェラ、おじさんのヘルパー、ロット。彼らが何の隔たりもなくマークと会話する、そのハードルの低さというのが素晴らしいと思います。偏見を持っている人として、また持っているけどそれを隠しているようなキャラクターは登場しないんです」「ウィリアム・H・メイシー演じるブレンダン神父は、ハンディーキャップを語る上でユーモアというものがいかに大切なのか、教えてくれるキャラクターで、マークが最初に恋をした女性に振られたときに、彼がかける言葉がまたいいんです。“ようこそ、人間の世界へ”という言葉。ヘビーな内容の中で、コメディーの要素の大切さを示してくれます」とさまざまな角度から魅力を語った。

 いっぽう、「私にとっても、仕事を抜きにして気持ちを揺さぶられる1本でした」と語る20世紀FOX映画の平山義成は、「FOXサーチライトは1994年に設立され、来年20周年を迎えます。『セッションズ』も公開までに時間がかかりましたが、こういった作品を小規模ながらもしっかり劇場公開していきたいです」と決意表明。

 清藤も「あの『フル・モンティ』から20年近くも経っているとは驚きましたが、FOXサーチライトは企画が通りにくいハリウッドで、チャレンジングな仕事をずっとしていますね。『セッションズ』も、ハンディキャップを持った人の性体験というコアな世界から、愛とセックスの関係という広い世界まで導いてくれる。アート・シネマのアートというのはこういうことを意味するんじゃないでしょうか。アカデミー賞を獲った『ブラック・スワン』も、多重人格という犯罪映画的なテーマを自我と対峙するバレリーナの物語にして、誰もが思い入れを持てる着地にしていてよかった!」と感激。

 さらに、平山は「配給する立場としては厳しいですが、シェリルの役柄からの判断で『セッションズ』はR18成人指定での公開となりました。ありのままの形で作品を見ていただくことを最優先し、見る方の判断に委ねたいな、と思いました」など、「セッションズ」公開に至る裏話を披露。「シェリルは『自分は売春婦ではない』と言っていましたが、皆さんはどう思いますか?」と問いかけた。

 また、本作に続いて1月31日(金)に公開される「ザ・イースト」とこのイベント限定で先行公開となるウェス・アンダーソン監督の最新作「グランド・ブダペスト・ホテル(仮題)」の予告をスニークプレビュー(=内容を全く知らせずに)上映。

 清藤は「『グランド・ブダペスト・ホテル(仮題)』は個性派、演技派の俳優が総出演ですね!コアな世界から広い世界へ、というサーチライトの中で、ウェス・アンダーソンは異色ですよ。今回はタイトルからして“グランドホテル”の話ですが、そこからどんどんと彼独特の小さな世界へ入っていくという印象です。もう1本の『ザ・イースト』は、主演の女優ブリット・マーリングが自分の体験を元に製作・脚本も務めていますね。次世代のジョディー・フォスターとも呼べる存在です」と解説。

 最後に、多くの人々に愛された俳優ジェームズ・ガンドルフィーニの遺作となった、バツイチ同士の恋愛を描いた作品「Enough said(原題)」の公開も平山から発表された。

 映画「セッションズ」は、映画サイトのレビューでトップを飾るなど、好評公開中。「ザ・イースト」は2014年1月31日(金)全国公開。

★『セッションズ』公式Facebook(https://www.facebook.com/FoxSearchlightJP
<概要>
首から下が動かせないという重度の障害を持つマークは、自らが“鉄の肺」”と呼ぶ巨大な呼吸器の中に横たわり、一日の大半を過ごしている。
唯一の楽しみは、ヘルパーがベッドごと運んでくれる数時間の散歩のみだ。
それでもマークは自分の人生を全く悲観していない。
38歳で恋をしたマークは“愛する女性と精神的にも肉体的にもつながりたい“という願いを抱くようになり、思い切ってセラピストの“セッション”を受けることを決意するが…。
障害を抱えた人生を臆することなく“生ききった”詩人でありジャーナリストのマーク・オブライエンの実話をベースにした、愛とユーモアに満ちた大人のための感動作。
サンダンス映画祭ほか、4つの映画祭で観客賞を受賞。
■監督・脚本:ベン・リューイン
■原案:”On Seeing A Sex Surrogate” byマーク・オブライエン
■出演:ジョン・ホークス、ヘレン・ハント、ウィリアム・H.メイシー、ムーン・ブラッドグッド、アニカ・マークス
■配給:20世紀フォックス映画
■提供:FOXサーチライト・ピクチャーズ
■R18+
(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX

★『ザ・イースト』公式Facebook(https://www.facebook.com/FoxSearchlightJP
<概要>
環境汚染や健康被害などをもたらす企業を狙い、「目には目を」の過激な報復活動を行う環境テロリスト集団“イースト”。
元FBIエージェントのサラはクライアント企業を彼らのテロ行為から守るため、“イースト”への潜入捜査を命じられる。
アジトに潜り込んだサラはその過激なやり方に反発を覚えるが、健康被害を被っている人たちの実情を知るうちに、彼らの理念に徐々に正当性を感じるようになる。
また集団を率いる謎多きカリスマ・リーダーのベンジーに、いつしか惹かれている自分にも気づくのだった。
捜査員としての使命感か、自分の倫理観か。“イースト”の最後にして最大のテロ実行までのタイムリミットが迫る中、サラの下した決断とは―。
『サウンド・マイ・ボイス』(原題)でサンダンス映画祭での長編映画監督デビューを飾った
ザル・バトマングリ監督と、『アナザープラネット』で注目を浴びたブリット・マーリングが
再びコンビを組んだ衝撃作。
■監督・脚本:ザル・バトマングリ
■脚本:ザル・バトマングリ/ブリット・マーリング
■出演:ブリット・マーリング、アレキサンダー・スカルスガルド、エレン・ペイジ、ジュリア・オーモンド、パトリシア・クラークソン
■配給:20世紀フォックス映画
■提供:FOXサーチライト・ピクチャーズ
(c)2013 TWENTIETH CENTURY FOX

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