福山雅治「スケール感あふれるオール日本ロケを堪能して」映画「マンハント」公開記念舞台挨拶

エンタメ総合
2018年02月19日

159494_01_R 福山雅治とチャン・ハンユーがW主演、ジョン・ウーが監督を務めた映画「マンハント」の公開記念舞台挨拶が行われ、福山雅治、桜庭ななみ、池内博之が登壇した。

 本日本映画への愛にあふれるジョン・ウー監督が日本でのオールロケを敢行し、高倉健主演でも映画化された原作「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ」の再映画化に挑んだ本作。世界中のアクション映画ファンを熱狂させたジョン・ウー監督独自のアクション流儀はそのままに、W主演を務めるチャン・ハンユーと福山雅治のほか、謎のヒロイン・真由美に大抜てきされた中国の歌姫チー・ウェイ、女殺し屋レインには韓国でアクション女優としても人気のハ・ジウォン、25年ぶりにジョン・ウー作品出演となる國村隼に加え、竹中直人、倉田保昭、斎藤工、桜庭ななみ、池内博之、TAO、田中圭といったアジアが誇る実力派俳優たちがスクリーンの中で躍動する。

無実の罪を着せられ逃亡する弁護士ドゥ・チウをチャン・ハンユー、彼を追う、真実こそが正義と信じる刑事・矢村聡を福山雅治が演じ、2人を中心に繰り広げられる激しいアクション活劇は、ベネチア国際映画祭やトロント国際映画祭など世界各国の映画祭をはじめ、2017年11月に公開された製作本国の中国でも大きな話題をさらった。

満員の観客の興奮と熱気があふれる会場に登場した福山、桜庭、池内がそれぞれ観客に挨拶の言葉を述べ、舞台挨拶が始まった。

2月9日(金)より日本公開しており、アクションもすばらしいと話題沸騰中の本作。MCがすでに映画を見た観客からは「今までで一番戦闘能力の高い“ましゃ”にドキュン!」という感想が上がっているという。これを聞いた福山は、「今までそもそも戦闘してこなかったので今回初めてに近しいんですけども、僕も実際に完成した作品を見てそう思いました」と納得の様子。加えて「これまで拳銃を持つこともなかったので、回転している感じとか銃口の向きとか監督のこだわりもあり何度も練習しました。普段から携帯して、家でも触ったりして手に馴染むように」と、当時のエピソードを明かした。
続いて、ジョン・ウー監督ならではのアクロバティックな演出の数々を経験した心境を聞かれると、福山は「監督はスケールが大きいんです」と話し、池内も「どこかのシーンで実弾使えないかという提案が監督からあったそうで…(笑)」と、ウー監督ならではの撮影秘話を語った。

また、本作の見どころの一つでもある、福山演じる矢村刑事とチャン・ハンユー演じるドゥ・チウの水上バイクを使ったアクションシーンの撮影について、福山さんは「水上バイクのシーンは決死の覚悟で臨みました。というのも、なかなか深い緑色をした川だったので…ネットで水質を調べました(笑)」と撮影を振り返り話すと会場から大きな笑いが。
新人刑事・里香を演じ中国語、韓国語が堪能な桜庭は、ほかの女性共演者とのエピソードを聞かれ、チー・ウェイとハ・ジウォンと食事にいったエピソードを披露。「映画の中ではお二人ともすごくかっこいいんですが、食事をしながらガールズトークをしました。楽しかったです」と笑顔で明かした。

さまざまな国のスタッフが集結した本作の制作現場を振り返り、日本の現場との違いを聞かれると、「いろいろなことが変わりながら進行していく現場なんですよ。桜庭さんなんか2回クランクアップしてますからね」と、福山さんが暴露。すると桜庭が「クランクアップして東京に戻った1か月後くらいに、『また岡山来てください』と言われて…(笑)」と当時を振り返った。さらに池内が「突然、来てください!って言われますからね。僕なんて、最初に聞いていた役と変わりましたからね(笑)」と驚がくのエピソードを明かし、会場も騒然とした。加えて「あんなに温厚な監督がどうしたらこんなにハードなアクション映画を撮られるんだろうと思います」と監督の印象を語っていた。

劇中で見事な太刀捌きを披露している福山だが、「初めは柔道でとアクションチームと打ち合わせをしていたんですが、それを撮ったとき、少し分かりにくということになり、監督が武士道を好きだったこともあって剣道はどうですか?という提案をしたら、日本刀使ってみましょうということになりました」と、そのシーンが撮影された経緯を明かした。
そして、今後挑戦してみたいことを聞かれて「今度は銃を握りたいです!」とアクションへの意気込みをみせる桜庭に対し、池内は「僕は踊りたいですね、サルサとかタンゴとかもやってみたいですね」と、冒頭のシーンを連想して語った。それに続き福山も「僕も人生に一度くらいは踊ってみたいですね」と言い、会場からは期待の歓声が上がった。

最後に、「ぜひこの作品の感動と興奮をたくさんの人に宣伝してください!」と池内、「まるでアトラクションに乗った後のようなドキドキする作品になりました。見ていただいた方にもそんな気持ちで楽しんでいただきたいです」と桜庭がコメント。そして福山は「このスケール感で、オール日本ロケでアクションを撮るということが、今後あるのかなと思うほどの映画になっています。見終わってスカッとした作品に仕上がっていると思います。まだまだ絶賛公開中です。よろしくお願いいたします」とメッセージを送り、舞台挨拶は幕を閉じた。

<作品情報>
映画「マンハント」 現在公開中
■STORY
実直な国際弁護士ドゥ・チウが目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。何者かにハメられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。真実こそが正義と信じる刑事の矢村は独自の捜査で彼を追っていく。鍵を握るのは謎の美女・真由美。ドゥ・チウに近づくほど、この事件に違和感を覚え次第に見解を変えていく矢村。そしてついにドゥ・チウを捕えた矢村は警察への引き渡しをやめ、共に真実の追及を決意する。身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人の追われながらの真相究明。果たして事件の裏にはどんな陰謀が隠れているのか。
■CAST
主演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン
友情出演:國村隼
特別出演:竹中直人、倉田保昭、斎藤工
共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠
■STAFF
監督:ジョン・ウー
原作:西村寿行「君よ憤怒の河を渉れ」(徳間書店刊 および 株式会社KADOKAWAの同名映画)

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