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舞台『魔界転生』天草四郎役・溝端淳平らが没後380年の命日に島原を訪問

『魔界転生』 日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』で天草四郎を演じる溝端淳平と演出の堤幸彦、脚本のマキノノゾミが、天草四郎没後380年の命日となる4月12日に、島原・天草由縁の地で慰霊・鎮魂の祈りを捧げ、舞台の成功を祈願した。

 舞台『魔界転生』は、ゆかりの地、天草・島原がある九州の福岡・博多座で10月に開幕し、11月に東京・明治座、12月に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。大阪公演は、読売テレビ開局60年記念舞台として開催される。

 溝端、堤、マキノが最初に訪れたのは、島原の乱(江戸時代初期に起きた大規模なキリシタン一揆)の主戦場となった長崎県南島原市の原城跡。4月12日は、島原の乱で総攻撃が行われ、原城が落城、総大将の天草四郎が討ち取られた日。つまり天草四郎の命日で、2018年は没後380年にあたる。3人は古戦場の城跡、天草四郎の銅像、天草四郎のお墓などを巡り、慰霊・鎮魂の祈りを捧げ、舞台の成功を祈願した。

 その後、一行は、天草四郎の生まれ故郷である熊本県の天草諸島へ移動。天草キリシタン館や殉教公園、天草四郎ミュージアムなどを訪れ、キリシタンの歴史資料に触れ、作品のイメージや構想を膨らませた。

<天草四郎役:溝端淳平コメント>
天草四郎役をやらせて頂く上で、ちょうど380年の命日にこうやってその場所に来られて、役作りの上でこんなにぜいたくでありがたいことはないと思います。墓前には、「今度天草四郎さんを演じさせて頂きます」という謙虚な気持ちで手を合わせました。言葉で言い表すのは難しいですが、この場の風や空気・においなどいろんなものを感じ取って、持ち帰って、天草四郎を演じる時に役立たせたいと思います。(誰かを蘇らせることができるとしたら)天草四郎ご本人にこの場でひと目お目にかかれたらこんなに素敵なことはないと思います。
台本はまだこれからで、どういう舞台になるのかとても楽しみで仕方がないですし、こうやって堤さん、マキノさんと一緒に、実際に天草四郎の、島原の乱の地に立ったという経験は、絶対にいい舞台を作るのに繋がると思います。あとはお二人に身を委ねながら精いっぱい天草四郎を演じたいと思います。素晴らしい舞台になると思いますので、是非たくさんの方に観に来て頂きたいです。

<演出:堤幸彦コメント>
以前、島原で「まぼろしの邪馬台国」という映画を撮らせて頂いたことがあるのですが、あらためて芝居を作るにあたってこの場所に来て感じるのは、風と海の音に強い印象があります。380年前も500年前も同じ音がしていただろうし、この日差しも同じだっただろうと思うと、本当に来てよかったです。これを出発点にして、どんなストーリーができるのか、どんな人がいて、そして死んでいったのかと、それがこの舞台の始まりになると思います。
「魔界転生」はお芝居なので架空のストーリーですし、多くの方がご存知の話ではありますが、墓前には、天草四郎さんに「お名前をお借りします。最後まで人々に感動を与えるものを作りたいと決意しています。」とお伝えしました。また、四郎の美しさが見どころになると天草四郎さんの前で誓います(笑)。
皆さんがご存知の話に、マキノさんが大胆にアレンジを加えて頂き、3時間ほどの息をもつかせぬ「なるほどそう来たか」という話になると確信しています。私はキャストの皆さんと面白おかしくテンポよく作り上げていくことが勝負であり、いま舞台でできる最新のテクニックやマジックに近いような演出を取り入れ、スピーディーでスリリングな舞台にしていきますし、それが最大の見どころになると思います。

<脚本:マキノノゾミコメント>
(原城跡に来て)印象的だったのが、風の音と海の音、そして日差しです。380年前の今日という日に戦が終わり、天草四郎が討ち取られたのだとするなら、歴史上はとても血塗られた日だったけれども、実際にはこんな風光明媚な場所でこんな穏やかな日だったかもしれないと思うと、実際にこの場所に来て、この空気を吸い、この音を聞くと、想像力がかき立てられるものがあります。
天草四郎は実在し、非業の最期を遂げられた方ではありますが、もともと芸能の出発点が死者を慰撫するものという原点があるので、我々がワクワクする芝居を作ることによって天草四郎の御霊が慰められるのではないかと思います。私は、実在した方を登場人物に物語を書くことが多く、本人たちに草葉の陰で見て頂き、その人が苦笑いされるようにというのを夢想しながら書きますので、今回もできることなら天草四郎や(柳生)但馬守、柳生十兵衛たちに芝居を観て、少し苦笑いで帰ってもらえたらと思います。
山田風太郎さんの原作が小説として抜群に面白いので、それをどうやったら舞台で面白くなるのか、かなり大胆な再構築しないと面白さを伝えきれないものになってしまうので、作品と格闘する気持ちで新しい「魔界転生」を作り出そうと意気込んでいます。それを堤監督の最新の演出術を駆使して頂いて、全編見どころの作品になると思います。

日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』

原作:山田風太郎(角川文庫刊)
演出:堤幸彦
脚本:マキノノゾミ

<出演>
上川隆也、溝端淳平、高岡早紀、村井良大、松田凌、玉城裕規、木村達成
猪塚健太、山口馬木也、藤本隆宏、浅野ゆう子、松平健 ほか

■福岡公演
10月6日(土)~28日(日)
博多座

■東京公演
11月3日(土・祝)~27日(火)
明治座

■大阪公演
12月9日(日)~14日(金)
梅田芸術劇場メインホール

企画・製作:日本テレビ

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