北川景子がドラマスペシャル『指定弁護士』で初の弁護士役!バディ役に北村一輝

エンタメ総合
2018年08月12日
(C)テレビ朝日
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 北川景子が、9月放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル『指定弁護士』に主演する。

 検察が不起訴にした容疑者を市民による検察審査会が2回続けて起訴すべきと判断した場合に、検察官役として指定される“指定弁護士”をテーマとしたリーガルドラマ。北川は、ヒロインの弁護士・一ツ木唯役。ほぼ負け戦とされる指定弁護士を引き受け、数々の困難や厳しい現実に直面しながらも、真実を追い求める中で成長していく役どころだ。脚本は、ドラマ『相棒』や『科捜研の女』、アニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズも手掛けた櫻井武晴が務める。

 北川は、初の弁護士役。クランクイン前には弁護士や裁判に関する資料、映像を見て熱心に役作りした。台本については「『指定弁護士』という言葉はニュースなどで知っていましたが、詳しくは全然分かっていなくて。『難しいな』と思いました、弁護士だけど、“被告人を必ず有罪にする”という目的を持って法廷に立たないといけない」と話し、「最初は“指定弁護士は何にやりがいを持っているんだろう?”と悩んでいたんですけど、監督とお話した際に『唯は“真実を明らかにする”ってことに使命感を燃やしている人なんじゃないかな』と言っていただいて、そこからはその気持ちを大切にして演じています」と役への向き合い方を明かした。

 唯とバディを組む検察官・橘慎二役は、北村一輝が演じる。北川は「撮影初日に早速、後半部分のシーンを撮りましたけど、自然といろいろな時間を積み重ねてきた2人に見えていたような感じがして。初日にそういう手応えがあったので、このままいけば大丈夫だなと思いました」と信頼。北村は「最初からとても良い関係性の中で撮影に入らせていただいています。北川さん演じる唯はとても凛としていて、でもちょっとだけ抜けているところもありますが、そこは北川さんに少し似ているかもしれませんね」と印象を語っている。

 共演はほかに、唯の夫・一ツ木隆司役でえなりかずき、慎二の捜査を手伝う検察事務官・安倍忠一役で生瀬勝久、唯の上司でやがて彼女の前に立ちはだかる弁護士・三塚文則役で中村梅雀、唯を指定弁護士に誘う弁護士・神林京子役で羽田美智子、唯が通うバーのマスター・筧田吾郎役で松重豊、贈収賄事件をめぐる容疑者・田金清造役で石橋蓮司ら。

<北川景子 コメント>
――台本を読まれたご感想は?
「指定弁護士」という言葉はニュースなどで知っていましたが、詳しくは全然分かっていなくて。初めて台本を読ませていただいた時は「難しいな」と思いました。弁護士だけど、“被告人を必ず有罪にする”という目的を持って法廷に立たないといけない。(三塚役の中村)梅雀さんに「露悪趣味だ」と言われるシーンがありますが、確かに何でもかんでも明らかにすることが万人にとっての幸せではないのでは…という気持ちは私自身の中にも正直ありました。なので最初は“指定弁護士は何にやりがいを持っているんだろう?”と悩んでいたんですけど、監督とお話した際に「唯は『真実を明らかにする』ってことに使命感を燃やしている人なんじゃないかな」と言っていただいて、そこからはその気持ちを大切にして演じています。

――北川さんにとって初の弁護士役でもあります。
撮影に入る前に、実際の裁判の映像や裁判をテーマにした作品などを見て準備をしました。ただ指定弁護士に関する資料はすごく少なかったので、それについては監修の先生とお話をさせていただきましたね。

――北村一輝さん演じる橘慎二とのバディ感はいかがですか?
撮影初日に早速、後半部分のシーンを撮りましたけど、自然といろいろな時間を積み重ねてきた2人に見えていたような感じがして。初日にそういう手応えがあったので、このままいけば大丈夫だなと思いました。すごくいいコンビになっているんじゃないかなと思います。

――あらためて今作の見どころを教えてください。
事件自体はとても難しいですが、基本的には唯という30代の女性が慎二と出会って翻弄されながらも、やがて一人の人間として弁護士としてしっかりと成長していく物語です。特に普段何かに頑張っている方に見てもらってスッキリしていただけたらうれしいです。そしていつかシリーズになったらうれしいですね。そのためにも、まずは今回の作品に全力を注いでいこうと思います。また見たいと思っていただけるように頑張ります。

<北村一輝 コメント>
――台本を読まれたご感想は?
指定弁護士というキーワードも、扱う案件が贈収賄事件というのも、なかなかタイムリーだなと思いました。今はネット社会でドンドンいろいろな事が暴露されたり、この物語のようなリーガルな世界もやがて本当に起こっていくのかなと。そういう意味ではすごく的を射た話だなと思います。唯と慎二の人間としての成長も描かれているので、そこも楽しんでいただければと思いました。

――指定弁護士の唯と検察官の慎二、2人の関係性についての印象は?
誰しもが仕事をしていく過程で、どこかで自分を見失ってしまったり、例えば何のためにこの仕事を始めたのか? と我に返ったり。そういう根本の気持ちが2人を通して見えるといいかなと思います。成長でもあるし、実は初心を取り戻す行為でもある。その流れが唯とのバディ感を通して伝わるといいなと思いました。

――北川さんの印象は?
最初からとても良い関係性の中で撮影に入らせていただいています。北川さん演じる唯はとても凛としていて、でもちょっとだけ抜けているところもありますが、そこは北川さんに少し似ているかもしれませんね。

――あらためて今作の見どころを教えてください。
人間関係の面白さがあります。「普段の意見が実はこんなふうに左右されていくのだ」という世の中のカラクリが見えたりもします。話の展開が早くとても見やすいとも思います。劇中のセリフに「良くも悪くも世論には力がある」というものがありますが、今作についてもそういうことだと思います。見てくださった皆さんがもし面白かったと思っていただいたら、ぜひ「面白かった~!」と大きく話してください。そうするとシリーズ化につながるかもしれません。よろしくお願いします(笑)。