上川隆也「見終わった時、風を感じた」完成した作品に自信「連続ドラマW 真犯人」

エンタメ総合
2018年09月04日

186918_01_R WOWOWプライムにて9月23日(日・祝)放送開始となる「連続ドラマW 真犯人」の完成披露試写会と舞台挨拶が行われ、上川隆也、小泉孝太郎、内田有紀が登壇した。

 本作は、昭和49年と平成20年に起きた2つの殺人事件が交差して、未解決のままだった幼児誘拐殺人事件の真相に迫るクライムサスペンス。昭和から平成の時代をまたぎ【真犯人】を追求する刑事・重藤成一郎の20代・40代・60代を見事に演じ分けるのは、ドラマ「遺留捜査シーズン5」、そして舞台「魔界転生」と出演作が続く上川隆也。また、平成の殺人事件の真相を追う刑事・日下悟を、ドラマ「警視庁ゼロ係」への出演でも注目を集め、主演の上川とは「連続ドラマW 沈まぬ太陽」以来の本格的な共演となる小泉孝太郎が熱演。そして、WOWOWの連続ドラマWに初出演かつ上川隆也とドラマ初共演を果たす内田有紀が、弟の誘拐殺人事件によって軋轢が生じた家族の絆をふたたび取り戻したいと願う健気な姉・尾畑理恵を演じ、ドラマに華を添える。さらに、上川、小泉、内田に加え、甲本雅裕、田中要次、でんでん、高嶋政伸といった豪華キャストが集結した。

 そして今回、第1話の完成披露試写会と舞台挨拶に、上川、小泉、内田が登壇。上川は脚本を初めて読んだ時の感想を「全5話を一気に読んでしまいました。手が止まらないほど、強く引き込まれるものがありました」と振り返り、小泉は「脚本を読んで鳥肌が止まらなかったのは、初めてです」と絶賛。またWOWOWの連続ドラマWに初出演となる内田は「WOWOWのドラマは好きだったので、出演することができてうれしいです。もし私が男性の俳優だったら、重藤率いる特別捜査班の一員となって、一緒にお芝居がしたいと思いました」と語った。

 主人公・重藤成一郎の20代・40代・60代を演じた上川は、「いろいろな年代を演じ分けるのは、とても面白いです。特に重藤は1つの事件に2度負けている男です。彼にのしかかっていく重さを意識して演じさせていただきました」と演じた感想を語った。また小泉は「平成の事件を担当しているんですが、重藤さんと一緒のシーンでは昭和に思いを馳せることができたので、僕が一番ぜいたくな役をいただいたと思います」と自身の演じる役柄についてコメント。

 幼児誘拐殺人事件の被害者の姉という役柄を演じる内田は「事件の被害者の家族を演じるということは、他人には理解のできない苦悩があると思うんです。そんな理恵に寄り添うような気持ちで演じていたので、演じている間はすごくつらかったです」と撮影当時の心境を明かした。

 そんな内田と初共演となった上川は「役とのギャップに驚きました。普段は夏のひまわりのような方ですが、撮影が始まると一瞬で影のある役柄を演じていらっしゃったので、その瞬発力を感じました」と内田のギャップに驚いた様子だった。

 MCから撮影中のエピソードを聞かれた小泉は、「上川さんと2人で車中にいるシーンで、上川さんと連絡先を交換することになったんです。それはとてもうれしかったですね。隣にいるのに、ずっとメールでやりとりをしていました(笑)」とほほ笑ましいエピソードを披露すると、会場からは笑いが起こった。

 最後に、小泉が「平成最後の年に、昭和を振り返りつつ、一緒に僕ら刑事の気持ちになって昭和と平成を堪能できるドラマになっていると思います」とアピール。上川も「全5話を見終わったとき、風を感じたんです。それはとても心地よいものでした。皆さんもすべて見終わった後に、何かを感じていただけるとうれしく思います」と舞台挨拶を締めくくった。

「連続ドラマW 真犯人」 (全5話)
WOWOWプライムにて9月23日(日・祝)夜10時スタート【第1話無料放送】