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岡田准一「木村大作監督の映画人生、魂が詰まった作品」映画「散り椿」公開直前イベント

映画「散り椿」公開直前イベント 映画「散り椿」の公開直前イベントが行われ、岡田准一、西島秀俊、木村大作監督が登壇した。

 本作は、葉室麟の名作「散り椿」の映像化。ある因縁から藩を離れるも、妻の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく男・瓜生新兵衛を描く。

 イベントは、木村大作監督の映画人生60周年を迎える作品を記念して、“60歳”以上の夫婦を対象とした、シニア夫婦試写会に。上映後の舞台あいさつでは、観客からの質問に答えるティーチインが実施された。

 岡田は「普段の舞台あいさつとは違って少し緊張しますが、皆さんキュートな笑顔で見つめてくださっていて。さっき、裏でスタンバイしていたら、大作さんが『俺よりは年下ばっかりだな』って言っていて、その言葉に救われました」と笑うと、木村監督は「65歳以上の方が3900万人になったそうで、その年齢層が見に来ていただければ大ヒットです!ぜひ家に帰ったら隣近所の人に声を掛けてください」と。

 また、“木村監督はどういう存在?”と聞かれ、岡田は「親みたいな感じというか、僕が一番の理解者でいたいなと思う。大作さんは僕にとって師であり、先生であり、親であるんです。でも、実際に大作さんが僕の親だったら、いつも怒られちゃうかもしれない」と笑った。

 さらに「実は、大作さんが務めた平蔵が斬られるシーンを僕がカメラで撮っているんです。その日は、僕は休みだったんですけど『俺が死ぬとこ撮れ!』って呼び出されて。…でも、その言葉っていろんなことを考えさせられる言葉だなって思って、すごくロマンチックな方だなって感じました。そんな大作さんの心の友になれたらと思いながら、現場に挑みました」と撮影現場の裏側を語った。

 すると、木村監督から補足として「その時(平蔵が斬られるシーンの)西島さんのアップも岡田さんが撮っています。でも、西島さんにも血のりがかかっているし、豪雨だったのでほとんど表情が見えなくて。岡田さんがテストの時に『何も見えません!』って叫んだので、『心の目で見ろ!』って言いました」とエピソードを語ると、岡田も「付け加えますけど、大作さんは自分が降らせた雨に溺れて。だから、フレームから手を出して、自分で『カット!』って言ってました」と、撮影を振り返った。

 西島は「監督は、僕の父と年齢が近いので少し雰囲気が似ていて。監督も食事に行くと、若い頃の話をたくさんしてくださるので、父と重なる部分はありましたね。あと、大作さんと毎日会って、映画に対する純粋な思いだったり、エネルギーだったりを受けて、少しでも自分に継承していきたいなと感じました」と思いを明かした。

 本作は、第42回モントリオール世界映画祭審査員特別賞を受賞。前日に届いたという賞状が木村監督に授与された。岡田は「大作さんが世界で評価されるというのは、“木村大作伝説”を作るような感じで、少しでも力になれてうれしい」と笑顔。西島も「本格的な時代劇が世界で評価されるというのは、日本人として誇りに思う」とコメントした。

 木村監督は「金じゃなくて、銀か…と思いましたが、どうせ獲るなら金がいいので、次は金を獲りたい!」と意気込むと、会場から拍手が送られた。

 最後に、岡田が「木村大作監督の映画人生60周年、大作さんの魂が詰まった映画になっています。この映画が日本中の映画を愛する、時代劇を愛する、美しさを愛する方々に響いたらうれしい」とメッセージを送った。

 映画「散り椿」は9月28日(金)全国公開。

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