• Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える

内博貴にまさかのダメ出し「カッコよすぎるって」舞台「まさに世界の終わり」

舞台「まさに世界の終わり」 内博貴主演舞台「まさに世界の終わり」のプレスコール&囲み取材が行われた。

 ジャン=リュック・ラガルス原作で家族の愛と葛藤を描いた本作。不治の病に冒された主人公・ルイ(内博貴)が、死を前に長らく帰らなかった実家を尋ねる。さまざまな思いが去来する母(那須佐代子)、浮き足立つ妹(島ゆいか)、いら立つ兄(鍛治直人)、ルイとは初対面の兄の妻(大空ゆうひ)。そんな彼女らを前にルイは帰郷の目的をなかなか言いだせない。長らく合わなかった家族と愛憎と葛藤を描く。

 主人公・ルイを演じる内は「9月22日から公演は始まっているんですが、幕が開くまでは大変でした。今までいろんな作品をやらせていただきましたが、この作品は芸術的というか文学的なので、理解するのも大変でしたし、演じるのも一番難しかったですね」と。

 稽古中は思わぬことでダメ出しを受けたという内。母親役の那須が「(内が)カッコよすぎるってダメ出しを受けてました」と明かすと、内が「演出家の石丸さち子さんが言いだしたんです。そしたら、兄役の鍛治さんが『そんなダメ出し聞いたことねぇよ』から始まりまして、そこからみんなからイジられ始めました。普通に立ってただけでも『そのしぐさはカッコよすぎる』って言われてました」と笑った。

 兄の妻・カトリーヌ役の大空は、内の印象を聞かれ「初めてお芝居をご一緒するんですが、ダメ出しをいただいてもパッと反応される感覚が素晴らしい。キャッチ力がある方なんだなと思いました。“こんな素敵な弟さんが、この作品の家族にはいたんだ”っていうお芝居が自然にできましたね」とコメントすると、那須も「母親のせりふで、18年ぶりに会うルイに『こんなにきれいになって帰ってきて』とあるんですが、そのせりふは本当に心から出てる」と絶賛すると、内は「イジってるんでしょ?」と。すると、那須と大空は「いやいや、本当に思ってるよ?」と声をそろえた。

 会話劇のため、キャスト5人のせりふ量は多いそうで、内は「一番長くて10ページぐらい。一人が話し出すとずっとしゃべってるんです。舞台って生物なので多少ハプニングとかもあるじゃないですか。他の舞台とかだと他の誰かがフォローしたりするんですけど、この舞台はそれができない。完全個人戦になっちゃいます」と苦労を明かすと、母親役の那須が「お母さんがバーっとしゃべったら、次は嫁(大空)がバーっとしゃべって。それをルイはずーっと聞いてるときもあるもんね」と。内も「そうなんです。ずーっと聞いてると思ったら、次は僕がバーっとしゃべるという繰り返し。今までせりふを忘れたことはないですが、今後は何かしらハプニングがありそう」と不安げにコメントした。

 また、「こんなにもオン・オフを切り替えられない舞台は初めて。本当に病気になっちゃうんじゃないかって思うぐらいで、演じ終わっても心の奥に何か重いものがあるような気分に」と明かす。その解消法を聞かれると「家に帰って入浴剤を選んでお風呂に入る時がリフレッシュになる。炭酸系の入浴剤にバスソルトを混ぜて、ゆっくり湯船に使っているのが、一番の楽しみですね」と。

 東京公演が行われる劇場・DDD青山クロスシアターは舞台と客席の距離が近いのも見どころの一つだが、「こんなに距離が近いのは初めて」という内。さらに「大きな劇場なら距離感があるので、演じる時は自分の世界に入れるんですが、ここは距離が近いので『そんなに見ないで』って恥ずかしくなりそう(笑)。それも含めて新鮮なので、自分の中で楽しんでいきたいですし、最後まで神経を集中させて頑張りたい」と意気込んだ。

舞台「まさに世界の終わり」
11月6日(火)まで東京・DDD青山クロスシアターで上演中

  • Twitterでツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで友達に教える