「チア男子!!」清水くるみ&唐田えりか、横浜流星らに嫉妬!?「修学旅行みたいだった」

映画
2019年05月15日

「チア男子!!女子会」 映画「チア男子!!」の公開を記念して「チア男子!!女子会」が開催され、清水くるみ、唐田えりか、風間太樹監督が登壇した。

 清水は本作の出演オファーについて「朝井さん原作の『桐島、部活やめるってよ』にも出演していて、2回目の朝井さんの作品に出られるのがうれしいと思ったのと、横浜(流星)さんとは前の年に共演していてまたご一緒できるのもうれしかったです。そして本を読んで、こんな役をオファーしてもらえるのもうれしいなと思いました」と振り返った。

 唐田は「私は原作は知らなかったので、まず脚本を読んで難しそうという不安になって、そこから原作も読んでさらに難しそうと思いました。チアの経験もなかったので不安がいっぱいだったのが最初の印象です」と。

 清水は「これは何で私たちだったんですか?」と、ずっと気になっていた配役について質問。風間監督は「物語の設定上、大学生って自分でやりたいことやれる自由度のある中で、大人が介入してこない話にしたかったんです。晴子はハルにふたをする強い人物として、目の強さは絶対に必要だと思いました。なので晴子のイメージから提案しました」と明かし、清水は「だって!」と笑顔を見せた。

 続けて風間監督は「さくらも第一印象でパッと浮かんだというところで、さくらは唐田さん一人しか提案していなくて。女性キャストの中では一番早く決まったと思います」と話し、唐田は「初めて知りました、とてもうれしいです!」と喜んだ。

 演じる上で気を付けたことについて聞かれた唐田は「小説を読んで、嫌みにならないような女の子というか、チアが好きっていうところを率直に感じてもらえたらいいなと。それとチアスマイルの印象を残したいなと思いました」と。

 すると風間監督は「瀬戸利樹が演じた翔もそうでしたが、とてもあんばいが難しい役だと思うんですけど、現場でも一緒に話して、元気のある、快活のいい女の子として挑戦していってうまくいったんじゃないかと思います」と語った。

 清水は「私は監督が話したように目力を!もっと強くして、と言われとても苦戦しました。強い女性として作っていったけど芯の強さを見せるのが難しいなと思いました。人からの見え方を意識して、セリフの言い回しもいつもより人を突き放すような感じでやりました」と苦戦しながら演じたことを明かした。

 唐田は本編を見て「知らないシーンも多かったため一観客として楽しめた」と話し、清水は「現場での彼らは映画の中からそのままの関係性でいるんだろうなと思いました。修学旅行みたいだったよね」とBREAKERSの7人をうらやむひと幕も。

 唐田もチアを練習していたことを風間監督が明かすと、唐田は「周りがびっくりするくらい叫んでました。飛ばされるのが怖かった」と裏話を披露。すると清水はBREAKERSの横で練習していたという唐田の話を受け「私なんか一人で淡々とやってましたよ。ごりごりの柔道の先生と!私もチアやりたかったー。キャーとか言いたかったです」と話した。

 BREAKERSの7人の青春について、清水は「メイキングDVDにもあるいろんなことにぶつかったりする彼らの姿を見て青春やなー、と思いました。芝居を超えたものを現場で作りあげられることはなかなかないので、『チア男子!!』の現場は本当に良かったと後から彼らは思うんだろうなと現場で思っていました」と。

 唐田も「皆さんがうらやましくて嫉妬しました。お芝居というよりドキュメンタリーを見ている感覚でした。うらやましかった」と告白。

 さらに清水はイチローと弦の2人に共感したと話し「チアをやっていて比較的すぐにできるイチローとなかなかうまくいかない弦の関係性は男女関係なく共感できると思います。2人の整骨院から出てきたところのシーンは良かったです」と明かし、唐田も共感した。

 さらに、清水が自分から話したいと前置きした上で「ラストチアのシーンで、観客側とBREAKERSだけの撮影日が違ったんですけど、横浜さんが『明日来ないの、ねーちゃん?』と、愛嬌たっぷりでお願いされました」と現場での横浜とのエピソードを明かし、会場は笑いに包まれた。

 続けて清水は「相手がいなくてもカメラに向かってお芝居することもある中で、相手がいて演技ができるのはとても恵まれていると思います。ラストチアを見たら、私たちも手を差し伸べたいと思うよね?」と。

 最後に風間監督は「本日はありがとうございました。SNSで見ていて徐々にたくさんの人に映画を見てもらえているんだな実感してきました。引き続き愛していただけたらと思います」と感謝。

 唐田は「この映画がとても大好きで、背中を押してもらった一人でもあります。さくらを演じてみて、つらくても笑っていれば何かが開いていくという素晴らしさも感じました。また見ていただけたらうれしいです」と。

 清水は「ポスターを見てキラキラした群像劇なのかなと思いましたけど、2度3度見てキラキラした部分じゃないところもあるなと思いました。自分の青春を思い返して、これだけ熱中できることがあったらよかったな思う部分もあって、深い見方もできると思います」と見どころを語りつつ、「私もまたトークショーとかやりたいんですけど…」とアピールし、会場を沸かせた。

「チア男子!!」
全国ロードショー中

<出演>
横浜流星・中尾暢樹
瀬戸利樹 岩谷翔吾 菅原健 小平大智/浅香航大
清水くるみ 唐田えりか 山本千尋
伊藤歩

<スタッフ>
原作:朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫刊)
主題歌:「君の唄(キミノウタ)」阿部真央(PONY CANYON)
監督:風間太樹
脚本:登米裕一
制作プロダクション:AOI Pro.

配給:バンダイナムコアーツ/ポニーキャニオン

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©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT