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佐藤仁美、貞子に素朴な疑問「今テレビ薄いけど、どうやって出てくるんだろ?」

『貞子』『貞子』公開御礼舞台あいさつが行われ、清水尋也、桐山漣、佐藤仁美、中田秀夫監督、貞子が登壇した。

 主演の池田エライザは、風疹によりやむなく欠席。池田の等身大パネルを持って登場した清水は「姉ちゃんの分まで今日は頑張ります!」とコメント。桐山は「僕も実は前にパネルで登場した経験があって。なので今日はエライザさんの気持ち分かります」と。佐藤も「みんなエラちゃんパネルだと思ってるかもしれないけど、私はパネルじゃなくて本人ここにいると思ってる。声も聞こえると思う」と池田にエールを送った。

 中田監督は「今日は朝早くから本当にご来場をありがとうございます。遠方からいらした方もいるそうで感嘆しております。映画は楽しんでいただけましたでしょうか。舞台あいさつも楽しんでください」と会場へ集まった観客にあいさつした。

 ここで池田からの手紙がMCにより代読された。

劇場に来てくださっている皆様、秋川茉優を演じさせていただきました。池田エライザです。
本日は、公開御礼舞台あいさつという場に立つことができず、心から申し訳なく思っております。
体調は少しずつではありますが、回復の兆しを見せておりますが、まだ皆様の前に立つことは難しいようです。
ですが、この素晴らしき日に、皆様がお集まりになっていること、皆様にお届けできることがとても誇らしく幸せです。
この貞子という映画が、現代に公開されること、とても意味のあることだと思っています。
当たり前のように猛スピードで様変わりしていく時代の中で、人の心は追いつけず、立ち止まりそのまま置き去りになっていきます。
そんな人の心の叫びと、貞子という存在は、一生縁の深い関係なのだと思います。
私にとって、茉優という存在が暗闇を照らす一筋の光であったように、皆様にとっても、心を照らす光の存在でありますように。
そして、貞子という絶対的に恐れられる存在の正体が、皆様に届きますように。
また何かの機会で皆様に感謝の気持ちを伝えられる機会があることを祈りつつ、皆様の優しさに感謝し、本日はしっかりと静養します。
どうか本日はお楽しみになってください。
心は皆様のそばにあるつもりです。

 池田演じる茉優の弟で、動画クリエイターの和真を演じた清水は、あらためて、ジャパニーズホラーの金字塔である『リング』シリーズにオファーを受けた際の気持ちとシリーズに参加した感想について「僕はもともと『リング』を観ていたので、僕があの『リング』に?と、真っ先に思いました。この仕事を始める前から観ていたし、まさか出させてもらえるなんて、人生何が起こるか分からないなと思いました。うれしかったです!ホラー映画に出演することも初めてだったんですが、撮影現場で貞子さんと対面した時は、『あっ、テレビから出てくるあの人だ!』と芸能人を見かけたときみたいな新鮮な気持ちになりましたね」と語った。

 茉優の同僚で心理カウンセラーの藤井稔を演じた桐山も「僕が初めて貞子を見た時は中学生くらい。『リング』が初めて観たホラー映画だったし、当時は本当に怖くてそのトラウマがいまだにこびりついています。映画出演のお話を頂いた時はついに来たか!と思いました。実は僕、二大ジャパニーズホラーと言われいるもう片方にも出ていて…なかなか両方制覇できることはないと思うので、ありがたいなと思います。僕の役柄は、周りの人たちが呪いに陥っていく様を視聴者目線で見ている立場だったと思うので、その役割を担えたことがうれしかったです」と。

 『リング』『リング2』から約20年ぶりに出演した佐藤は「多分、20年ぶりに同じ役をやるなんて二度とないと思います。周りの人たちがすごく観てくれていて、リングファンからしたらすごいことだ!ってみんな盛り上がって喜んでくれました。でも、私が10代の頃は貞子はブラウン管から出てきたけど、今テレビ薄いけどどうやって出てくるんだろ?って思いましたね」と。

 これに対し中田監督は「貞子は、今回は奥行きのある箱に入った薄型テレビから出てきました。パソコン画面から出てきたり、過去にもいろいろありましたが、この問題は常に制作チームが抱えていて、20年なかなか解けない問題です」と知られざる苦難を明かした。

 過去シリーズの中で『リング』(98)を含め3作品を手掛けた中田監督は「今回監督をやらせていただけるお話を頂いて、ともて光栄に思いました。僕はもう自分のことをシリーズの卒業生っぽく思ってたんですけど、『貞子3D』を観た時に、クリーチャーっぽく進化してる貞子を見て、新鮮でとても楽しんで観ました。今回は、当時の『リング』ファンにも楽しんでもらえるように、かつ、時代の変遷をどう表現するか悩みながら臨みましたが、楽しくやらせていただきました」と思いを明かした。

 続いて、役作りについての話題に。動画クリエイターを演じた清水は、本作に出演している人気YouTuberの水溜りボンドについて「普段からYouTubeを観ていて、水溜りボンドさんも観ていました。なので、いつも携帯の画面で見てる人が、と思ってすごくうれしかったです!ただ、心霊系の動画を観てしまうと、どうしても真似してしまいそうだったので、そこは観ないで撮影に臨みました」と。

 さらに「僕も今回、役で動画の自撮りをやってみて気づいたんですが、モニターを見てどう映ってるか確認しながら目線をレンズに合わせるのがすごく大変なんです。でもプロの方たちは、画面の向こうにいる視聴者さんに直接語りかけるようにレンズを真っすぐ見て話しているから、プロはすごいと思いました」とその魅力を熱弁した。

 同僚役で池田と初共演した桐山は、池田の印象について「現場では主演らしくいらっしゃる方でした。クールビューティーな方かと思っていたんですが、鳥を飼われているらしく、鳥の話になったらいきなりすごくニコニコし出して(笑)。鳥の話ができてよかったです」と撮影中のエピソードを披露。

 中田監督の現場については「監督は演出がすごく丁寧で細かくて、それが心地よくなっていました。監督の納得いくラインまで自分が近づけていく、監督のこだわりに触れられたことがうれしかったです」と語った。

 本作では、『リング』で呪いのビデオを観て死亡した智子(竹内結子)の友人である倉橋雅美が登場。20年ぶりに同じ役で出演した佐藤は、主演の池田について「ちゃんと自分の意思がしっかりある方だなという印象がすごいんです。思ったことがあれば自分から監督に話に行くし。そして笑うとすごいかわいい!」と絶賛した。

 「貞子」に負けないくらい日常で恐怖を感じたエピソードを聞かれた清水は「去年高校を卒業したんですが、今制服の人って皆年下なんだって気がついて…恐怖です」と話すと、隣に立つ佐藤からギロリと鋭い目線が向けられた。

 桐山は「出かける時に携帯を忘れて取りに行くと、次は鍵を忘れる。どんどん忘れものをする自分が怖い…」と告白。佐藤は「私はすごくお酒を飲むんですけど、起きて気づくと財布にお金がなくて領収書だらけ」と衝撃のエピソードを明かした。
 中田監督も「僕も忘れっぽくて、最近メガネを無くしまして…鉄道会社にも電話をしましたが見つからず新調しましたね。忘れると言うと、池田さんから、撮影の時に『スタート!』を言い忘れてると言われることがあって…それはさすがにないでしょうと思いますけど(笑)」と話し、会場を沸かせた。

 ここで、本作の大ヒットを記念して、特別に用意された、貞子の井戸を模した樽が登場。鏡割りならぬ、井戸割りが行われようと木槌が振り上げられたその瞬間、BGMにノイズが…。そして、客席から貞子が登場。客席からは絶叫が上がった。貞子もそろい、『貞子』の呪いが全国に届くようみんなで井戸割りを実施。貞子も自らくす玉を割り、会場を盛り上げた。

映画『貞子』
全国ロードショー中

<あらすじ>
病院で心理カウンセラーとして働く茉優(池田エライザ)は、警察によって保護されたひとりの少女を担当する。一切の記憶をなくし、自分の名前すら言えない少女と向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史)の薦めで動画クリエーターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)は再生回数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうと、死者5人を出したある団地の火事跡に忍び込むが…

<出演>
池田エライザ
塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美

<スタッフ>
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明 音楽:海田庄吾
主題歌:女王蜂「聖戦」(Sony Music Associated Records)
プロモーション使用楽曲:女王蜂「feels like “HEAVEN”」(Sony Music Associated Records)

製作:「貞子」製作委員会
配給:KADOKAWA

公式サイト:sadako-movie.jp
公式Twitter:@sadako3d
公式TikTok:@貞子Official

©2019「貞子」製作委員会