瀧本美織「溝端淳平は“子犬みたいな目”」『仮面同窓会』第2話6・8放送

ドラマ
2019年06月08日

『仮面同窓会』 オトナの土ドラ『仮面同窓会』(フジテレビ系)でヒロインを務める瀧本美織が、撮影中のエピソードや見どころなどを語った。

『仮面同窓会』は、出来心から始まったいたずらが不可解な殺人事件となり、4人の男たちが疑心暗鬼に陥っていくクライムサスペンス。現代ミステリーの名手・雫井脩介の同名小説を原作に、張り巡らされた伏線、むき出しの人間の本質を描いていく。

 瀧本が演じるのは、ストーカー男につけられているところを主人公・新谷洋輔(溝端淳平)に救われた高校時代の同級生・竹中美郷。溝端との撮影も多く、現場ではシーン以外のやりとりがまるで漫才のようだと評判。息の合った2人の掛け合いが、ドラマにいい相乗効果を生み出しているようだ。

<瀧本美織 コメント>
◆ヒロイン・竹中美郷を演じてみての感想を教えてください。

美郷は心境的にはとても複雑で、焦点が定まらないようなグレーの感情が多いと思いました。でもそんな揺れ動いている感じが私はとても好きで、お芝居をしていても楽しいですし、監督も美郷の微妙な感情の変化を丁寧に撮ってくださいます。そして、キャストの皆さんとも、ディスカッションをしながら現場が進んでいるので、とても丁寧に作っていただけている作品に自分も参加できていると実感しています。

◆溝端さんを中心に、皆さんが作品をより良くしようという現場の熱がとても感じられます。

溝端さんが現場のみんなが楽しくできるように盛り上げてくださいます。朝も夜もいつも変わらないテンションで、基本ずっとお話されていてとても明るい方なんです。

◆まるで漫才のような溝端さんと瀧本さんのやりとりもよく見られますが。

私がへんなことを言っても放置しないでちゃんと突っ込んでくれるのでありがたいです。溝端さんのボケに私は「おい」とか、「なんでやねん」しか突っ込みができないのですが(苦笑)。常にムードを明るくしてくださって、現場はとても楽しいです。

◆そのコミュニケーションは、作品にも生かされていますか?

お芝居の面でも2人で話し合いながら作っていくことができています。美郷の気持ちも溝端さんがくみ取って、意見をくださったりします。とてもやりやすい方です。

◆ちなみに溝端さん、目力が強い方だと思うのですが…。

強い方ですよね(笑)。でも、洋輔を演じているときに、お芝居で“子犬みたいな目”をする時があるんです。相当、目力を弱めていらっしゃると思うんですね。でも、普段がとても男気あふれる方なので、それを押し殺すような演技をされると、近くにいる分、直で感じます。

◆瀧本さんは高校時代で印象に残っている出来事はありますか?

私は地元の高校に通いながら、芸能活動をさせていただいていました。高校2年生のときに映画の撮影で2か月間東京に行っていたことがあり、学校にも行けなくて勉強がとても心配だった私に、クラスのみんながノートをコピーして送ってくれたのがとても思い出に残っています。上京するときにも、“頑張れ”というメッセージや、皆で撮った写真などをまとめた一冊のノートをもらって、それは今も大切にとってあります。

◆では、番組を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

これからも登場人物の嘘や裏切りが渦巻いてくると思いますが、その中で洋輔と美郷の距離がかなり近づいていきますので、注目していただきたいです。高校時代の同級生たちの変化や葛藤など、スリルとサスペンスを楽しみながらストーリーを追いかけていただければと思います。

<第2話あらすじ(6月8日放送)>
 洋輔(溝端淳平)たちが拉致した樫村(渡辺裕之)が遺体で発見。その夜、希一(佐野岳)の召集で集まった洋輔、八真人(廣瀬智紀)、和康(木村了)は、樫村殺しの濡れ衣を着せられないようアリバイの口裏を合わせる。いっぽう、美郷(瀧本美織)は樫村の検視結果を偶然耳にし、洋輔に伝える。それを聞いた洋輔は、単身で現場となった廃工場へ向かうが…

オトナの土ドラ『仮面同窓会』
フジテレビ系
毎週土曜 後11時40分~深0時35分

出演:溝端淳平、瀧本美織、佐野岳、木村了、廣瀬智紀、雛形あきこ、永井大、渡辺裕之ほか