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市川海老蔵初の歌舞伎自主公演「ABKAI」開催決定

2013年8月に初の歌舞伎自主公演「ABKAI」に挑む市川海老蔵

 市川海老蔵の初の歌舞伎自主公演「ABKAI(えびかい)」の開催が決定した。

“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”に積極的に取り組んできた市川海老蔵が取り組む今回の自主公演は、「歌舞伎十八番」の舞踊劇「蛇柳(じゃやなぎ)」と、新作歌舞伎「はなさかじいさん」の2本立て。『蛇柳(じゃやなぎ)』は、1763(宝暦13)年に4代目市川團十郎が初演した「歌舞伎十八番」1つで、今回が66年ぶりの復活となる舞踊劇。脚本を松岡亮が、振付・演出:藤間勘十郎が務める。

 新作歌舞伎『はなさかじいさん』は、かねてから日本昔ばなしを歌舞伎にする構想を持っていた海老蔵が、宮沢章夫(脚本)と宮本亜門(演出)に白羽の矢を立てて制作するもの。近年は作家として芥川賞や三島賞の候補になり、劇作家・演出家としては実験的な問題作の上演が続く宮沢章夫と、今回が歌舞伎初演出となる宮本亜門。誰も想像しなかった異色トリオの初顔合わせで放つ新作となる。

 特に宮本はミュージカルや演劇の優れた演出家として知られるが、実は幼少時から歌舞伎や新派を観て育ち、日本舞踊の稽古をしていた経験もあるということで、日本の古典芸能に精通している希有な演出家として、満を持しての歌舞伎初演出となる。

 市川海老蔵の初の歌舞伎自主公演「ABKAI(えびかい)」は、8月3日(土)~18日(日)に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演。チケットは5月18日(土)より一般発売開始。

 また、出演の市川海老蔵、「はなさかじいさん」演出の宮本亜門、脚本の宮沢章夫のコメントは以下のとおり。

【市川海老蔵コメント】
 歌舞伎俳優としての道を歩み30年、今まで父や諸先輩に教えていただいてきた伝統を守りつつも、これからの歌舞伎、そして自分のことを考え、新たなことに挑戦したいという想いに駆られ、初めて自主公演を行うことを決断しました。
 演目内容は、昔から日本昔話の中でも非常に興味があった『はなさかじいさん』。宮本亜門さん、宮沢章夫さんと共に新たな息吹を吹き込んで新作歌舞伎として織り上げます。
 また、父 十二世團十郎は歌舞伎十八番の復活に意欲のある人でした。その遺志を受け継ぎ、十八番の中でほとんど勤められてこなかった演目『蛇柳』の復活に挑みます。シアターコクーンという劇場で歌舞伎をするというのは、僕としても勘三郎のお兄さんの想い出もありますし、非常に特別な思いがあります。
 そうした中で、僕の新たな歌舞伎人生の始まりということも含めて気合を入れ直し、もう一回り役者としても人間としても大きくなれるよう考えながら、この舞台に挑みたいと思います。

【演出:宮本亜門コメント】
「枯れ木に花を咲かせましょう」と桜花爛漫の如く、日本を元気にしたいと思います。
 そして、新たな道を歩まれる海老蔵さんはじめ、出演者、スタッフの皆さんと協力して、少しでも多くの方に新歌舞伎を楽しんでいただけるよう、夢と希望に満ちた舞台のため精進して参ります。
 私にとって初の歌舞伎創作ですが、すでにその様式の楽しさ、その日本力の凄みに日々興奮しております。
 新たな挑戦、新作「はなさかじいさん」を是非ご覧いただければ幸いです。

【脚本:宮沢章夫コメント】
貴重な機会を与えられ、たいへん幸福です。歌舞伎の作劇法にはまったく無知ですが創作の過程で、海老蔵さん、亜門さんに多くのことを教えられました。これはポストドラマ演劇と言ってもいいほどの新鮮な体験です。

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