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綾野剛、池松壮亮、東出昌大らがキネマ旬報ベスト・テン表彰式に登壇

 世界的にも長い歴史を持つことで知られる映画賞・キネマ旬報ベスト・テンの第88回表彰式が開催され、安藤サクラ、綾野剛、小林聡美、池松壮亮、門脇麦、東出昌大らが登壇した。

「0.5ミリ」「百円の恋」により主演女優賞を受賞した安藤は、「この二作は、私自身が一生命体としてすごく大きなことに気づけた作品です。新しい経験をさせていただいたこの二作での受賞はうれしいです。自分が演じた役はとても生命力のある女性なので、これらの作品で自分の生命力を吸い取られてしまった気がして。でも、この作品を観てくださった方々からとても素敵な力をいただいて元気になりました。本当に見てくださった方に感謝したいです」と喜びを語った。

「0.5ミリ」では実姉・安藤桃子が監督を務め、さらに俳優で映画監督でもある奥田瑛二を父に持つ安藤は、「姉は一番生き物として近い存在なので、感覚がとても同じで何も言わずに一緒に世界が作れるんです。二世というのは私にとってコンプレックスだったんですが、今回「0.5ミリ」でスタッフもキャストも家族だらけの現場で、家族を超えられた気がします」と振り返った。

 綾野は、主演男優賞受賞について「まず単純に非常にうれしいですし、もはやどう自分のことを疑ったらいいか、正直たいへんな状態です。こうして『そこのみにて光り輝く』でたくさんの賞をいただきましたが、このままだとこの作品に敗北する気でいます。これだけ賞をいただくと“やっぱり『そこのみ~』が良かったね”と言われかねないので、次回作に意欲を燃やすきっかけを改めて与えていただきました」と謙虚に語った。

 また、作品については「いろんな意味で、いかに自分がたかが知れているかを知らしめられ、同時に自分が底辺まで落ちてきたところにこうして光を与えてくれる、たいへんドSな作品です」と独特な言い回しで出演作を評した。

 近年、ドラマや映画で目覚しい活躍を見せている池松は、「本当に光栄に思っています。本当にうれしいんです。なにより、この賞まで導いてくれた作品、そこにいた人たちとの出会いが財産です。今までかかわった作品、観た作品にも感謝しています」と言葉数は少ないながらも、助演男優賞受賞に喜びをにじませていた。

 新人男優賞を受賞した東出は、「上を見ればすごい先輩がたがたくさんいますし、また今こちらにいる池松君はじめ、僕より下の年代の方々でも素晴らしい輝きを持った役者さんが大勢います。正直脅威にも感じるし、自分自身そういった競争の社会で立ち続けなきゃと毎日思っています。自分自身にもっと貪欲になって役者という仕事を続けていければ」と。

 また、先月、女優・杏と結婚した東出だが、新人賞受賞について妻からコメントがあったか問われると、「なんて言ってたかな…。“ああ、よかったね”みたいな」と少々照れ気味に回答。その後、「興味がないというわけでなく、今はお互い本当にわきめも振らず自分の仕事にまい進しているところなので、後々かみ締めたいと思います。今はとにかく仕事頑張りたいと思います」と続けた。

【キネマ旬報ベスト・テン&個人賞】
●日本映画作品賞 「そこのみにて光輝く」(監督/呉美保)

●外国映画作品賞 「ジャージー・ボーイズ」(監督/クリント・イーストウッド)

●文化映画作品賞 「鳥の道を越えて」(監督/今井友樹)

●日本映画監督賞/読者選出日本監督賞 呉美保監督(「そこのみにて光輝く」により)

●外国映画監督賞/読者選出外国映画監督賞 クリント・イーストウッド監督(「ジャージー・ボーイズ」により)

●日本映画脚本賞 高田亮(「そこのみにて光輝く」により)

●主演女優賞 安藤サクラ(「0.5ミリ」「百円の恋」により)

●主演男優賞 綾野剛(「そこのみにて光輝く」「白ゆき姫殺人事件」により)

●助演女優賞 小林聡美(「紙の月」により)

●助演男優賞 池松壮亮(「ぼくたちの家族」「海を感じる時」「紙の月」ほかにより)

●新人女優賞 門脇麦(「愛の渦」「闇金ウシジマくん Part2」「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」により)

●新人男優賞 東出昌大(「寄生獣」「クローズEXPLODE」「アオハライド」ほかにより)

●キネマ旬報読者賞 細野晴臣(キネマ旬報連載「映画を聴きましょう」により)

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