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永瀬正敏「復興進まぬ厳しい現状を知って」

映画「3.11後を生きる」トークショー。左から中田秀夫監督、タラ漁師の五十嵐康裕氏、永瀬正敏

 ドキュメンタリー映画「3.11後を生きる」の公開を記念したトークイベントが3月2日(土)、東京・オーディトリウム渋谷にて行われ、中田秀夫監督、本作に登場するタラ漁師の五十嵐康裕氏が岩手から駆けつけ登壇。さらに、五十嵐氏の実話を元に別途製作された同監督の映画「四苦八苦」に主演する永瀬正敏もゲストとして登場した。

 東日本大震災から三回忌を間もなく迎えるこの時期に、劇場は超満員で立ち見客が出るほどの混雑を見せた。中田監督は「被災地ではまだまだ復興が進んでいるとは言えません。この映画は、そういう支援が必要な中に、『ただ前向きになってください』や、『上を向いて生きよう』というようなメッセージを込めて撮った作品ではありません。日々状況は変わっていく中で、その土地で生きる人の営みをカメラに収めようと思いました」と製作意図を語った。

 五十嵐氏は映画に出てくるお祭りのシーンについて、「ここと別の神社では、本殿も、かつて立派だった神輿も被災してしまいました。震災で見たくないものをたくさん見た子供たちも多かったと思うが、この土地で成長して伝統の祭りを守って欲しい」とコメント。

 永瀬は「震災後、映画のセットの中で演じる事にどこか違和感を感じていました。そんな時に『四苦八苦』のオファーがあって、そして訪れた被災地には何一つなかったんです。そんな中で自分が何が出来るのか自問自答したけれど、被災されたファンの方からのエールがあったことで勇気づけられました。あれから2年が経過し、被災地から離れた方から見ると復興が進んでいると思われがちですが、まだまだ手つかずの場所も多いと聞いています。そういった厳しい現状も、知ってもらいたいです」と熱くコメント。

 ドキュメンタリー映画「3.11後を生きる」は、東京・オーディトリウム渋谷で公開中。また、永瀬正敏主演の映画「四苦八苦」は、世界的に有名な9名の監督の短編映画を集めたメキシコのオムニバス映画「Words
with Gods」の一編として完成済み(日本未公開)。

映画「3.11後を生きる」公式サイト(http://wake-of-311.net/)

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