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「みんな彼のことが好きだった」山田洋次監督らが二宮和也との別れを惜しむ

 映画「母と暮せば」の大ヒット御礼舞台あいさつが都内で行われ、山田洋次監督、吉永小百合、二宮和也が登壇した。

 山田監督にとって初のファンタジー作品となる「母と暮せば」は、終戦後の長崎を舞台に母と息子の絆を描いた感動作。助産師として暮らす母・伸子を吉永が、伸子の息子で原爆で命を落としたはずが突然姿を現す浩二を二宮が演じている。

 本作はぴあの公開初日満足度でも1位を獲得。「見終わった後もずっといろんな思いが心に残っている。純粋に涙があふれて、素直に笑いがこみ上げて。心に残るそんな映画でした」との観客からのコメントが読み上げられると、山田監督は「黙ってこの映画についてじっと思い返していたいと感じてもらえるような、そういう映画であってほしいという願いがありました。本当に大勢の方に見ていただけてホッとしています」と。二宮は「またこうやってきれいな格好で皆さんの前に立てるというのは、映画が大ヒットして頂かないと機会を得られなかったと思いますので素直にうれしいです。皆さま方のおかげです」と上映後の観客を前に感謝した。

 本作の軸となるのは、親子役を演じた吉永と二宮の会話劇。制作発表から丸1年、二宮を我が子のように大切に思っていたという吉永は「本当に会ったその日から『私の息子』という気持ちになっていました。ただ、それはこの映画の中でだけ。なので、かわいい浩二…和也さんと今日でお別れになってしまうという寂しさをしみじみとかみしめています」と。観客から「隠し子!」という声が上がると、吉永が「実は…」と返して笑いを取る場面も。山田監督は「スタッフはみんなそうでした。みんな彼(二宮)のことが好きだから。やっぱり最後の日は寂しかった。撮影現場でも(吉永と二宮は)雰囲気がとても似ていて、本当に長い間同じ屋根の下で暮らしてきた2人じゃないかと感じるくらい。すごくいいなと思った」と明かし、“二宮浩二”との別れを惜しんだ。

 また、本作を観た黒柳哲子や北斗晶らからのコメントが寄せられたほか、ラグビー日本代表・五郎丸歩からのビデオレターが。早稲田大学ラグビー部時代に、同校の卒業生で大のラグビー好きの吉永から牛1頭の差し入れをもらったという五郎丸は「“ラグビーの母”としての吉永さんと接する機会があったことをうれしく思います。また、劇中での温かいやりとりを観て吉永さんは“日本の母”だな思いました」とメッセージを。吉永が照れ笑いを浮かべると二宮は「(吉永は)私の母です!」と五郎丸に対抗し、会場を盛り上げた。

 最後に二宮は「僕と同じ世代の方で、一度観た方があらためて親と見に行きたいと思ったという感想を聞きました。それがこの映画の強さなのかなと思います。いろいろと考えてしまう話かもしれませんが、僕はどこにでもある1つの家族の話だと思っています。自分に置き換えて観てほしいというわけではないですが、追体験していただけるような。何度も何度もかみしめてみていただきたい映画です」とPRした。

 松竹120周年記念映画「母と暮せば」は全国で大ヒット上映中。

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