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戸田恵梨香「殴り合いがないのが淋しい」加瀬亮と「SPEC」以来の共演『ドラマWこの街の命に』4・2放送

 加瀬亮主演で“犬猫の殺処分”に直面する行政獣医たちの葛藤と再生を描く『ドラマW この街の命に』が、WOWOWプライムで4月2日(土)に放送される。

 本作はある街の行政組織「動物愛護センター」を舞台に、罪のない動物たちの命を救おうと踏み出した獣医たち職員の葛藤と再生を描いた物語。脚本と監督は、『独立少年合唱団』で第50回ベルリン国際映画祭アルフレード・バウアー賞、『いつか読書する日』で第29回モントリオール世界映画祭審査員特別賞を受賞した青木研次と緒方明の名コンビ。音楽は第24回日本アカデミー賞で優秀音楽賞を受賞したアコーディオニスト・作曲家のcobaが担当する。

 動物愛護センターに配属され殺処分の現実に困惑する行政獣医・牧田役には、ドラマW初主演となる加瀬亮。その同僚で共に苦悩する行政獣医・幡枝亜紀役には、加瀬とは「SPEC」シリーズ以来初の共演となる戸田恵梨香。また、センターの改善に向けて先頭に立つ新任所長・高野綾子役はドラマW初出演の田中裕子が演じる。

【出演者・監督コメント】

■加瀬亮(牧田 洋役)

――WOWOWドラマ初主演作となる本作「この街の命に」の脚本を読んだ時の感想をお願いします。

丁寧に書かれていて、淡々とした静かな話だと思いました。
結論を急がずに、声高に何かを叫んでいないところも好きでした。

――実際に撮影を終えての感想をお願いします。

共演者たちが皆愉快で素晴らしく、とても充実した撮影でした。
人と動物などの問題は、業を含む難しい題材ですが、今回、このような機会をいただいて、自分にとってさまざまな角度からそれらについて考える良い時間となりました。

――『SPEC』シリーズ以来となる戸田恵梨香さんとの共演はいかがでしたが?

戸田さんのマネージャーさんと自分のマネージャーが、再度の共演なので現場でモニターを見ながら「敬語で戸田と加瀬が話してること自体ものすごい違和感だね」などと、SPECの時との違いを笑っているのを目撃しました(笑)。
SPECのときとは全く違う関係の役でしたが、自分自身は戸惑いは全くありませんでした。
戸田さんは、とても信頼している役者さんで、いつでも刺激と安心を撮影に与えてくれる人だと思います。
今回は現場で戸田さん一人がズバ抜けて犬との接し方に長けていることにびっくりしました。

■戸田恵梨香(幡枝 亜紀役)

――今回「この街の命に」への出演が決まり、脚本を読んだ時の印象または感想をお願いします。

私自身子供の頃から犬と生活をしてきて、たくさんの思いをそれらに抱いていました。
この台本を読んだ時には戸惑いましたが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせて頂けて良かったと思っています。

――『SPEC』シリーズ以来となる加瀬さんとの共演はいかがでしたか?

殴り合いがないのが淋しかったです(笑)。
髪の毛も伸びていますし、スーツじゃないし、表情も柔らかですし、何だか妙に恥ずかしかったのを覚えています。

――視聴者へメッセージをお願いします。

ドラマでは描ききれない事実があります。
この作品をきっかけに犬猫に興味がない方たちにも今日本では何が起こっているのかそんな事に興味を持ってもらえたら幸いです。

■緒方明監督

――本作は“犬猫の殺処分”という現代の社会問題に切り込んだ作品ですが、この難しいテーマのオリジナルドラマを監督する上で意識したこと、こだわったことなどを教えてください。

お話を頂いて資料を読んだり愛護センターの方たちの取材を進めていくうちに「これはとんでもなく難しい問題だ」と思いました。殺処分ゼロを目指すことがそんなにたやすいことではないこと、日本のペット産業の問題点、犬や猫たちの生態系。さらに調べていくうちに「人間とペットとの関係」を飛び越えて「人と動物の命とは」というもはや解答を出すことの難しい命題にまでたどりつきました。
その中で今日もどこかで悩みながら苦しみながら処分を続けている愛護センターの方たちの存在。青木研次さんの脚本は心に矛盾を抱えた人間たちがウロウロ、オロオロする群像劇でした。そこにはヒーローもヒロインもいません。安易なヒューマニズムもカタルシスもありません。教条的になることなく「犬と人間の関係」を探っていくちょっと不思議なドラマが作れたと思っています。
演出するにあたっては「とにかく犬に振り回されてみよう」と決めました。「動物と子供にはかなわない」とよく言われます。犬や猫は自由です。私たちの思惑を軽く超えて生きています。当然現場ではそう簡単に言うことを聞いてくれません。そんな動物たちをフィクションの枠の中に閉じ込めてこちらの希望通りに動かすのではなく、できるだけ「犬と猫がいる空間と時間」に寄り添って撮ることを心がけました。当然時間はかかります。しかしCGを利用してこちらの希望通り動物たちを動かすのではなく、犬猫の動きに振り回されながら撮影を進めていきました。スタッフ、キャストは辛抱強く犬猫たちを見つめ、触れ合い、待ち続けてくれました。感謝です。

――加瀬亮さん、戸田恵梨香さん、田中裕子さんら実力派俳優の皆さんが、殺処分の現実に苦悩する獣医、職員として出演されていますが、実際の撮影を終えての感想を教えてください。

作品の中に登場する愛護センターの職員はすべて公務員です。しかし私たちが「公務員」という言葉から連想する人々とはかなりかけ離れた日常を過ごしている人々です。もともと動物が好きでこの仕事についたはずなのに動物を処分しなければならないという矛盾。悲しみ、怒り、あきらめ、切なさ、やりきれなさ、開き直り、などなど複雑な感情を体にしまいこんで日々を営む人々の物語です。ですので俳優に演出するにあたっては単純な喜怒哀楽を演技で表現することをさけ複雑な感情の機微をそれぞれの俳優に要求しました。すばらしい俳優たちはこの難しい注文に見事に答えてくれました。監督冥利に尽きます。

<ストーリー>
動物愛護センターに行政獣医として配属された牧田洋(加瀬亮)は国の法律に従い業務を遂行する。飼えなくなった、鳴き声がうるさい、かまれたなど、さまざまな理由で捨てられた犬や猫を殺処分する業務だ。彼は“誰かがやらなければならない仕事”と自分に言い聞かせながらも悩み苦しんでいる。同僚の行政獣医・幡枝亜紀(戸田恵梨香)は病院に通い精神安定剤が手放せず、作業班の志賀悟(渋川清彦)は「犬がしゃべる」と言いだし悪夢にうなされる。職員の誰もが心にふたをして、処分を続けていた。
そんなある日、獣医・高野綾子(田中裕子)がセンターの新所長として配属される。高野は着任早々「犬と猫には全部名前を付けて」と言い、トリマーを呼び寄せ動物たちをきれいにする。現状を変えるという高野の想いに、背中を押された牧田たちは殺処分を減らそうと動き始める。しかし、無責任な飼い主はいなくならず、職員たちは大きな選択を迫られる。

『ドラマW この街の命に』
4月2日(土)夜9時よりWOWOWプライムにて放送

脚本:青木研次(『独立少年合唱団』『いつか読書する日』『家路』)
監督:緒方明(『独立少年合唱団』『いつか読書する日』)
音楽:coba(『顔』『のんちゃんのり弁』)
出演:加瀬亮、戸田恵梨香、田中裕子
渋川清彦、黒田大輔、岡山天音、諏訪太朗、篠原篤、柳英里紗、高橋長英、島かおり、きたろう、熊谷真実

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特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/konomachi/

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