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「ホントに寒かった!」神木隆之介、門脇麦、古川雄輝が映画『太陽』の過酷な撮影を振り返る

 映画『太陽』の完成披露試写会が行われ、神木隆之介、門脇麦、古川雄輝、古館寛治、原作・脚本の前川知大、監督・脚本の入江悠が登壇した。

 本作は、劇団イキウメにより2011年に上演され、読売演劇大賞をはじめとするさまざまな演劇賞に輝いた話題の舞台を『SR サイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカー・ゲーム』の入江悠監督が映画化。

 人気舞台の映画化にチャレンジした入江監督は、前川の戯曲を「10年に1本という作品」と語り、「僕自身が抱えていたテーマ、いまの世界における普遍的なテーマが入っていました。プロデューサーに話を聞いて、『ぜひやりたい!』と言い、3年かけて出来ました!」と。入江監督と共に映画用の脚本にも参加した前川は「スクリーンの中に信じられる世界があります。キャストの存在感、映像の現実感――僕らが見ても納得できる作品になっています」と太鼓判を押した。

 神木は撮影中の苦労を尋ねられると「ホントに寒かった!」と話し「真冬の秩父で、古川くんとのシーンは特にダムが近くにある水辺で…本当に寒かったです!」と振り返った。

 門脇は、寒さの上に「睡眠不足も重なった」と明かし「そうなると人間、食欲が増すようで、いつもの倍くらい食べてコロコロになりました(苦笑)。生命の危機を感じて食べ続け…完成した映画を見たらコロコロでびっくりしました」と語った。

 登壇キャストの中で唯一、太陽の下では生きられない新人類のノクスを演じた古川。撮影は「夜の6時から日の出まで。日が出ている時間は起きてなくて…」と昼夜逆転生活に苦労した様子。そんな中でも「神木くんは『寒かった!』と言ってましたが、一番寒くなさそうで、ベンチコートも脱いでて…」と証言した。

 古舘は、そんな過酷な環境、スケジュールの中で「監督は納得しないとOK出さないから、延々と何度もやらされて…。僕は体が丈夫じゃないし、こんなに体動かしたのは何年ぶりかという感じで動けないときに『もう一回』と言われて死を思い浮かべました」と恨み節。これに入江監督は「仕事ですよね(笑)? 真ん中の3人(神木さん、門脇さん、古川さん)の方が古舘さんより全然、動いてますけど…」と返し、会場を笑わせた。

 神木は「僕も台本を読んで分からないことがいっぱいだったけど、“分からない”ということも大事なことだなと思いました。1人ひとり、別の観点で見られて、自分の中でゆっくり育っていく作品です」とアピール。門脇も「入口はSFですが、人間の性(さが)、隠したいけど隠し切れないものが出てくる人間観察記です。見終わって苦しい気持ちになるかもしれないけど、持ち帰って、じっくり感じてください」と呼びかけた。

『太陽』は、4月23日(土)より角川新宿シネマほか全国ロードショー。

■ストーリー
21世紀初頭、世界中に拡散したウィルスにより人口は激減。生き残った人類は、感染を克服し心身ともに進化したが太陽の光に弱くなった新人類・ノクスと、ノクスに管理されながら貧しく生きる、キュリオ(骨董品)と呼ばれる旧人類の二つに分かれて暮らしていた。ノクスの技術によって、キュリオからノクスへの転換も可能となっていたが、転換は医学的に若年層に限られていた。そんなある日、キュリオのとある寒村でノクスの駐在員をキュリオの男が惨殺するという事件が起こる。その結果、村はノクスによる経済封鎖を受け、一層貧しくなっていった。そして10年後、村の若者・奥寺鉄彦(神木隆之介)は村での生活に行き詰まりを感じながら、鬱屈した日々を送っていた。一方、幼馴染の生田結(門脇 麦)は自分を捨てノクスへと転換した母親とノクスそのものを憎みながら、それでも村を何とかしたいと前向きに暮らしている。そこへ、二人の運命を大きく変える出来事が起こる。ノクスによる経済封鎖が10年ぶりに解かれるというのだ。長年封鎖されていたゲートが空き、門衛として新たなノクスの駐在員・森繁がやって来る。鉄彦は、再開されたノクスへの転換手術の抽選に応募し、豊かな暮らしを夢見る。森繁とも親しくなり、未来は開かれたと感じていた。そんな時、10年前の事件を起こし逃亡していた鉄彦の叔父・克哉が村に戻ってくる。相変わらず傍若無人に振る舞う克哉の登場に、村は不穏な空気に包まれる。ノクスとキュリオは憎み合う存在なのか、それとも人類の新しい未来を共に作ることが出来るのか。事態は思わぬ方向に動き始める…。

『太陽』
2016年4月23日 角川シネマ新宿ほか 全国ロードショー

出演:神木隆之介、門脇麦、古川雄輝、綾田俊樹、水田航生、森口瑤子、高橋和也、村上淳、中村優子、鶴見辰吾、古舘寛治
監督:入江悠/脚本:入江悠、前川知大/原作:前川知大 戯曲「太陽」(第63回読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞)
企画・製作:アミューズ、KADOKAWA/制作プロダクション:デジタル・フロンティア、アミューズ映像制作部
配給:KADOKAWA/宣伝:ライトフィルム、アンプラグド

公式サイト:eiga-taiyo.jp

(c)2015「太陽」製作委員会

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