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「夢の中にいるよう」小林兄弟監督作『フローレンスは眠る』ドリパスチャレンジ達成で上映スタート

 映画『フローレンスは眠る』の初日舞台あいさつが行われ、主演の藤本涼、ヒロインの桜井ユキをはじめ、前田吟、池内万作、宮川一朗太、岸明日香、山本陽子、山本學、小林兄弟監督が登壇した。

 本作は、観客からの上映リクエストを基に、上映イベントを開催するためのサービス「ドリパス」チャレンジを達成し、上映が決定。500人のオーディションを勝ち抜いた藤本涼を主演に、日本初の兄弟監督として話題の小林兄弟が監督を務めた。

 主演の藤本は「初日にお越しいただきありがとうございます。非常に高揚しております。初主演作でしたので、主演のプレッシャーなども抱えつつ、キャスト・監督の皆さんに支えてもらいながら演じ切りました。ストーリー的にはスピード感ある内容になっていますので、引き込まれること間違いありません」とあいさつ。

 桜井は「オーディションから数えると、公開までに約2年近い期間が経っております。監督たちの自主制作映画と聞いていたので、こんなにたくさんの方に観てもらえると思っておりませんでした。本当に光栄に思っております。通常は、台本から参加させていただくことはあまりないので、貴重な時間でした。また役についての想いなども監督に聞いていただきながら役作りができたので、役者として非常に勉強になりました」と。

 前田は「『ドリパス』というシステムを使い、こうしてご来場いただいた皆さんのおかげでこの劇場で1週間上映することができました。人が集まらなければ、1日で上映が終了するやもしれませんでしたので、本当に皆さんのおかげです。実は、この映画が僕にとっては“101本目”です。第1作は、50年前の『ドレイ工場』という作品で、それがたまたま今回同様二人の監督で、独立プロがつくったものでした。100本が過ぎたあと、今回の作品オファーがきたとき、二人監督で小さな会社が作ると聞き、縁を感じて引き受けました。この劇場をいっぱいにしたい熱い気持ちがあります!よろしくお願いします」と語った。

 池内は「皆様がご来場いただいたおかげで、いま、こうして僕たちは舞台に立てております。感謝です。役作りに関しては、なぜか俺の弟が東さんという点が、一番ハードルが高かったのではと。家族のあり方、会社の人間としてのあり方、家族の中のコミュニケーションのとり方などに気をつけながら演じました」と。

 宮川は「『ドリパス』にもし失敗していたら、下手したら1日も上映できないという状況でしたので、いま劇場にお越しいただいているお一人お一人に感謝をしなくてはいけません。本作の見どころですが、YouTubeにメイキング動画が上がっています。たいへん血みどろな僕が映っています。僕は新社長就任前に、藤本さんに拉致監禁されます。一日中、千葉の木更津の倉庫でこの監禁シーンを撮影していました。藤本さんがまだアクションに慣れていなかったので、二人で話し合って動きを作り上げました。迫力あるシーンに仕上がりましたので、ぜひ、お楽しみください」と見どころを紹介。

 岸は「監督をはじめ、豪華なキャストの皆さんとご一緒させていただけて、ここに立たせていただけるだけでも、非常に緊張しています。皆さんのお力ぞえあっての上映となりましたので、楽しんでいただければうれしいです」と。

 山本陽子は「脚本を読んだときは、物語が非常にミステリアスで、正直よく分からず、つかめませんでした。完成して映画を鑑賞したら面白かった。山本學さんも前田吟さんも本当に素晴らしい演技でした。皆様にも興味を持って観ていただければよろしいのではないかと。どうぞよろしくお願いします」とベテラン勢の演技を絶賛した。

 山本學は「私ぐらいの年になると、友達に声をかけても、『そんな遅い時間に映画なんか観ていられないよ』と断られまして(笑)。慌ててもっと若い方をお誘いして、明日から私は何日間かその人に付き合って観ていただくことになっております」と。

 小林克人監督は「撮影が終わったのが、2014年の秋で、1年半かけてやっとこの初日を迎えることができました。僕たちの2作目の自主映画です。僕たちは黒澤明監督が好きなのですが、黒澤監督が『映画にとって一番大切なものは何?』という質問に対して、『映画というのは、シナリオとキャストだよ』とおっしゃられたそうです。シナリオというのは文字で、映画というのはやはり俳優さんの力によってできるのだと、今回本当につくづく実感いたしました」と語った。

 小林健二監督は「私と兄にとって、この映画はさかのぼると5年前。二人でしゃべりながら構想を練りました。5年近く経って、夢の夢でしたけれど、日劇という大劇場で上映されます。これもひとえに、『ドリパス』というシステムがあったからで、まだ夢の中にいるようです。自主制作ゆえ、この5年間、数百人の方々に協力いただきましたし、業界の長いキャストの皆様の支えがあったからこそ、映画を撮らせていただくことができました。いつもこれが最後という気持ちで、僕と兄は映画を作っています。できれば、もう一本撮らせてください!一館でも1日でも長く、本作が上映できるよう、熱いご支援を続けていただければありがたいいです」と呼びかけた。

■ストーリー
同族経営である中堅化学工業会社次期社長・佐藤英樹が誘拐された。英樹の命と交換に、犯人が要求したのは、幻のダイヤモンド「フローレンスの涙」。ところが、父親であり現社長の佐藤善一郎も、叔父であり副社長の佐藤勇次郎も犯人の要求に応じようとせず、善一郎は息子である英樹を見捨てるという。誘拐犯の社長秘書・牧羽剛はその決断に驚愕する。剛は25年前自分の母親が「フローレンスの涙」のために会社の犠牲となって自殺に追い込まれた事件を知り、その復讐の機会を狙っていたのだ。剛と手を組んだ英樹の元恋人で秘書課に勤める氷坂恵は、剛の暴走を止めようとするが、剛の脅迫に善一郎が病に倒れてしまう。一方、勇次郎はこの状況を利用し、自分の息子を使い、会社の乗っ取りを画策し始めるのだった。人命を捨ててまで守ろうとするフローレンスに隠された秘密とは何なのか?

映画『フローレンスは眠る』
TOHO シネマズ日劇にて絶賛上映中
4月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

映画公式サイト(http://www.junglewalk.co.jp/florence/

ドリパス公式サイト(https://www.dreampass.jp/

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