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バッチバチのWキャスト・新納慎也と音尾琢真に西岡徳馬もご満悦?舞台「スルール~探偵~」

88439_01_r アンソニー・シェーファーの推理劇「スルース~探偵~」が11月25日(金)より東京の新国立劇場・小劇場を皮切りに福岡・名古屋・仙台で順次上演。合同取材会が行われ、西岡徳馬、新納慎也、音尾琢真(TEAM NACS)と演出の深作健太が登場した。

トニー賞演劇作品賞に輝き、映画化、劇団四季による上演など高い人気を誇る本作は、著名なミステリー作家のアンドリュー・ワイクとその妻の愛人である若い男のマイロ・ティンドルが対峙するサスペンス劇。マイロ役を新納、音尾がWキャストで演じ、探偵バージョン、スルースバージョンとして上演する。

 西岡は「やりたかったスルースをWキャストということで2倍楽しんで、2倍できるんだっていううれしさでいっぱいでどきどきしながらわくわくしています」と語ると、新納も「毎日楽しく稽古をさせていただいて、こういうお芝居がやりたかったんだっていう細胞がいきいきしているのを感じています」、音尾も「楽しくて仕方がない。僕も妻に映画を勧められてからいつかやりたいと思っていた作品なので、最高の作品にするべくやりきっていきたい」と意気込みを語った。

 アカデミー賞にノミネートされた1972年の映画を見てから、舞台化を熱望していた西岡は「最初は若いマイロの役をやりたかったが、歳を重ねていくうちにアンドリューがやりたいと思っていた。でも本当に難しくて諦めかけていた今年の秋に、このお話が降ってきたんです」と興奮ぎみ。さらに「神様からのプレゼントだと思っている。人生においてこの役ができることが光栄だし、おろそかにできない作品なので大変熱が入っています」と並々ならぬ意欲をのぞかせた。
Wキャストとなる新納、音尾について、「出てくる登場人物が少ないから相手役が非常に重要。配役にも興味津々だった。できればこの人たちがいいなと思っていた2人がなった。どっちがお薦めと聞かれたら両方だって答えている」と言うと、大先輩の西岡からの言葉に恐縮した様子の新納と音尾。

 新納は「お相手は徳馬さんということで、プレッシャーしかないまま顔合わせして、さらに徳馬さんがマイロ役をやりたかったということも聞いて自殺したい気持ちでいっぱいでした(笑)」と西岡との初顔合わせを振り返る。音尾も「僕ら2人を相手に稽古をする鉄人であり超人でありながら、柔軟性もあって僕らを受け入れてくれる大きな器を持っている、怪物のような俳優さん」と西岡の印象を語り、新納については「新納さんとは今日が初対面で、同じ年。先ほど楽屋で“音尾さん、あれですか、僕の本番とか見るんですか”と新納さんに聞かれて、僕が“あ~そうですね、見ようかなとは思ってますよ”って答えると“僕も音尾さんの稽古見ようかなって迷ってるんですけどね”っていう変なけん制し合っちゃって(笑)」とWキャストならではのちょっとしたバチバチ感を暴露。

 役作りについては「移民であったり、ユダヤ人の血が混じっているといったマイロのマイノリティーであるという背景をどうやって性格の中に反映させていくかを考えている」と語った新納に対し「へ~新納さんはそういうことを考えてらっしゃるんですね、僕はマイノリティーなところも大切にしていきながら、プラスして…」とまたもや変な対抗意識が芽生えた音尾は「人間の老いと若さっていうのも物語のテーマの中にあると思うので、そこを若いマイロを演じる僕はなるべく情熱的に勝ち気なんだけど、情けない部分など誰しもがある人間の性質をなまめかしく全面に出していきたいっていうのが新納さんとの違いかなと思うんですけど(笑)」と言うと、新納が大きく手を叩いて拍手を送り、わざとらしいライバル感の演出に会場は笑いに包まれた。

 体力維持の秘訣を尋ねられ“お先にどうぞ”と譲り合いつつ、音尾は「ジンギスカン」、新納は「たこやき」とそれぞれ地元の北海道と大阪の食べ物を挙げ、地元愛を発揮した。さらに音尾から「やっぱり睡眠は大事なんで昨日TEAM NACS 20周年ツアーで高松にいたんですが、公演の後は飲まずに大人しく帰りました」と報告が。これには西岡が「飲まなかったの?でもあいつらはガンガン飲んでいくんだろ(笑)」とTEAM NACSの面々をイジる場面も。

 また、NHK大河ドラマ『真田丸』で同じTEAM NACSの大泉洋と共演していた新納が「例えば大泉さんは僕の回は見に来てくれるんですかね?でもどう考えても音尾さんの回に行きますよね。僕が心配しているのはそこで。僕の回を見た人は面白くて、音尾さんの回のチケットを取ろうってなる。でも音尾さんの回を見た方は新納さんのも見たいけど、終わったんだねってなって、その後悔が日本中を埋め尽くすと思うんです。だから初日や2日目のチケットをまず買っておいたほうがいい」と語ると「そう思う、前半を買っておいたほうがいい」「すごいな」と西岡や音尾も納得してWキャストならではの楽しみ方をPR。

 最後に西岡が「キャスト、スタッフすべてが渾身の力を込めて作った作品で、ここに出てこない僕の妻、2人の愛人になる女性の像が見ている方に見えてきたらこの作品は成功だと思っています。そしてタイトルにあるスルース、探偵とは見ているあなたのことです、さあ推理をしてください。とにかく大勢の方に見てもらいたいです」とメッセージを送った。

パルコ・プロデュース公演「スルース~探偵~」

作:アンソニー・シェーファー翻訳:常田景子
演出:深作健太
出演:
探偵バージョン 西岡徳馬/新納慎也
スルースバージョン 西岡徳馬/音尾琢真(TEAM NACS)

公演日程:
2016年11月25日(金)~12月11日(日)東京 新国立劇場・小劇場(探偵バージョン)
2016年12月17日(土)~12月28日(水)東京 新国立劇場・小劇場(スルースバージョン)
2017年1月14日(土)福岡 ももちパレス(スルースバージョン)
2017年1月16日(月)名古屋 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(スルースバージョン)
2017年1月18日(水)仙台 電力ホール(スルースバージョン) 

企画・製作:株式会社パルコ

「スルース~探偵~」HP:
http://www.parco-play.com/web/program/sleuth/

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