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松雪泰子「静かな時間を過ごしたい人におすすめ」映画『古都』京都で先行公開

松雪泰子 松雪泰子主演映画『古都』の京都先行公開、初日舞台挨拶に主演の松雪泰子をはじめ、伊原剛志、栗塚旭、Yuki Saito監督が登壇した。

 本作は、1962年に刊行された川端康成『古都』の現代版として、原作では描かれなかった、大人になった主人公たちの物語として映像化。京都伝統の呉服屋で生きる姉・千恵子と北山杉の里で働く双子の妹・苗子を主演の松雪泰子が一人二役で演じ、それぞれの娘役で橋本愛と成海璃子が共演。そのほか、千恵子の夫・竜助役に伊原剛志、養父役に奥田瑛二、竜助の父・水木役に栗塚旭ら豪華キャストが脇を固める。

 松雪は「京都で初日を迎えられたことを大変うれしく思っています。京都のさまざまな情景、そして川端康成先生の精神が受け継がれた作品になりました。撮影時にお借りした室町の町家はとても歴史があって、その空間にいるだけで歴史の重み、時の流れ、家が背負っている宿命を感じました。“継承”というデリケートで難しいテーマを描いていて、どうやって若い世代に伝えられるか考えました。親子の物語でもあり、私も子供がいるので、これから手が離れて社会に出て行く時に親としてどうするか、何を伝えるか考えるきっかけになりました」と思いを明かした。

 松雪演じる千恵子の夫・竜助役の伊原剛志は「舞台挨拶のため、昨日京都に入りましたが、紅葉のシーズンでたくさんの観光客もいて、京都はアツい街だと思いました。本作では、老舗呉服店に養子に入ったという設定だったので、一歩二歩下がりながらきれいな嫁(松雪のほうを向き)を立てるという演技をしました(笑)。本作は母と娘の話がメインなので、母の力強さというのをあらためて感じました。実生活では、女房に支えられているので(笑)、本作では逆にどっしりと女房を支える役で、不思議な感じがしました」と語った。

 水木役の栗塚旭は「この中で唯一京都に住んでいるので、この日を迎えられてうれしいです。3年前から温められた企画でした。撮影して、初めて試写を見た時には本当に感動しました。今まで見たことのない京都が見れる作品だと思います」と、地元京都での公開を喜んだ。

 本作が商業長編デビュー作となるYuki Saito監督は「『古都』というタイトルを背負って、本日産声を上げました。プレッシャーはありましたが、過去の川端康成の『古都』の映画化作品2作と違い、今回こだわったのは“ホンモノ”であるということ。そこに宿っている精神、宿命、ホンモノのキャスト、着物、街を撮ることができたのではないかと思います」と語った。

 最後に松雪は「挑戦した作品だとは思うけど、川端康成先生の美と情景、そこに息づく人々の純粋さや無垢さ等が描かれています。絵画を見るような静かな時間を過ごしたい人におすすめしたいです」と。Yuki Saito監督は「まずはこうして京都の方に見て頂いて、認めてもらいたい。そこから全国に広がって世界に届けたいと思っています」とメッセージを送った。

映画『古都』
11月26日(土)京都先行、12月3日(土)全国公開

原作:川端康成『古都』(新潮文庫刊)
出演:松雪泰子(一人二役)橋本愛 成海璃子 蒼れいな 蒼あんな 葉山奨之 栗塚旭 迫田孝也/伊原剛志 奥田瑛二
監督:Yuki Saito
脚本:眞武泰徳/梶本惠美/Yuki Saito
題字:小林芙蓉
製作幹事・配給:DLE
企画/制作:and pictures
特別制作協力:beachwalkers.
後援:京都府、京都市、一般社団法人 京都経済同友会、京都商工会議所
支援:裏千家今日庵、一般財団法人 池坊華道会
協力:公益財団法人 川端康成記念會、特定非営利活動法人 遊悠舎京すずめ

©公益財団法人川端康成記念會/古都プロジェクト

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