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三谷幸喜が封印解禁!中谷美紀、松岡昌宏ら出演者ロングコメント全文掲載

「ロスト・イン・ヨンカーズ」の主演・中谷美紀(左)と、自身に大きな影響を与えた劇作家ニール・サイモンの戯曲の演出に初めて挑戦する三谷幸喜(右)

 パルコ劇場40周年記念公演「ロスト・イン・ヨンカーズ-LOST IN YONKERS-」の上演が決定した。

「ロスト・イン・ヨンカーズ」は、演出を務める三谷幸喜が学生時代に多大な影響を受け、劇作家を目指すきっかけとなった劇作家ニール・サイモンが、ピューリッツアー賞を受賞した戯曲で、日常会話で浮き彫りにされる家族を描いた物語。

 笑いへの努力と執着、貪欲さを彼から学び、「ニール・サイモンを演出することは、封印していた」と語る三谷幸喜が、「パルコ劇場40周年というアニバーサリーイヤーにしかできないことを!」と初挑戦。

 三谷幸喜は、中谷美紀、TOKIOの松岡昌宏、東京サンシャインボーイズ出身の小林隆、第三舞台出身の長野里美を、ヒロイン・ベラとその兄弟ルイ、エディ、ガートに指名。松岡と長野はこれが三谷演劇初挑戦となる。

 さらに浅利陽介と、オーディションを勝ち抜いた入江甚儀がエディの息子役、そしてこの家族の源・母という難役を、青井陽治演出の日本初演時にも演じた草笛光子が演じる。

 ニール・サイモン作、三谷幸喜上演台本・演出、パルコ劇場40周年パルコ・プロデュース「ロスト・イン・ヨンカーズ」は10月5日(土)~12月8日(日)まで、東京・福岡・大阪・愛知・神奈川で上演(全59公演)。チケットは8月17日(土)から順次一般発売予定。

 中谷美紀、松岡昌宏、小林隆、浅利陽介、入江甚儀、長野里美、草笛光子のコメントと、各地の公演の詳細は以下のとおり。

■中谷美紀コメント
 三谷幸喜さんとは、これから公開される「清須会議」という映画でご一緒させていただきましたが、撮影の日々は本当に幸せで、毎日が驚きと喜びの連続でした。
 撮影が終わるのが非常にお名残惜しかったのですが、この「ロスト・イン・ヨンカーズ」でまた再びお声がけいただいて「また、あの幸せな日々がよみがえるのか」と、とてもうれしく思いました。その反面、今度は編集できる映像とは異なる、舞台の上での仕事ですので、喜びとともに不安が混在しているような感覚もあります。
「ロスト・イン・ヨンカーズ」では、七名のキャストが舞台の上で一緒にお芝居をするわけですけれど、三谷さんは一人ひとりのキャラクターに惜しげなく愛情を注ぎ、いずれの役柄も生き生きと描いてくださるに違いないと、全幅の信頼を寄せています。
 初舞台となった「猟銃」(※編集部注:2011年に上演された中谷の初舞台出演作。中谷は一人3役を演じて同年の演劇賞を受賞)は、怖いもの知らずの勢いで舞台の上に上がってしまったところもあるのですけど(笑)、それから「ロスト・イン・ヨンカーズ」までの約二年間は、「自分がなにを演じたら心が動かされるのだろう」ということを、探り続ける時間でもありました。やはり、まず自分が心動かされるものではなければ、お客様の心を動かすことはできないと考えたのです。そんなときに、初舞台を踏ませていただいたパルコさんと、三谷幸喜さんがお声がけくださり、私が心動かされる作品を提示してくださいました。
 どの家族にもたくさんの喜び、そして苦しみ、あるいは憎しみや愛があると思うのですけど、この作品もみなさんと同じように家族の中で悩み、苦しみ、そして光を見出す人々のお話であり、笑いあり涙ありの人情物語です。ぜひ劇場にお運びいただいて、この物語を味わってください。

■松岡昌宏コメント
 パルコ劇場には、観客として何度も足を運んでいるんですけれど、役者として舞台に立つのは初めてです。ですから、今回のお話をいただいてまず、「自分がパルコ劇場に立つのか」という、いい意味での緊張感……というよりも、うれしさがありました。自分が足を運んでいる劇場に、自分が立っているイメージというのは、劇場のことが好きだからこそ浮かぶものですし、ましてやそれが初めての三谷作品ですから。
 三谷さんには自分が出演する番組に何度も来ていただいていますし、それ以外でも周りの人たちからいろいろな情報が入ってくるんです(笑)。でも、人から聞いた話というのは結局、それぞれの人が感じた三谷さん像なんですよね。だからそれは一度すべてリセットして、今回、僕自身が三谷さんの演出を受けることで、僕なりの三谷さん像を感じられればと思っています。
 三谷さんの作品はテレビドラマ、映画、そして舞台と拝見させて頂いてますが、実にいろいろな世界観をお持ちの方だと思うんです。その三谷ワールドに参加させていただけることがとても光栄ですし、松岡昌宏を如何様にでも料理していただけるよう準備をしていきたいと思います。三谷さんに全てをお任せして身を委ねていければと。
 今回演じるルイという役について、三谷さんは「この役は松岡でなければ」とおっしゃってくださっているそうなんです。全てを鵜呑みにしていいかどうかは分からないですけど(笑)、やっぱりそう言われるのは僕たちにとって一番の褒め言葉であり、うれしいことなんですね。ですから、その期待に応えられるように頑張りながら、のびのびと刺激のある時間を過ごしたいと思います。
 今回の「ロスト・イン・ヨンカーズ」では、パルコ劇場、三谷作品と初めて経験することも多いのですが、新しい道を自分の中で切り拓いて、これを機に新しい松岡昌宏を表現できればと思います。

■小林隆コメント
 最初に今回のお話をいただいたときには「三谷幸喜がニール・サイモン作品を演出? しかも、それに僕が出演!?」と思いました(笑)。三谷さんが主宰し、僕もメンバーだった東京サンシャインボーイズの名前も、ニール・サイモンの「サンシャインボーイズ」という作品から取られているくらい、ニール・サイモンは縁の深い作家です。その代表作の一つ「ロスト・イン・ヨンカーズ」に、三谷さんの演出で出演できる日がこようとは。そんな機会があるとはまったく思っていなかっただけに、とてもうれしい。
 劇団のころから三谷さんの作・演出作品には数多く出演してきましたが、三谷さんが書いた作品以外で、三谷さんの演出する作品に出演するのは初めてなんです。三谷さんがどういうふうにニール・サイモンの戯曲とわれわれ出演者をどう料理してくれるのか。僕自身が一番、そこを楽しみにしています。
 三谷さんへの要望は一切ありませんが、しいて言うなら、劇団の頃に叱られ役だったので、「稽古ではあんまり怒らないでください」とお願いしておきます(笑)。

■浅利陽介コメント
 前回の「おのれナポレオン」に続いて、また三谷さんが声をかけてくださったことを、とてもうれしく思っています。次はどんな作品になるのか楽しみです。
「おのれナポレオン」のときは、三谷さんの舞台は初めてでしたので、その演出の面白さを稽古場で実感する余裕がありませんでした。でも、稽古の後半戦になって面白いなと思ったのが、ちょっといたずらっ子のような一面をお持ちだということ。
「こういうことやってみて」「それ本当にやるんですか?」というようなやりとりがありましたし、実際にやってみるとすごく笑ってくださる。 稽古ではこんなことをやってみよう、あんなこともやってみよう」と、どんどん新しいことを試されますし、こちらから「こんなことやってみるのはどうですか?」と提案したときにも、やるやらないの判断を筋の通った形ではっきりおっしゃってくださる。役者に迷いを抱かせない、とても信頼できる方です。
 今回の「ロスト・イン・ヨンカーズ」では、三谷さんがそんな僕の限界を超えるような演出をしてくださったり、脚色をしてくださるのではないか。そういう部分でもすごく期待しています。

■入江甚儀コメント
 今回、アーティ役に選んでいただいて、率直にうれしいです。これまでに三谷さんの作品はたくさん拝見させていただいていますが、あの世界観の中に自分も入れるんだとすごくうきうきしています。
 僕が言葉にするのは非常に恐縮なのですが、三谷さんの作品は、ポップな世界の中にいろいろな人間観が込められていて、しかもキャラクターはみんなやさしさを持っている。そういった独特の作品世界が僕は本当に好きで、いつも楽しみながら作品を拝見させていただいていました。それだけに、今は本当にうれしい気持ちで一杯です。
 二度とないかもしれない機会ですから、自分の新たな一面をこの「ロスト・イン・ヨンカーズ」という作品を通して、もっと知っていきたい。自分の100%を振り絞って、三谷さんにぶつけたいと思いますし、自分でさえ知らないような一面を、三谷さんに引き出していただけたらと思っています。
 とにかく魅力的な舞台なので、僕もその中で先輩方に負けずに食らいついてアーティという役を全力で演じたいと思います。必ず楽しい舞台になりますので、ぜひ皆さん、楽しみにしていてください。

■長野里美コメント
 この「ロスト・イン・ヨンカーズ」に出演できると知ったときは狂喜乱舞しました。 お稽古では三谷マジックを楽しみにしています。
 三谷さん主宰の東京サンシャインボーイズと私が所属していた第三舞台は、80 年代に同じように小劇場で活動していたのですが、私は一度も三谷さんとクロスする機会がなかったのですね。
 一度、パルコ劇場で三谷さん作・演出の作品を拝見したときに、すごく面白かったので「私を出してください」と三谷さんに直接お願いしたことがあるんです。そうしたら「約束はできないけどそのうち……」なんておっしゃっていただいて、それから20年ぐらいが経ちまして(笑)。ついに今回、念願が叶ってご一緒することができて、本当にうれしいです。
 それくらい強い思いがありますし、三谷さんにはもう全幅の信頼を寄せていますので、まな板の上の鯉になって臨みたいと思っています。

■草笛光子コメント
 私は21年前にも、同じ作品でミセス・カーニッツ役を演じておりますが、再び同じ役を演じる機会があるとは思っておりませんでしたので、今回このお話をいただきびっくりしましたし、三谷さんからお声がけいただいたことをうれしく思いました。
 21年前にこの作品に出演したときはもう夢中でした。急におばあさん役をやったものですから、ご覧になった方から「おばあさん役は、まだ早いんじゃない?」と言われましたが、あれから年月が経ちまして、やっと役にフィットする年齢になりました(笑)。老けた感じを作ることもなくなってきましたので、今度はどういうふうにやれるのか、自分でも楽しみにしております。
 楽しみといえば、三谷さんの演出もとてもとても楽しみです。裏話をいたしますと、三谷さんとはいろいろなところでお目にかかって、ご挨拶させていただくことは多かったのですが、なかなかちゃんと言葉を交わす機会に恵まれなかったのですね。
「三谷さんは、私のことをどう思っていらっしゃるのだろう」と思っておりましたが、今回このお話をいただき、ご一緒できることに天にも昇る気持ちでおります。どういうおばあさんになるかは三谷さんにお任せして、今からどんな形にもなれるように努めたいと思います。三谷さんには私を存分にお料理していただきたいですし、お稽古が始まるのを楽しみにしております。

パルコ劇場40周年 パルコ・プロデュース「ロスト・イン・ヨンカーズ」
【東京公演】10月5日(土)~11月3日(日)<全36回公演予定>
パルコ劇場/チケット全席指定8500円/8月17日(土)発売開始予定

【福岡公演】11月12日(火)~11月14日(木)<全4回公演予定>
キャナルシティ劇場/全席指定8500円/9月14日(土)発売開始予定

【大阪公演】11月19日(火)~11月26日(火)<全10回公演予定>
森ノ宮ピロティホール/全席指定9500円/9月16日(月・祝)発売開始予定

【愛知公演】11月29日(金)~11月30日(土)<全3回公演予定>
稲沢市民会館/S席=9,000円、A席=7,500円(全席指定・税込)/8月24日(土)発売開始予定

【神奈川公演】12月3日(火)~12月8日(日)<全6回公演予定>
KAAT 神奈川劇場 ホール/S席=8,000円~(全席指定・税込)/8月17日(土)発売開始予定

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