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安齋肇監督、大遅刻!「変態だ」舞台あいさつで、みうらじゅん監督襲名「もう僕が撮ったという事にしてください」

92526_01_r 安齋肇監督「変態だ」(公開中)の初日舞台あいさつが都内で行われ、出演者の前野健太、月船さらら、白石茉利奈、桜井秀俊、ウクレレえいじ、監督の安齋肇、原作・脚本のみうらじゅんが登壇した。

 本作は、安齋が長編映画監督デビューを果たした、ロックとポルノをテーマにした衝撃かつ爆笑の青春ストーリー。売れないミュージシャンの男(前野)が、愛人(月船)を連れて旅行気分で出かけた雪山のライブ公演で覚醒していく姿を描く。

 晴れの初日舞台あいさつのはずが、なんと安齋監督が『タモリ倶楽部』の忘年会で遅刻という衝撃の幕開けに。監督遅刻で平謝りのみうらは「もう僕が撮ったという事にしてください!」と監督襲名。それでも「本人が来ていないので説得力がないですが、彼はプロなところがある。デザイナーをやっているのでスタイリッシュな撮り方をする。ジム・ジャームッシュ監督や若松孝二監督的な撮り方をしているけれど、たぶん両方とも観ていないと思う。観ていないのに出来るそのセンスが凄い」と“主役不在”ながらも安齋監督の撮影手法に太鼓判を押した。

 ここで遅刻の安齋監督が帽子とバックを持ったままダッシュで登壇。恐縮しきりの中、みうらから「(配給の)松竹ブロードキャスティングだから“寅さんスタイル”だね」とイジられる安齋。そんな安齋は「1年くらいかけてあっさりと初日まで来られました。でもほぼ泣いています。飲み屋で決まったことが映画として上映される喜びで溢れています」と監督デビュー作の完成に喜びもひとしおの様子。

 主演を務めた前野は「“変態だ”という言葉は魔法の言葉。“俺は変態だ”と言うことで“人生ってたいしたことないじゃん”と思える。まさにロックンロールと一緒」と力説。また大ヒット中のアニメーション映画「君の名は。」を観たところ「あっちにもこっちにも赤い紐が出ていて、観ていてドキドキした。作品に通じるテーマは全く同じ」と“君の縄”便乗ヒットを確信した発言で会場の笑いを誘った。

 前野と雪山でのラブシーンに挑んだ愛人役・月船は「(宝塚という)綺麗なところからやってきているので不安もありました。宝塚を辞めて出た映画が貞操帯デビューだったので、そこからクリーンなイメージにしようと10年くらい頑張ったけれど、引き戻されました」と自虐コメント。いっぽう、前野の妻を演じた白石は「濡れ場のシーンで前野さんと初めましてだったけれど、キスの相性が良くて不安なく挑めた」と前野との濃厚シーンについて大胆告白した。そんな白石が撮影後のアフレコで喘ぎ声を吹き込んだことから、みうらは「話題的には何かがあった方がいいので、アフレコのブースで前野さんと実際にからんだという体でお願いします」とねつ造ネタをマスコミにアピールするひと幕も。

 音楽を担当し、俳優としても4秒出演している桜井は「飲み屋で安齋監督から『来る?』と言われて渡されたのが雪山の切符で、楽屋に行ったら亀甲縛りの若者(前野)がいた(笑)。自分には台本さえなくて、ほとんど通行人」と撮影を振り返ると、本人役で本作に出演したウクレレえいじは「飲み屋でみうらさんに誘ってもらったけれど、その時に猫ひろしもいて『ウクレレが忙しかったら猫がウクレレえいじ役で出てもらう』と言われた。とりあえずウクレレえいじにこだわってくれたのが嬉しかった」と出演エピソードを告白した。

 最後にみうらから「“変態か?変態だ”という感じで来年くらいの流行語大賞にくるはず」という予言が。ここからノリノリになったキャスト陣と観客も一緒に“変態か?変態だ”のコール&レスポンスが行われ、終始大盛り上がりの初日舞台あいさつを会場一丸となって締めくくった。

「変態だ」
新宿ピカデリー ほか全国順次公開中

出演:前野健太/月船さらら/白石茉莉奈 ほか
監督:安齋 肇
企画・原作:みうらじゅん(原作「変態だ」小説新潮掲載)
脚本:みうらじゅん/松久 淳
制作:ドラゴンフライエンタテインメント
配給:松竹ブロードキャスティング アーク・フィルムズ
公式サイト:hentaida.jp
2016/日本/76分

©松竹ブロードキャスティング

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