「俳優モードで腹立つ」ホリケン&名倉潤が原田泰造にクレーム『空想大河ドラマ 小田信夫』2・4放送

ドラマ
2017年01月16日

『空想大河ドラマ 小田信夫』 お笑いトリオ・ネプチューンが架空の武士を演じる異色コント時代劇『空想大河ドラマ 小田信夫』(NHK総合 2月4日(土)後11・35 連続4回)の試写会が行われ、堀内健、原田泰造、名倉潤らが登壇した。

 本作は、演劇で「岸田戯曲賞」、小説で「三島賞」、テレビドラマで「向田邦子賞」を次々と受賞した劇作家・前田司郎が“空想大河ドラマ”として執筆したコント時代劇。英雄・織田信長を意識しつつこじんまり生きる戦国時代の架空の小大名・小田家の小田信夫(堀内)と、家臣の柴田勝夫(原田)、明智充(名倉)らのゆるい会話劇が繰り広げられる。

 脚本・前田は本作執筆を振り返り、「(ネプチューンの)3人が高校の先輩で、僕が後輩のような気分で作りました。学校終わってくだらないこと話していたら、それをそのままNHKでやってもらえるような感じです…」と。また、ゆるさ全開ながら「実は深いんです。反戦の意味も込められている」と説明した。

「最後は、みんなもきっと『小田信夫』ロスになると思う!」と煽る堀内は「反戦は僕も薄々感じていました」と神妙な面持ちで前田のコメントにかぶせ会場は大爆笑。「過激な時代に(信夫たちは)平和な会話をしたり…。平和主義というか…。そういう意味では、トランプ大統領にも見てほしい!」とギリギリトークを展開していた。

「もし戦国に小田家に仕えていたら、それはそれで幸せなのかな。全然ギスギスしてないし」と語る原田。「泰造がドラマモードだったから、こっちも緊張しちゃって」(堀内)、「俳優モードでカッコつけてたのが腹立った!」(名倉)と、俳優・原田泰造にそれぞれからクレームが入ったが、原田はその理由について「健がボールペンを持ち込んでセットにせりふを描き始めて、心の中で憤慨したんです。それが俳優モードに見えたのかな」と堀内の仰天エピソードを交えながら説明。また、名倉には「潤ちゃんは潤ちゃんでぱっちりお目目でかわいいね。こういう生き物いるんだってぐらい」と付け加えた。

 第4回では、名倉演じる明智が小田家に謀反を起こすエピソードが描かれる。撮影は長時間におよび、堀内も「(潤ちゃんが)死んじゃうんじゃないか?」と心配していたそうで、「朝4時ぐらいに“本能寺はこのあたりにありー!”と叫びました」と名倉。甲冑の重さに苦労したらしく、「休憩中、とにかく甲冑を軽くしようと、座ったまま甲冑をイスにひっかけてグンッと上にあげたりしていたんですが、甲冑の一部が首に刺さってめっちゃ痛いっていうね」と苦労話を明かし、報道陣を笑わせていた。

『空想大河ドラマ 小田信夫』は、NHK総合にて2月4日(土)後11・35スタート。連続4回。