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桐山漣インタビュー「原作ファン以上に作品を好きになれば多くの人に伝わる」映画「曇天に笑う」

桐山漣インタビュー「原作ファン以上に作品を好きになれば多くの人に伝わる」映画「曇天に笑う」

明治維新後の若者たちの戦いを描いた人気コミックを映画化した「曇天に笑う」。原作ファンの中で1、2位を争う人気キャラ・金城白子役を演じた桐山漣さんに “新旧ライダー共演”などの撮影エピソードなどを伺いました。


原作ファン以上に作品を好きになれば多くの人に伝わると思います

桐山漣インタビュー◆今回、キーパーソンである金城白子というキャラを演じることになった時の心境を教えてください。

白子に決まってまずやったことは、原作を全部読み、アニメを全部見ました。今回の実写版も、物語の役割としては白子の立ち位置は変わらないので、主人公である曇家3兄弟から見た白子の存在が、彼らを温かく見守る優しい母親のような存在だったらいいなと思いました。とはいえ、彼は三兄弟が敵対していた風魔の末裔でもあるわけですから、その二面性が見え隠れしていたらいいと。それを基に役作りさせていただきましたね。

◆それにしてもかなりの難役だったと思われます。

(本広克行)監督といろいろお話しながら、自分でチューニングして絶妙なラインを出していきました。映画「群青色の、とおり道」でご一緒させていただいた佐々部清監督から本広監督の話は聞いていたので、お会いした瞬間からお父さんのような存在に思っていましたし(笑)、遠慮なくアイデアも出させてもらいました。だから2回目以降は白子目線で見ると、いろいろ見えてくると思いますね。

◆また、白子特有の身のこなしの美しさにもこだわられたのでしょうか?

そうですね。曇家で料理する時やアイロンがけするといった家事のシーンにおける身のこなしにはかなりこだわりました。たすき掛けの時にひもを口でくわえるようなちょっとしたしぐさなどから、白子のキャラを分かってもらえればうれしいですね。

桐山漣インタビュー◆ドラマ『コードネームミラージュ』でのアクションも記憶に新しいですが、今回も激しいアクションシーンがありますね。

撮影の1か月ぐらい前から、(主演の福士)蒼汰らと共にトレーニングに参加させてもらいました。(忍者の武器)くないを使うキャラなので、その投げ方などのトレーニングを中心にやりました。アクションチームの方は僕ができるようになるまで付き合ってくださり、本当にありがたかったです。また、体のボディーラインがくっきり出る衣装も着せてもらう機会もあったので、そこはしっかり魅せる体にしなきゃいけないと、白子用のパーソナルトレーニングもしました。

◆そのパーソナルトレーニングの内容とは?

原作の白子に近いボディーメイクをするため、とにかく逆三角形を作ることでした。トレーニングのほかには、食事制限。ご飯や麺類などの炭水化物を取ることができず、肉と野菜とプロテインだけの生活を送りました。この映画は滋賀県など地方ロケが多かったのですが、名物のラーメン屋巡りをされて帰ってこられたときの本広監督のご満悦な顔を見るのも辛かったです(笑)。

◆「仮面ライダーW」だった桐山さんにとって、後輩ライダーにあたる「仮面ライダーフォーゼ」の福士蒼汰さんとの久しぶりの共演はいかがでしたか?

蒼汰が主演した映画「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX」にW役で出た以来、久しぶりの再会だったんですが、そのときのスタッフの話とかで盛り上がりましたね。6年ぐらい経て、再び一緒に作品を作ることができたことは感慨深かったですし、彼が座長として真摯に役と向き合いながら、主演を張っている彼の姿を現場で見ることで勉強になったことも多かったです。

桐山漣インタビュー◆他のキャストもほぼ男性のみという異色の現場はいかがでしたか?

ここではあまり言えないような言葉が飛び交う男子校みたいな現場でしたね(笑)。撮影が終わった後に、(中山)優馬君たちと一緒にご飯を食べに行くこともありましたし、銭湯にも行きました。中でも中学生の(若山)耀人がみんなにイジられるようなムードメイカーで、とにかくかわいいんですよ! 僕が18歳の時に出来た子供と言ってもいいぐらいですから(笑)。そういう意味では全く気を遣わなくていい楽しい現場でした。

◆完成した作品をご覧になられたときの感想を教えてください。

見た方がいろいろ考えさせられる白子というキャラを演じられたことに満足していますし、達成感もあります。白子として作品に残せたと思いますし、キャリア的にも僕の中における代表作となっていったらいいという期待があります。これからご覧になる方にもそれを感じてもらえたらうれしいですね。

◆デビュー作が「ミュージカル テニスの王子様」である桐山さんにとって、「人気原作の実写化」ということはどのように捉えられていますか?

22歳のデビュー作から、ありがたいことにかなり多くの原作モノをやらせてもらっているので、個人的に「原作モノだから」といった変なこだわりのようなものはありませんね。僕ら役者がすることは、原作やアニメなど台本のほかにいっぱい転がっているヒントを逃さずにキャッチすればいいだけですから。そして、原作ファン以上に作品を好きになれば、きっと多くの人に伝わると思っています。

 

■PROFILE

●きりやま・れん…1985年2月2日生まれ。神奈川県出身。O型。ドラマ、映画、舞台、CMなどで活躍。主な出演作に『仮面ライダーW』『コードネームミラージュ』『幕末グルメ ブシメシ!2』、映画「吉祥寺の朝日奈くん」「新宿スワンⅡ」など。

 

■映画情報

 「曇天に笑う」「曇天に笑う」
3月21日(水・祝)全国公開

<STAFF&CAST>
監督:本広克行
原作:唐々煙
脚本:高橋悠也

出演:福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山漣ほか

<STORY>
曇家の天火(福士)、空丸(中山)ら3兄弟は、天火に助けられた白子(桐山)と共に、明治維新後の混乱の中、町を守っていた。だが町には3百年に一度大きな災いを起こすといわれる「オロチの伝説」があり…。

©2018 映画「曇天に笑う」製作委員会 ©唐々煙/マッグガーデン
 
●photo/徳永 徹 text/くれい響 hair&make/江夏智也(raftel) styling/吉田ナオキ 衣装協力/MARKAWARE、wjk base、SToL、amp japan

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