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唐沢寿明インタビュー「どことなく乾いた風が吹いている雰囲気をイメージした」『あまんじゃく』

唐沢寿明インタビュー「どことなく乾いた風が吹いている雰囲気をイメージした」『あまんじゃく』

 9月24日(月)後9時から放送される、テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!』。主人公・折壁嵩男を演じる唐沢寿明さんに、本作の映像化を熱望していたという理由のほか、撮影現場の様子や見どころを聞きました!


最後の30分はずっとハラハラな展開が!

『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!』◆原作となる藤村いずみさんの小説『あまんじゃく』の映像化を熱望されていたとのことですが、いつごろ小説と出会ったのでしょうか。

約8年前です。小説は何本かエピソードが入っているんですが、話の展開が面白い。最初に、女子中学生から「父親を半殺しにして」という依頼があるんですが、そこから最後にはスケールの大きな話になっていて。自分自身も小説を読んでいて予想外の展開に驚きましたし、これを映像にしたら、見た方たちは引き込まれていくのではないか…と思っていました。

◆それが今回、テレビ東京のスペシャルドラマとして放送されます。

『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!』正直、オファーをいただいた時は「本当に!?」って驚きましたけど(笑)、ずっと演じてみたい作品だったのでうれしかったですね。折壁嵩男は元外科医で殺し屋なので、当たり前ですけど依頼を受けたら殺しに行く。地上波のドラマとしては、なかなか映像化しにくいと思うんですが、まぁこの作品はテレビ東京さんでしか放送できないでしょうね(笑)。

◆実際に折壁を演じられてみていかがでしたか?

医者の知識を利用して、証拠を残さないように人を殺すんです。カテーテル(ゴムや金属、プラスチックなどで作られた細い管)を使って死に追いやったり、体内に入れた時に発見されない薬品を水に混入したり…と、常人じゃできないような殺し方で。特に演じる上で難しい部分ではなかったのですが、お芝居をしていてすごいなと思いました。

◆役作りはどのようにされたんでしょうか。

『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!』特別なことはしていないです。役に関しては、8年前に小説を読みながら「ああしよう、こうしよう」とイメージしていたので、それをそのまま形にしました。小説を読んでいる時って何となく頭の中で想像したキャラクターが動いてるじゃないですか。僕は、その時にイメージしたモノが一番正しくて、そこにいろんな要素を足してはダメだと思うんです。なので、今回は現場でも8年前に思い描いていたものを大切に演じました。造形的には全体的に低いトーンで話す、あまり笑うことがない男。折壁は、依頼人からお金をもらって結果的に人助けのような形にはなるけど、彼自身は正義感を持って仕事(殺し)をしているわけじゃないと思う。どれだけ人を殺しても幸せにはなれないし。どことなく乾いた風が吹いているような雰囲気をイメージしました。

◆撮影現場は、どんな雰囲気でしたか。

『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!』作品も重いので、和気あいあいだったかというと…(笑)。でも、やりたかった役なので現場自体は楽しかったです。親に捨てられたり事情があって家庭に居場所がない子供たちを保護している児童養護施設の責任者の花井環役の伊藤蘭さんは、すごく楽しそうでした(笑)。蘭さんが演じる役柄もちょっと謎があるようなキャラで、今まで演じたことない役なのか、とても見応えのあるお芝居をされていました。結構、激しめなアクションが後半にあるんですが、そこの蘭さんは注目ポイントかもしれません!

◆では、あらためて見どころをお願いいたします。

全体的に重みのある展開というか、闇を抱えたまま話が進んでいきます。しかも、登場人物は悪者ばかり(笑)。そんな中で、主人公の折壁と登場人物がそれぞれどう絡んでいくのか、医療の闇とは一体何なのか…。そして、最後の30分ぐらいはずっとハラハラな展開が続きますので、ぜひドラマを見ていただけたらと思います。

 

■PROFILE

●からさわ・としあき…1963年6月3日生まれ。東京都出身。最近の主な出演作は、『ドラマ「ラストコップ」シリーズ』(日本テレビ系)、『ドラマ特別企画「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」』(TBS系)、(日本テレビ系)など。10月15日(月)より『テレビ東京開局55周年記念番組 ドラマBiz「ハラスメントゲーム」』(テレビ東京系)に主人公・秋津渉役で出演。

 

■番組情報

『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!』テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル
あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!

テレビ東京系
9月24日(月)後9・00~11・08

<ストーリー>
その殺し屋は、雨とともに現れる――。
折壁嵩男(唐沢)は元外科医の殺し屋。医療の知識を駆使し、証拠を残さず、法で裁けない悪人を闇へと葬り去っていく。相棒の弁護士・横倉義實(橋爪功)が嵩男に殺しの依頼を持ってくる。ある日、嵩男は中学生の浦野美鈴(桜田ひより)から母の再婚相手の法医学者・浦野玲哉(岡田浩暉)を半殺しにしてほしいと依頼を受ける。弟を溺死に見せかけて殺した理由を聞き出すことが目的だという。
さらに、嵩男は美鈴の背後に何者かがいると感じ、美鈴を尾行したところ、ある児童養護施設にたどり着く。施設の責任者・花井環(伊藤蘭)は居場所がない子供たちを積極的に保護する活動を続け、メディアでも度々取り上げられている篤志家だ。そして嵩男は、この施設で忘れられない昔の恋人、梶睦子(木村多江)と再会。二人との出会いによって、嵩男の中で止まっていた時間が動きだす。

©テレビ東京
 
●text/宮西由加

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