舞台「刀使ノ巫女」SKE48・斉藤真木子×谷真理佳×北川綾巴クロストーク

特集・インタビュー
2018年11月01日

刀使いの巫女・刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちが、異形の存在“荒魂”と戦う大人気アニメの舞台版、舞台「刀使ノ巫女」が11月10日(土)からスタート。メインキャストを務めるのは、SKE48メンバーの斉藤真木子、谷真理佳、北川愛乃、竹内彩姫、北川綾巴。その中から、可奈美役の斉藤さん、可奈美と友情を育む姫和(ひより)役の谷さん、2人の最強の敵となる紫(ゆかり)役の北川綾巴さんのクロストークをお届け!

SKE48・斉藤真木子×谷真理佳×北川綾巴クロストーク◆3人ともアニメそっくりのビジュアルですね!衣装を着てみてどうですか?

斉藤:普段の“アイドル”しているときの自分は絶対にしない格好なので、ワクワクします!

:一番うれしいのが、ウイッグの髪がめっちゃサラサラなこと。もうウイッグを脱ぎたくないです!(笑)

斉藤:年齢的には14歳の役だから、それがちょっと…。大丈夫かなって心配(笑)。

:私も14歳に成り切れるかなっていう不安はあります。

北川:でも、2人とも制服が似合っててかわいい!私もそういうのを着ると思ってたのに、一人だけテイストが違っててびっくり。年齢もひとりだけ高いし…。

:ていうか、年齢とかの次元じゃなくない?綾巴はだいぶ特殊な役だから(笑)。

北川:うん(笑)。だから、演じ切れるかなっていう不安もあります。

◆役柄が普段の自分とマッチしそうなところや、逆に難しそうなところはありますか?

斉藤:アニメの可奈美は、すごく活発で明るくて、剣術が大好きで、仲間のために頑張る子で。すごく等身大の14歳だなって思いました。野原を駆け回って、けがして帰ってくるみたいな(笑)。そういうアクティブでアウトドアな感じは自分にマッチするし、みんなと関わっていく感じも、SKE48での自分の立ち位置にちょっと似ています。14歳っていう設定はちょっと難しいですけど、14歳のメンバーを見て参考にしようかな(笑)。

:姫和ちゃんはカッコよくてクールで、かわいくて強くて、すべて完璧。私とは正反対です。でも、姫和ちゃんは胸がなくて、“エターナル胸ペッタン女”って呼ばれたりするので、そこだけは私と一緒だなって(笑)おかげで親近感が湧いたので、姫和ちゃんに成り切って、いつもとは違う私を見せていきたいです。

北川:私は普段よくクールだと言われているので、そこは紫と似てるのかな。でも、紫は刀使の頂点にいる人なので、私ももっとオーラと迫力を出して演じなきゃと思います。

斉藤:お話の中では、可奈美と姫和がタッグを組んで戦う役だから、私は谷とずっと一緒にいることになりそう。普段の活動でも谷とはシンメトリーなので、息はバッチリだと思う。ねっ?

:ねっ! ニコイチで頑張ろう!

斉藤:で、2人が立ち向かっていくのが、北川が演じる紫なんだよね。

北川:私、どういう気持ちでやればいいのかな? こうして役を通じて向き合うことってなかなかないから、不思議な感じ。でも、普段からよく話す2人と一緒でよかったです。

斉藤:ただ、演技となれば目の色変えてブッ倒しにいくよ!(笑)

北川:えっ、怖いよ~!(笑)

SKE48・斉藤真木子×谷真理佳×北川綾巴クロストーク◆刀を使ったバトルアクションもたっぷりありそうですが、現時点での感触は?

斉藤:殺陣はすごくカッコいいし、一度は刀を握ってみたいと思ってたんです。でも、宣伝用の撮影で初めて刀を握ったら、歩くだけで足の重心がキツくて…。ここまで大変だとは思ってなかったですね。ダンスとは使う筋肉が全然違うんだなって。

北川:私は刀を2本持つので、本当に重くて。腕が筋肉痛です(笑)。

:2本も持つってカッコいい! 私は稽古に備えて、雨の日に傘でつい殺陣の練習をしちゃう。周りに人がいないなって思ったら、すかさず振り回してる(笑)。

斉藤:それはやめて!(笑)

:私は両手だから、傘だと大変なことになっちゃうけど(笑)。

斉藤:不安もありますけど、キャストに選んでくれた人たちに感謝の気持ちを伝えるためにも、絶対頑張ります!

◆剣術を愛する強い女の子たちの物語ですが、お互いに“強い”と思うことはありますか?

:真木子さんは、劇場公演の前によく筋トレしてるんです。そこで筋トレした後に、さらにステージで1時間半踊ってるのがスゴい。強いなって思います(笑)。

斉藤:みんながストレッチしてる時に一人だけ筋トレしてるから、“何で筋トレ?”って思われてるかも(笑)。谷の強いところは、歌がめっちゃうまいこと。SKE48ってダンスとか力強い動きが売りだけど、歌の場面でも勝負できる子が結構いて。中でも、谷は高い声も低い声も出るから、歌割りが一緒になると助かる。

:そんなことないです(照)。でも、うれしいな~。綾巴は…やっぱ顔! 顔が強いよね。

北川:えーっ!

斉藤:こういう、自分の良さに気づいてないところがまたいいんだよね(笑)。でも、普段は甘えたさんでデレデレしてるのに、やるときはめっちゃやるのがスゴい。

北川:根性はあります! ちょっと前にもフルマラソンを完走したし、体力はめっちゃあると思う。そういうところを殺陣にも活かせたらいいな。

◆ハードな舞台になりそうですが、期間中にメンバーと一緒にやりたいことは?

:名古屋では仕事が終わると解散しちゃうけど、東京ではみんなでどこかに行きたい! 普段はチームがバラバラな5人なので、ここで絆を深めたいです。

北川:東京はタピオカがおいしいから、みんなでタピオカ屋さんに行きたいな。

斉藤:名古屋にはあまりないもんね! 東京だと、お店によっていろんな種類なのがあるみたいだから、毎日違うタピオカを食べたい。私、舞台に向けて大好きなタピオカを1か月やめようと思ってたけど、毎日東京にいたら食べちゃうと思う(笑)。

:稽古終わりは体が疲れてるから、温泉もいいかも。みんなの肌を感じれば、心も体もキュッとなってチームワークが生まれると思う。

斉藤:あはは! 「肌を感じる」って(笑)。

:言い方ヘン?(笑) でも、こんな機会はめったにないから、5人で出る意味を感じられる舞台にしたいです!

◆人気アニメの舞台化で、殺陣やミュージカルシーンも満載なので、きっとプレッシャーもあると思います。この舞台に挑む上での目標はありますか?

斉藤:私たちはまだ演技経験が少なくて、初心者に毛が生えたぐらいなんです。だから歌ったり踊ったりしながらお芝居するのは大変なんですが、しっかり表現力に集中して、自分とは違う一人の人間になれたらうれしいです。今回の舞台では、現在進行形で舞台をやってらっしゃる女優さんたちとご一緒できるので、たくさんのことを学んで吸収したいです。

:SKE48が10周年を迎えたばかりというのもあって、すごく大事な舞台です! アイドルってちょっと甘やかされているイメージがあって、皆さんから“ちゃんと演技できるの?”って思われてるかもしれないなって思うんです。でも、ちゃんと刀を使ったアクションもできるんだというところを見せたいし、やるからには絶対に成長したい。特に原作ファンの方は厳しい目で見ていると思うので、“演じたのがこの5人でよかった”と言っていただけるようにしたいです。

北川:私もあまり演技の経験がないし、普段の生活でも“感情がない”“棒読み”って言われちゃうんです。なので、今回はそれを撤回できるように頑張ります! まだ将来の夢がないので、演技を通して、自分がやりたいことを少しでも見つけられたらなって思います。

 

■PROFILE

●さいとう・まきこ…1994年6月28日生まれ。大阪府出身。A型。SKE48キャプテン。チームE所属。

●たに・まりか…1996年1月5日生まれ。福岡県出身。B型。チームE所属。

●きたがわ・りょうは…1998年10月9日生まれ。愛知県出身。B型。チームSリーダー。

 

■舞台情報

AiiA presents’
舞台『刀使ノ巫女』
11月10日(土)~14日(水)東京・天王洲 銀河劇場

<STAFF&CAST>
脚本・演出:赤澤ムック
出演:斉藤真木子(SKE48)、谷真理佳(SKE48)、北川愛乃(SKE48)、竹内彩姫(SKE48)、桑江咲菜、長谷川里桃/北川綾巴(SKE48)、谷口莉緒、門田奈菜、愛わなび、百音/春川芽生、美羽あさひ、大湖せしる/陰山泰

<STORY>
全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会の日が近づく。多くの刀使たちが修練に励む中、ひと際強い思いを秘め、ひとり技を磨く少女がいた…。
 
●photo/中田智章 text/加藤恵