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稲葉友インタビュー「皆さんにどう届くのか楽しみ」『平成ばしる』で民放ドラマ初主演

稲葉友インタビュー「皆さんにどう届くのか楽しみ」『平成ばしる』で民放ドラマ初主演

デビューのきっかけとなった「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞してから、来年で10年の節目を迎える稲葉友さん。ドラマ6本、映画4本と大活躍だった2018年を締めくくる『平成ばしる』(テレビ朝日系 12月28日(金)深0・20ほか)は、実在のメディアを舞台にしたパニックコメディ。稲葉さんは、年越しそばを求めて走り回るテレビ朝日のアシスタント・プロデューサー役で民放ドラマ初主演。松居大悟監督との約4年ぶりのタッグにも、確かな手応えを感じている。勢いに乗る人気俳優に、同作への思いを聞いた。


前回は松居監督から「2点」と言われて…

稲葉友インタビュー◆松居監督とは、2015年の映画「ワンダフルワールドエンド」以来のタッグですよね。当時のことは、どんな経験として残っていますか?

松居さんとはいつかご一緒したいと思っていたので、それがかなってうれしかったです。ヒロインの彼氏役だったんですけど、松居さんがその役者を探している時に、僕が仕事したことのある先輩と制作サイドの人がそれぞれ僕の名前を出してくれたらしくて。そういう経緯も含めてうれしいなと思いながら現場に行ったら、結構ヘコんだ思い出がありますね…。

◆それは、どうしてですか?

僕がひどくて。松居さんから「2点」って言われたんです。これはやばいなと思い、何とか序盤のうちに盛り返しましたけど。そこからのお付き合いで、お互いの作品や芝居を見に行ったり、飲みに行ったりはずっとしていて、こうしてまたご一緒できることになりました。

◆今回、当時からの成長を見せたいという気持ちもあったんですか?

まぁ、また「2点」って言われるようじゃアカンなとは思いつつ(笑)、自分に何ができるかということをすごく考えましたね。

◆APの猫宮唯役を演じる上で、何を大事にしようと思いましたか?

台本を読んで思ったのは、猫宮はとにかく回転数が高いなと。ずっと走ってるし、あれやってこれやってとバタバタしてるし。そういう何か落ち着けないな、というところを大事にしようと。そうじゃないとお話が進まないし、面白く転がっていかないなという印象を持ったので。もちろん緩急はありつつですけど、落ち着き過ぎないようにしないといけないな、と。

◆松居監督からはお芝居に対して、何か指示や感想はありましたか?

もちろん、こうしてとかああしてとかはありますけど、お互いにどういうことをやるかもう何となく分かっているので、それ以上は特にないですね。今ので大丈夫かなと不安はありつつも、松居さんの言うことに乗っかってついていくという感じです。

稲葉友インタビュー◆久しぶりの松居組の空気感は、いかがですか?

松居組って穏やかというか、優しさに包まれているというか。「あぁ、松居組だなぁ」っていう空気がすごく漂っているんですよ。みんなが着々と作品を撮っていく。でも、決して淡々とではなく、ちゃんと人の思いがあって。お芝居に対しても当たり前にケアしてくれて、監督の指示にもすーっと動いていく。その空気がすごく居心地いいんですよね。松居組の現場にいられる時間ってすごく幸せだなと、あらためて思いました。

◆主演作となると、現場での居方や心持ちは変わるものですか?

民放ドラマでの主演は今回が初めてなんですけど、主演という肩書き自体はこれまで演劇や映画でもやらせていただいていて、毎回ドキドキはしますね。すごい主演の方たちを今までいっぱい見てきてるので、あんなふうにいられるだろうかと。でも結局、そうはいられないのは分かってるので、素直に、まずは当たり前のことをちゃんとやる。その上で、主演だといろんな人と関われるので、そこを楽しもうという気持ちになりますね。

◆共演者はヒロインの阿部純子さんら俳優陣から本人役の芸人・タレントさんまで、バラエティに富んでいます。

個人的にとても思い入れのある人や、思い出深い人もいらっしゃって。『仮面ライダードライブ』に出る前までは演劇を中心にやっていたんですけど、当時いろんなところで見ていた人だったり、めちゃくちゃお世話になった先輩だったり。その座組が松居組で、しかも主演が僕ですからね。プレッシャーもありますけど、本当にうれしい限りです。

◆面白い作品になりそうだという手応えを感じているように見えますが?

あります、あります。めちゃくちゃあります! 松居さんをはじめ、すごいメンバーが集まってますからね。決して自分うんぬんじゃないっていうところが自分らしいなと思いつつ(笑)、でもすごく面白いと思います。これが視聴者の皆さんにどう届くのか楽しみです。

稲葉友インタビュー◆今年はドラマに映画にと大活躍で、まさに“マッハ”で“はしり”続けた1年だったんじゃないですか?

本数を聞くと、確かにすごい働いてる感じがしますね(笑)。今年はたくさん表に出る機会を頂けてありがたかった一方、たくさん悔しい思いもしたんです。年が変わって運気も変わるのであれば、上がっていけそうかなと。

◆悔しい思いをしたのは仕事で? それともプライベートですか?

お仕事だったり、プライベートだったり。25歳の男性としての現状とかも考えるといろいろと思うところがあり、なんかいっぱいヘコみました。でもきっとそれが今年でよかったし、すてきや出会いもたくさんあったので、また上を向いて走っていけそうです。来年に期待ですね。

◆来年は、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞されてからちょうど10年の節目を迎えますね。

そうなんですよ。10年目っていろいろありそうですよね。でも、再来年のほうがもっといろいろありそうな気がしていて。男の27歳。尾崎豊さんが亡くなった年でもあるんです。人によって大小あるだろうし、良いことや悪いこともそれぞれでしょうけど、きっと何かデカいことが起きるんだろうなと、ここ4~5年ずっと思っていて。その年が近づいてきてるので、怯えながら、楽しみながら、まずは来年を生きていこうと思います。

 

■PROFILE

●いなば・ゆう…1993年1月12日生まれ。神奈川県出身。A型。
2010年にドラマ『クローン ベイビー』で俳優デビュー。2014~2015年の『仮面ライダードライブ』で詩島剛/仮面ライダーマッハ役を演じ、人気を博した。現在、映画「春待つ僕ら」が公開中のほか、来年1月6日(日)1月11日(金)からは「この道」も公開される。また、MBS1月6日(日)スタート、TBS1月8日(火)スタートのドラマイズム「ゆうべはお楽しみでしたね」に出演が決定している。

 

■ドラマ情報

年の瀬ドラマ第2夜「平成ばしる」
テレビ朝日系
12月28日(金)深0・20~1・20ほか

脚本:きたむらけんじ、松居大悟
監督:松居大悟
出演:稲葉友、阿部純子、本仮屋ユイカ、松重豊ほか
 
●photo/木川将史