【インタビュー】『あすなろ三三七拍子』に出演中!内藤理沙インタビュー

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2014年08月07日

7月よりフジテレビ系列で放送中のドラマ『あすなろ三三七拍子』では、主人公・藤巻大介(柳葉敏郎)の妻・広子(菊池桃子)が働くパン屋のパート仲間・真由美役で出演。さらに、11月公開の映画「クローバー」で映画初出演が決まるなど、女優として着実にステップアップしている内藤理沙さんに、たっぷりお話を伺いました。

焼きたてのパンのいい匂いに囲まれて撮影しています

――現在、ドラマ『あすなろ三三七拍子』に出演中ですが、撮影現場の雰囲気はいかがですか?

私は応援団の方々との絡みがまだなくて、パン屋さんで菊池桃子さんとご一緒するシーンが多いのですが、本当のパン屋さんを使わせていただいているので、焼きたてのパンのいい匂いに囲まれながら撮影をしています。菊池さんは大先輩なのでとても緊張していたんですが、想像していたとおり優しい雰囲気のほっこりした方で。メイク中や撮影中も気さくに話しかけてくださるので、「何て優しい人なんだろう」と思いながら、気持ち的にも安心して撮影させていただいてます。現場では菊地さんの演技を見ているだけで勉強になりますし、私にないものをどんどん吸収できたらと思っています。今後は応援団の方々とも絡む機会があるので、そちらも注目していただきたいです。

――同じくドラマに出演されている剛力彩芽さんとは以前も共演されていますよね。

今回はまだ現場で一緒になっていないんですが、『ビブリア古書堂の事件手帖』や『私の嫌いな探偵』で共演させていただきました。彩芽ちゃんは居るだけで現場を明るくしてくれる、空気を変えてくれるような存在です。周りにすごく気を遣ってくれる子で、『ビブリア』も『私の嫌いな探偵』も長くて難しいせりふが多かったのに完璧にこなしていて、すごいなぁと思っています。

役柄によって雰囲気を変えられるような女優さんになりたい

――11月には、初出演映画「クローバー」の公開が控えていますね。

そうなんです。武井咲ちゃんが演じる沙耶と同じホテルの広報課の社員で、関ジャニ∞の大倉忠義さんが演じる上司・柘植さんを見つけてはキャーキャー黄色い声を上げる、“柘植ファンクラブ”の一員のような役で(笑)。光浦靖子さんや今野杏南ちゃんが演じるファンクラブ仲間と一緒に、噂話などをして盛り上がっている女の子です。

――同じ事務所の武井咲さんはどんな存在ですか?

今までの作品も見させていただいたり、私も共演させてもらったんですが、毎回役柄が全く違うんですよね。今回の「クローバー」では少女漫画から飛び出てきたようなかわいらしい女の子を演じていますが、『お天気お姉さん』では感情の起伏がない女の子だったり、『Wの悲劇』では一人二役を演じたり。どんどんステップアップしているのを目の当たりにして、私より年下ですが憧れる面はすごくあります。私も今後、役柄によって雰囲気をガラッと変えられるような女優さんになれたらいいなと思っています。

――大倉さん演じる柘植さんの印象はいかがでしたか?

ドSでしたね~(笑)。大倉さんとは、『お天気お姉さん』で一度共演していますが、そのときは撮影で一緒になることがほとんどなく、お話する機会はなかったんです。でも、アイドルの方ってやっぱりすごいです。階段を下りるだけでもかっこいいんだなってしみじみ思いました(笑)。今回の映画では大倉さんと絡むシーンがあって話しかける機会もあったんですが、実際にそういう男性がいたとしたら、いくらエリートでかっこよくても、私だったら自分からグイグイいけませんね。遠目から見ているぐらいがちょうどいいです(笑)。

――ドラマと映画で、撮影現場の雰囲気は違いましたか?

全然違いましたね。監督さんにもよると思いますが、すごく丁寧に長回しをすることが多かったので、映画って大変なんだなって感じました。ドラマは、“何時から何時までにこのシーンを撮影する”と、おおよその時間が決まっているんですが、今回の現場は、“1日の中でここと、ここのシーンを撮る”ということしか決まっていなかったので、時間の使い方が一番の違いかなと思いました。

米倉涼子さんのようなかっこいい女性になりたい

――女優、モデル、バラエティなど経験された中で、将来的にはどんなお仕事をしたいですか?

このまま女優として、ドラマや映画で幅広い役柄に挑戦していきたいと思っています。今までは元気な役というか、私自身が元気で明るい性格なので監督にも「そのままでいいよ」と言っていただく役が多かったんです。今までは高校の制服が着たいなって思っていたんですけど、もう25歳なので明るいだけじゃなく女性としての魅力が出せるような役を演じたいです。

――目標の女優さんはいらっしゃいますか?

ずっと目標にさせていただいている女優さんは米倉涼子さんです。事務所の先輩なのですが、女優としてはもちろん、女性として、人としても憧れています。女性としてのかっこよさもあって、生き方もかっこよくて。あんな女性になれたらいいですね。事務所にはいろんな先輩方がいるので、若い世代の子たちも、きっと憧れの先輩が事務所内にいるんだろうなぁと思いますね。

――最後に読者の方にメッセージをお願いします。

今、出演している『あすなろ三三七拍子』は熱い男の人たちがたくさん出ていて、元気がもらえるドラマになっています。その中で菊池さんとのパン屋さんのシーンはちょっと息抜きできるような、ほっとできるシーンだと思いますので、パン屋さんのシーンにもせひ注目して見ていただけるとうれしいです。

 

PROFILE

内藤理沙
●ないとう・りさ…1989年1月10日生まれ。群馬県出身。A型。
2002年8月に「第8回全日本国民的美少女コンテスト」の本選大会に出場し、多数のファッション誌、CMなどで活躍。
女優としては、『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』『ビブリア古書堂の事件手帖』『お天気お姉さん』『私の嫌いな探偵』など多数のドラマに出演。現在放送中の『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ系)のほか、11月1日(土)より公開の映画「クローバー」にも出演。


●photo/徳永 徹 text/高木祐美