中村蒼インタビュー『せいせいするほど、愛してる』に出演中

特集・インタビュー
2016年07月30日

一筋縄ではいかない“本気で純粋な”大人の恋愛模様を描く、北川みゆき原作の『せいせいするほど、愛してる』(TBS系 毎週(火)後10・00)で、主人公・未亜(武井咲)のライバル会社JIMMY CHOOの敏腕広報マンであり、海里(滝沢秀明)の最強の恋敵である宮沢綾を好演中の中村蒼さん。未亜と海里、そして宮沢の関係がついに本格的に動き出す第4話(8/2)放送を前に役づくりでの苦労や、今後のみどころを伺いました。

“何時にどこで集合”って決めちゃう宮沢を羨ましく思います

int_nakamuraaoi2_01――民放ドラマのラブストーリーは5年ぶりの出演となりますが、作品の第一印象はいかがでしたか?

原作を読んだときは少女漫画ということもあって、理解するのがちょっと難しいところもありました。女性はこういうのにキュンキュンするんだって(笑)。それに、自分が演じることが決まってから読んだので、なかなか客観的には見られなかったですね。でも、実際に完成した映像を見たら、女性がキュンキュンするキラキラした作品だなと感じました。

――世界的ファッションブランドであるJIMMY CHOOの敏腕広報マンとして、時には強引なやり口もみせる宮沢ですが、共感できる・できないポイントはありましたか?

自分と正反対の人間なので共感はできないですけど、羨ましいと思うところはありますね。何事に対しても積極的ですし、人の懐に入るのがすごく上手いので、そういうところは尊敬します。例えば、普通は約束をするときに“じゃあ、また連絡するね”ってなるところを宮沢は絶対にその場で“何時にどこで集合”って決めちゃうんですよね。連絡だったら断ることもできたりすると思うので、その場で決めちゃうのはすごいなと思いましたし、羨ましいな~とも思うので自分もそういう風になっていけたらいいなと思います(笑)。

――実際にJIMMY CHOOの店舗での撮影もされてるですよね?

初めてお店に入らせていただいた時はいろいろなところがキラキラしていて眩しかったですね(笑)。撮影に入る前にもJIMMY CHOOさんの実際の展示会にも行かせてもらって雰囲気を味わわせていただきました。実在するところで撮影ができることはすごくありがたいことですし、本物を使わせていただいてるので、より説得力は増していると思います。

――そして、初めての関西弁にも挑戦されています!

やっぱり関西弁は難しいですね…。とにかく練習、練習です。音声データを聞いたり、方言指導の方と一緒に時間を作って練習しています。なので、今はテレビに出ている関西出身の方たち全員がお手本。つい関西弁の方がテレビに出ていらっしゃると注目して見てしまいますね(笑)。

――未亜と海里と宮沢の恋と仕事を巡る三角関係が気になるところですが、撮影の様子はいかがですか?

撮影では未亜と海里、未亜と宮沢でいることが多いので、あまり3人が一緒になるシーンがないんですよね。なので、武井さんとはちょこちょこお話させていただくんですけど、滝沢さんとはまだちゃんとお話できてないんですよ。でも、これからだんだん話が進んでいくにつれて3人が一緒になるシーンも増えてくると思うので楽しみです。

――放送も中盤に差しかかってきましたが、撮影が進むにつれて演技での変化は何かありましたか?

宮沢は今まではおどけたりすることが多かったんですけど、回が進むにつれてわりと真剣なシーンもあったりするので、中盤からは宮沢の新しい姿がだんだん見え始めてきます。今までは嘘か本当かわからないような話をする人だったのが、未亜に対して本当の気持ちを伝えるシーンがあるので、そこがすごくいいギャップになっているんじゃないかなと思います。ふざけるシーンがあるからこそ、真剣なシーンが引きたつと思うのでふざける時は思いっきりふざけていますし、1つ1つのシーンがすべてに利いてくるのが宮沢だと思うので撮影ではすべてに油断ができないですね。

――そして、第4話(8/2放送)では未亜と宮沢がお祭りデートに行くなど、女性視聴者必見の胸キュンシーンが満載ですよね。

今まではわりとカッチリとした服装をしていたのが、お祭りのシーンはみんな浴衣を着ていて、凄く華やかなので見た目も新鮮だと思います。そして、宮沢は普段は相手に対して真っ直ぐにアプローチをする人間ですが、射的をするシーンで未亜にくっついたりする時は、そこに何の下心も感じていないんですよ。逆にそういうことを気にせずに自然に近寄れるところが宮沢のギャップですよね。普通はドキドキすると思うんですけど、宮沢はこういうところでは意識してないので演じていてすごく面白いシーンでした。

――では、最後に今後のみどころと視聴者の方へメッセージをお願いします。

これまではキラキラ要素が多い作品でしたが、第4話を皮切りに未亜、海里、宮沢の3人の思いをはじめ、あかりや千明たちの関係もこれからより複雑になっていきます。なので、みんなが傷ついたり、心が折れそうになったりして、だんだん人を本気で愛することの大変さを感じるシーンが増えていきますので、そういうところに注目して見ていただければと思います。

 

PROFILE

中村蒼
●なかむら・あおい…1991年3月4日生まれ。福岡県出身。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。橋本愛の初恋相手を演じる映画「バースデーカード」が10月22日(土)公開予定。舞台界で注目の実力派劇団「ONEOR8」との初タッグが決定している舞台「さようならば、いざ」が11月11日(金)の北海道公演を皮切りに、東京(11月16日~23日)、山形(11月26日)で上演される。
最新情報は中村蒼オフィシャルファンクラブ『No.A』 https://aoi-nakamura.lespros.co.jp

 

ドラマ情報

火曜ドラマ『せいせいするほど、愛してる』
TBS系 毎週(火)後10・00~10・54
脚本:李正美、渡邉真子、井上聖司
出演:武井咲、滝沢秀明、中村蒼、水沢エレナ、トリンドル玲奈、中村隼人、横澤夏子、和田安佳莉、GENKING、橋本マナミ、高橋光臣、神野三鈴、木南晴夏、松平健
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/seiseisuruhodo_love/

◆8月2日(火)O.A. 第4話あらすじ
int_nakamuraaoi2_02元カレの陽太(高橋光臣)に、海里(滝沢秀明)の妻・優香(木南晴夏)のいる病室へ無理やり連れてこられた未亜(武井咲)。ベッドに横たわる優香の姿を見て、未亜はますます海里の気持ちが分からなくなる。
一方、ティファニー広報部ではクリスマスジュエリーのPRを行うことが決定。
未亜は、ベストセラー作家のhiroにPR用の短編を書いてもらうよう頼みに行くが、必死の依頼も虚しく、マネージャーの和田に門前払いされてしまう。
そこに偶然通りがかった宮沢(中村蒼)が、hiroと直接交渉できるよう取り計らってくれることになったが、その交換条件として、宮沢と二人きりで夏祭りに行くことに。
その姿を、あかり(水沢エレナ)、千明(トリンドル玲奈)、久野(中村隼人)と共に会場に来ていた海里に目撃されてしまう。
おまけにその夜、未亜は宮沢の家に泊まることになってしまい―ー?
未亜・海里・宮沢の恋と仕事のトライアングルはますます白熱 !