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山田裕貴インタビュー「ファンの方に免疫がつくかも(笑)」『闇金ドッグス4』主演

山田裕貴インタビュー「ファンの方に免疫がつくかも(笑)」『闇金ドッグス4』主演

『闇金ドッグス4』(公開中)に続き、2017年1月14日(土)には『闇金ドッグス5』も連続公開される“闇金ドッグス”シリーズ。裏金融の世界を生々しく描いてきた同シリーズだが、『~4』では主人公の闇金業者社長・安藤忠臣の兄貴分・豊田(升毅)が登場し、忠臣の過去が明らかになる。今作でシリーズ3度目の主演を務める山田裕貴さんにお話をうかがいました。

“表現しすぎない”演技を意識しました

山田裕貴インタビュー

◆順調に続いている『闇金ドッグス』シリーズですが、今回の製作が決まったときはいかがでしたか?

正直、こんなにできると思っていなかったんです。だから「本当にやれるんだ!」とびっくりして。『闇金ドッグス』シリーズで頑張って、ほかの現場でも頑張って、僕のこともいろいろ知ってもらって、またこのシリーズを観てもらう。いいループができればいいなと思っています。

◆第4作の脚本を読んだときの感想は?

「なるほど、忠臣の過去がこういうふうに出てくるのか」と思いました。今までのシリーズでは過去の描写がなかったんです。今回、忠臣の過去にかかわる豊田のアニキ(升毅)が出てくるので、新しい忠臣の一面が見られると思いました。まさかアニキが金を借りにくるとは思ってないので、そのときの衝撃とか。ただ、表現しすぎずにやろうと思いました。

◆「表現しすぎないように」とは具体的にどういったことですか?

例えば、単に声を荒らげたりすることを一切やめたことです。目の奥でいろんな思いを表現して、そこから生まれるものでしゃべってみたいなと。豊田のアニキにだけ笑顔を見せるシーンがあるんですが、表現しすぎないことでそこも際立つと思いました。それに、表現しすぎないというのは、自分がいろんな現場を踏んできて感じたことでもあって。忠臣が大人になって、ちょっとした余裕があるところも見せたかったんです。

◆豊田役・升毅さんとの共演の感想を教えてください。

升さんとは2度目のお仕事ですが、普段はとても気さくな方なんです。ご本人も「強面だから“怖い”って言われるんだけど、全然そんなことないんだよね」とおっしゃっていて。冗談を言って現場を和ませてくださるのですごく楽しかったですし、一緒にお芝居することで、長く俳優業を続けられている理由を肌で感じました。役の中で言葉がちゃんと重みを持って返ってくるんです。

◆升さんと1対1のシーンもありましたね。

目だけで対峙するんですが、本当はもっとせりふがあったんです。でも、「これは言わないだろう」と升さんがおっしゃって、少し変更してあのシーンが出来上がりました。いろんな思いを目だけで伝えることはすごくやりがいがありましたし、「実際に伝えられるんだ」と思いました。

AVパートで、ファンの方に免疫がつくかも(笑)

山田裕貴インタビュー

◆本作では、メインとなる豊田と元子(高橋ユウ)のエピソードとは別に、AV制作会社のパートも出てきます。

そうですね(笑)。本当にあのシーンは面白くて、現場も楽しかったです。忠臣としてはどう冷たくあしらってやろうかってことだけを考えていたのですが(苦笑)。AV監督役の木村(祐一)さんが鼻くそを食べて、「やめられねえんだよ、これ病気なんだよ」って言うんですけど、それが何とも言えないトーンで(苦笑)。もし、あの場面で画面に忠臣が映っていたら、いくら忠臣でも耐えられなかったと思います。初めて忠臣が負けた瞬間でした(笑)。

◆AV制作会社の会議のシーンがすごく面白かったのですが、あれは台本通りなんですか?

「アマゾンの奥地でどうたら…」とかはアドリブだと思います。めっちゃ面白かったですね(笑)。話がそれますが、このエピソードのおかげで、僕のファンの人たちに免疫をつけてもらえるかもしれないですね。僕をすごくキレイなものとして扱ってくれるファンの方もいると思うんですが、こういうエピソードに触れたことで、僕も普通の男の子だということが伝わるかもしれません。あ、でもAVパートにも、すごくいいせりふがあるんですよ。「俺らにしか分からない生みの苦しみがある」とか。あれはAV業界だけじゃなくても通じると思いました。

◆須藤司役の青木玄徳さんとはシリーズでずっとバディを組まれていますが、普段のお2人はどんな感じなのですか?

撮影が早めに終わったときは、バスの時間を待つ間に一杯だけ飲みに行って「これからシリーズをどうしていきたいか」みたいな話をしたりします。ほかの現場でも頑張って『闇金ドッグス』に還元するのもそうだし、このシリーズを1作1作続けていくのが大事だと話しましたね。

◆20代後半に入って、役者としてでも私生活でも変化してきたことを教えてください。

自分と向き合うことをちゃんとできるようになってきたのが、この20代後半なのかなと思います。人のせいではなく、何でも自分のせいだと考えるようにしています。ダメだったら自分のせい。評価を受けなかったら自分のせい。責めているのではなくて、自分に課している感覚です。短所も認めて自分と向き合っています。

◆公開を楽しみにしている人にメッセージをお願いします。

『闇金ドッグス4』はヒューマンな部分に重点が置かれていると思います。残酷さだけでなく、ちゃんと人間ドラマが描かれている。忠臣の過去との葛藤も見てほしいし、コミカルな部分とシリアスな部分のバランスがいいので、飽きずに入り込めると思います。ラストも『闇金ドッグス5』につながっていく面白いものになっています。たくさんの人に観てもらって、いろいろ感じてもらえればうれしいです。

◆最後に、ひとつお気に入りのシーンをあげてもらえますか?

最後に「また10日後」と言う場面。好きというより、今回、そこに行くまでに、そこのためにすべてを作り上げたみたいなところがあります。「豊田さん、どっちなんですか」と聞いたあとの、「また10日後」。これがすべてです。

 

■PROFILE

●やまだ・ゆうき…1990年9月18日生まれ。愛知県出身。
2011年に俳優デビュー。映画やドラマ、舞台などに幅広く活躍中。近年の主な出演映画作に、「ストロボ・エッジ」(15)、「ふきげんな過去」(16)、「HiGH&LOW THE MOVIE」(16)、「青空エール」(16)、「闇金ウシジマくん Part3」(16)など。また2016年8月、舞台「宮本武蔵(完全版)」(脚本・演出:前田司郎)にて主演を務める。今後の出演作にTVドラマ『私に運命の恋なんてありえないと思ってた』(KTV、12月20日放送)、映画「僕は明日、昨日の君とデートする」(12月17日公開)、「闇金ドッグス5」(2017年1月14日公開)、「破裏拳ポリマー」(2017年5月公開)、「二度目の夏、二度と会えない君」(2017年秋)、「あゝ、荒野」(2017年秋)など多数。

公式サイト:http://www.watanabepro.co.jp/mypage/10000042/
公式ブログ:http://ameblo.jp/yuki-yamada-we/
公式Twitter:https://twitter.com/00_yuki_y

 

■作品情報

映画『闇金ドッグス4』
2016年12月10日(土)よりシネマート新宿ほか公開中

<STORY>
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)。若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して、闇金の世界へ足を踏み入れた。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に、癖のある債務者を追い込む毎日。ある日、ヤクザ時代の大兄貴分の豊田(升毅)が10年のお勤めを経て、シャバに戻ってくる。もう、あの塀の中には戻りたくないと、足を洗う事を宣言した豊田。男として、ヤクザとして、常に目標としてきた豊田に、忠臣は放免祝いとして30万を包む。常に債務者には冷徹な忠臣の意外な態度に、司は突っかかるが、「優遇は一度まで。次に融資する時は、きっちり回収する」とその信念は変わらない。しかし、出所した元ヤクザには、世間の風当たりも厳しく、就職先もままならない。それでも堅気になると誓い、喫茶店で慣れない履歴書に向かう日々を過ごす。そんな豊田の姿を微笑ましく見ていた喫茶店の店員・元子(高橋ユウ)の前に、突然チンピラが現れる。元子を拉致しようとするチンピラを、圧倒的な腕力でぶっ飛ばし、元子と共に逃げる豊田。金銭トラブルを抱える元子と元ヤクザの豊田。頼る相手がいない二人は、束の間の安息を得て、共に惹かれあうのであった。幸せな時間を守るため、元子の借金を肩代わりすることを決めた豊田が向かったのは、ラストファイナンスであった。

出演:山田裕貴、升毅、高橋ユウ、坂田聡、ジェントル、瑛蓮、百瀬朔、副島淳、木村祐一、青木玄徳

映画『闇金ドッグス5』
2017年1月14日(土)よりシネマート新宿ほか順次公開

<STORY>
女性債務者から絶大の信頼を得るラストファイナンスの須藤司(青木玄徳)は、かつて街金から金を騙し取るために結婚離婚を繰り返し、戸籍上の名字を忘れてしまっている。そんなある日、司のもとに銀行系のローン会社から「あなたの奥様が借金をして飛んだ。夫である貴方には支払いの義務がある」と連絡が。困り果てる司だが、社長の安藤忠臣(山田裕貴)はにべもなく司に新規の客をあてがう。その客は、大手電機メーカーの下請け会社でエアコンの設置業者の契約社員として働く沼岸光夫(菅原大吉)。ブラック企業では人扱いをされず、冷遇のなか必死にしがみついている。それは、ひとえに認知症を患っている母のため。だが、薄給で生活費もままならず、致し方なくラストファイナンスを利用している。沼岸の状況は悪くなるばかりで、理不尽な理由で急に解雇されてしまう。困った沼岸は、生活保護の申請をするも断られ、無職になったため司から追加融資も受けられずにいた。そんな沼岸の前に、NPO法人で貧困ビジネスを営む五条礼(荒木宏文)が現れ、申請が通った生活保護費を不正に搾取されてしまう。母の病も進行が速くなり、生活は究極に困窮する。藁をもすがる思いで、沼岸はラストファイナンスを再び訪れた。 

出演:青木玄徳、菅原大吉、美谷和枝、牧野ステテコ、蒲生純一、副島淳、荒木宏文、山田裕貴

監督:元木隆史
企画・配給:AMGエンタテインメント

©2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会

公式サイト:http://yamikin-dogs.com/

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