村上虹郎×芋生悠「ソワレ」メイキング画像解禁!プロデューサー陣のコメントも到着

映画
2020年08月20日

8月28日(金)に全国公開の映画「ソワレ」より、村上虹郎と芋生悠が演出を受ける姿や笑顔を見せるメイキング画像が解禁された。さらに、プロデューサーを務めた豊原功補、小泉今日子からのコメントも到着。

本作は、センシティブな感性で唯一無二の世界観を作り出す新鋭・外山文治がオリジナル脚本で挑んだ長編映画。主人公・翔太役に類稀なる吸引力で日本映画の台風の目になりつつある実力派俳優・村上虹郎と、タカラ役には100人以上のオーディションから抜擢された注目の新星・芋生悠のふたりをW主演に迎え、若い男女の切ない逃避行を描いた。

この度、公開に先駆けてメイキング画像が解禁。和歌山県でのオールロケを敢行し、昨年の7月に約3週間かけて撮影された本作の裏側を垣間見ることのできるカットが公開された。

許されぬ罪を犯し、追われる身になった翔太(村上)とタカラ(芋生)を演じるふたりが真剣な様子で外山監督の演出を受ける姿や、劇中ではなかなか見ることのできない笑顔を浮かべる姿を収めたカットも公開。さらに、裏方として現場を支えていたというプロデューサーの豊原功補、アソシエイトプロデューサーの小泉今日子らの姿も切り取られている。

本作は、自ら立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の1作目となり、並々ならぬ熱い想いを抱いていたという外山監督とプロデューサーの2人。もともと、豊原と小泉が外山監督の「此の岸のこと」を観て感銘を受けたことをきっかけに交流がスタートしたそうだ。

舞台のプロデュースや演出を手掛けていた豊原は「いつか映画を」という気持ちがあったといい、外山監督との出会いを機に「新世界合同会社」を設立した。豊原は「何かが始まるときってこうだよなと。あれよあれよという間に、ここまで来ていました」と当時を振り返る。

本作の制作にあたっては、「どこまでアナログでできるか。その想いは(プロデューサーとして)ありました」と明かした。その想いに応えるように、外山監督は練りに練った脚本を10か月かけて完成させたという。

外山監督は「これまでより大きな作品を手がけるわけですから、どこか保守的な脚本を書いたり、保守的な人選をしようとしていた。そこを『いや、やっちゃえ!』と、おふたりが(背中を)押してくれたんです」と語っており、完成した脚本はプロデューサー陣からのバックアップがあってこそだったようだ。

こうして完成した脚本は、可能な限りのせりふを省き、不要な情報を削ぎ落とした映画らしさが漂うものに。「危険性が強いわけでも、バイオレンスやセックスがあるわけでもない。でも、何か匂う映画にはしたかった」と、豊原は本作にこめた想いを明かす。

小泉も「現時点での外山文治の集大成」と自信を覗かせるように、センシティブな感性で唯一無二の世界観を作り出す新鋭・外山監督のすべてが詰まった本作から目が離せない。

<作品情報>

「ソワレ」
2020年8月28日(金)より全国公開

監督・脚本:外山文治
出演:村上虹郎 芋生 悠
岡部たかし 康すおん 塚原大助 花王おさむ 田川可奈美
江口のりこ 石橋けい 山本浩司

後援:和歌山県、(公社)和歌山県観光連盟
協力:御坊日高映画プロジェクト、和歌山市
配給・宣伝:東京テアトル

<あらすじ>

俳優を目指して上京するも結果が出ず、今ではオレオレ詐欺に加担して食い扶持を稼いでいる翔太。ある夏の日、故郷・和歌山の海辺にある高齢者施設で演劇を教えることになった翔太は、そこで働くタカラと出会う。
数日後、祭りに誘うためにタカラの家を訪れた翔太は、刑務所帰りの父親から激しい暴行を受けるタカラを目撃する。咄嗟に止めに入る翔太。それを庇うタカラの手が血に染まる。
逃げ場のない現実に絶望し佇むタカラを見つめる翔太は、やがてその手を取って夏のざわめきの中に駆け出していく。こうして、2人の「かけおち」とも呼べる逃避行の旅が始まった−−。

<WEB>
公式サイト:https://soiree-movie.jp/

© 2020ソワレフィルムパートナーズ