『サザエさん』初期フィルムをデジタル化!50回分を一挙配信

アニメ
2018年12月30日
©長谷川町子美術館
©長谷川町子美術館

『サザエさん』の貴重な初期フィルム作品がデジタル化され、フジテレビ動画配信サービスFOD、Amazon Prime Videoで配信されることが決定した。

 1969年10月5日に放送を開始した『サザエさん』は、2019年10月に50周年を迎える。これに先立ち、放送開始の1969年~1978年までのフィルムで制作され保存されてきた『サザエさん』がデジタル化され、配信されることが決定した。

 今回、第1回放送分(1969年10月5日)から第53回放送分(1970年10月4日)の中から50回分を一挙配信。また、放送開始から変わらない加藤みどり(サザエ)、貴家堂子(タラオ)の2人と、大山のぶ代(カツオ)、永井一郎(波平)、麻生美代子(フネ)の貴重な声の共演にも注目だ。

<プロデューサー・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント>
「放送50周年の節目を前に、今まで35mmネガフィルムの状態で倉庫に眠っていた初期の『サザエさん』をデジタル化し、後世に映像遺産として残すことができることを大変うれしく思います。また、貴重な初期作品を再び皆様にご覧いただくことが、アニメ『サザエさん』の歴史を振り返る大きな機会になると期待しています!
初期作品は、現在放送中の『サザエさん』とは作風や表現も異なっていて、見比べてみてもそれぞれに新しい魅力を発見してもらえると思います。アニメ『サザエさん』は50周年を迎えるとともに、ますます“挑戦”を続けていきたいと思いますので、これからも応援をよろしくお願いします!」

<配信概要>
配信内容:1969年10月5日第1回放送~1970年10月4日までの53回放送分より、50回放送分

<1969年10月5日第1回放送あらすじ>
「75点の天才!」
カツオが75点のテストを持ち帰り、フネとサザエは大喜びする。2人に褒められて上機嫌のカツオが子供部屋に戻ると、ワカメがカツオの悪い点数の答案を見つけていた。実は悪い点数のものは、分厚い本の中に隠していたのだ。カツオは口止めとして、お気に入りのペンをワカメに渡すと、悪い点数の答案を天井裏に隠す。

「押売りよ こんにちわ!!」
押売りの男が磯野家にやって来る。男は不幸話をして同情させ、物を売ろうとするが、サザエはワンピースの背中のファスナーを上げさせたり、政府批判をするだけで何も買わない。押売りの男がスゴスゴと磯野家を出ると、外では押売り仲間が待っていた。押売りたちは何とか物を買わせようと、代わる代わる磯野家を訪問する。
(他、1話)

<第一回放送出演>(キャラクター名は当時のもの)
サザエ…加藤みどり
カツオ…大山のぶ代
ワカメ…山本嘉子
タラ…貴家堂子
舟…麻生美代子
マスオ…近石真介
波平…永井一郎

FOD:http://fod.fujitv.co.jp/
Amazon Prime Video:https://www.amazon.co.jp/PrimeVideo

©長谷川町子美術館