福山雅治が4月クールの日曜劇場『集団左遷!!(仮)』に主演

ドラマ
2019年01月04日
©TBS
©TBS

 4月クールの日曜劇場で福山雅治主演の『集団左遷!!(仮)』が放送されることが決定した。

 福山が日曜劇場の主演を務めるのは本作が初めて。加えて、銀行員(バンカー)役を演じるのも初めてとなる。

福山演じる主人公の銀行員・片岡洋は、理不尽なことだと分かっていても、飲み込んで、我慢して、「会社で生き残るためだ」と考えている“the サラリーマン”。だが、部下や仲間の頑張りにほだされてしまう情に厚い男でもある。片岡はある日、50歳を目前にして支店長への昇任人事を受ける。その喜びもつかの間、赴任先は廃店が決定している「蒲田支店」だった。上層部からは、「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫です。無事廃店の際には本部に戻し優遇いたします」という特例を受ける。人生で初めて「頑張るな」と言われ片岡は困惑する。しかし、廃店になることなど知らない支店員たちを前に「頑張らなくてもいいよ」とも言えず、自分の立ち位置に葛藤し、部下たちの頑張りを目の当たりにし、「このままでいいのか」と思い悩む。

「銀行」という一見張り詰めた緊張感がある世界を舞台に、廃店決定の蒲田支店の仲間と巨大組織の理不尽に立ち向かう、片岡とそこに生きる人間をコミカルに、そして時にエネルギッシュに描いていく。

 片岡の異動先である蒲田支店の副支店長・真山徹を演じるのは香川照之。真山はどこかつかみどころのないような男。常に笑顔で、全てを見透かしているような真山の扱いに片岡は苦労する。

 福山と香川はNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年放送)以来9年ぶりの共演。二人のやりとりや劇中での関係性にも注目だ。

 脚本は『ROOKIES』(2008年)、映画「ROOKIES~卒業~」(2009年)、『南極大陸』(2011年)などを手掛けたいずみ吉紘が担当する。

<出演者コメント>
■福山雅治
『集団左遷!!』(仮)の片岡は諦めきれない男。そして”上手くやれない男”だと解釈しています。会社のため、仲間のため、取り引き先のため、家族のため、そして自分のプライドのために頑張るのですが、その頑張りが必ずしも最適解ではない。でも、台本を読ませていただき、片岡の”上手くない頑張り方”に不思議な愛おしさを感じました。誰の人生においても正解はわからないし、ひとつではない。それでも、やるしかない。上手くはない、でも諦めない。時に強気に時に弱気に、いい歳して揺れる男、片岡の強さと脆さを表現出来ればと。21年ぶりの緑山スタジオ、9年振りの香川さん、とても楽しみです。

■香川照之
日曜劇場の“重厚なドラマ性”の中に、福山雅治さんがどう化学融合して、ドラマの見どころでもある“コミカルさとユーモア”を醸し出していくのか。そして、半沢直樹以来の銀行ものへの取り組み、さらに私自身も、約9年ぶりの福山さんとのがっぷり四つの果たし合いに、今から実に楽しみが尽きない連ドラ。テンションはマックスにすでに上がっているのである。

<プロデューサー・飯田和孝 コメント>
「あー、おもしろかった」見終わった方に、ただそう言ってもらえるドラマを目指したい、今はそれだけを思っています。このドラマの主人公と出演者たちは、色々な壁にぶち当たります。しかし、たとえどんなにかっこ悪くても、はいつくばっても、かじりついても、頑張って乗り越えようとします。常に仲間を信頼し、共に立ち向かっていきます。たとえ具体的な打開策がなかったとしても、「頑張ればなんとかなる」と突き進んでいきます。今の時代に合わないかもしれませんが「頑張る、頑張る、頑張る、モーレツサラリーマン大いに頑張る」そんな主人公をはじめとする登場人物のエネルギーを、視聴者のみなさんに届けたいと思っています。何卒よろしくお願いいたします。

日曜劇場『集団左遷!!』(仮)
TBS系
4月スタート
毎週日曜 後9・00~9・54

出演:福山雅治、香川照之 ほか

原作:江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)
脚本:いずみ吉紘
プロデュース:飯田和孝、橋本梓、中前勇児
演出:平川雄一朗、田中健太

©TBS