浜口京子が刑事ドラマ初挑戦!役名は“木相田蓮子”

ドラマ
2019年10月12日
『警視庁・捜査一課長 スペシャル』

 浜口京子が、10月13日(日)放送の『警視庁・捜査一課長 スペシャル』(テレビ朝日系)に出演する。

 主演の内藤剛志演じるヒラから成り上がった“たたき上げ”の捜査一課長・大岩純一の活躍を描いた人気シリーズ。今作では、観光ツアーのバスガイドが添乗中に殺害される事件が発生。容疑者は、都内を走る観光バスの乗客・乗務員計444人。大岩は、青山署の刑事課長・須村順子(乙葉)と共に捜査に当たる。

 浜口が演じるのは、城南島警察署の巡査・木相田蓮子。第2の殺人現場に真っ先に駆けつけ、恐怖で動けなくなるという挫折を味わうも、クライマックスでは“全員捜査”に加わって街中を駆け回るという役どころだ。

 浜口は過去にミステリードラマに本人役で出演した経験はあるが、刑事ドラマは初挑戦。「蓮子は真っすぐで純粋で人情に厚くて、やるときはやる人間。自分ともリンクするところがあったのでスッとカメラの前に立つことができました」と話し、内藤との初共演には「私なりにすべてをぶつけさせていただきました!肩にずっしりと責任感も感じていたのですが、内藤さんをはじめ、皆さんが温かくてのびのび楽しく演じることができました」と感謝した。

 おなじみの「気合だ!」のせりふや、アクションシーンもあり、「“気合だ!”は監督さんにご指導いただいて、いつもより低めの声を出したので、自分でも新鮮でした。取っ組み合うシーンもありましたが、試合よりも両手の構えを高くしたんです。相手がどう来るか分からない状況なので、蓮子ならそうするだろうと考えて…。巡査として恐怖感と戦いながら立ち向かっていく蓮子のアクションは、私自身、演じていて楽しかったです」と振り返った。

 そんな浜口を、内藤は「かなりせりふも多く、きちんとしゃべらなくてはいけないところがあったのに度胸があるから、ビビったり、上がったりしない」と絶賛。撮影の合間には浜口の緊張をほぐそうと隙を見つけては挑みかかっていたそうだが、「すぐに頭を取られて重心を崩されて身動きできなくさせられて…。結局、倒すことができませんでした。パワーも技術も違いますから、やっぱり全然かないませんでした」と白旗を上げた。

『警視庁・捜査一課長 スペシャル』

<浜口京子(木相田蓮子 役)コメント>
◆刑事ドラマ初出演の感想は?

 ミステリードラマには一度本人役で出演したことがありますが、そのときはほとんどせりふもなくて…。本格刑事ドラマに出させていただくのは初めてで、実はもっともっと緊張するかなと思っていたんです。でも撮影初日、カメラがまわっていないときから、小山田管理官役の金田明夫さんが包み込むような温かさで安心させてくださいましたし、スタッフの皆さんも笑顔で撮影されていたので、その雰囲気のおかげでグッと入り込むことができました。
 蓮子は真っすぐで純粋で人情に厚くて、やるときはやる人間。自分ともリンクするところがあったのでスッとカメラの前に立つことができました。撮影中は新しい世界に自分がいることが信じられず、“人生、何が起きるか分からないな”と、何度も人生に感謝しました!

◆木相田蓮子という役名についてはどう思いましたか?

 ありがたいお名前をいただいたなと思いました。ドラマの一員としてお名前をいただけることが、すごくうれしくて…!現場では「浜口さん」ではなくて「蓮子さん」と役名で呼ばれるのですが、「蓮子さーん出番です」と声がかかると、すぐに反応してしまいました(笑)。

◆内藤剛志さんと共演していかがでしたか?

 お会いしたのは初めてでしたが、私なりに全てをぶつけさせていただきました!未熟ですが台本を読み込んで自分の役割を考え、せりふも練習してきたので…。せりふには自分なりに感情をこめて、まるで“しぐさを言葉にした”ぐらい、工夫してみました。肩にずっしりと責任感も感じていたのですが、内藤さんをはじめ、皆さんが温かくてのびのび楽しく演じることができました。

◆おなじみの「気合だ!」というせりふや、アクションをドラマで披露した感想は?

「気合だ!」は監督さんにご指導いただいて、いつもより低めの声を出したので、自分でも新鮮でした。取っ組み合うシーンもありましたが、試合よりも両手の構えを高くしたんです。私自身、試合で頭突きをくらって鼻骨骨折したことがあるので、父から相手がどう来るのか分からないから高めに構えろと常に言われてきましたが、今回はことさら相手がどう来るか分からない状況なので、蓮子なら顔を守るためにそうするだろうと考えて…。巡査として恐怖感と戦いながら立ち向かっていく蓮子のアクションは、私自身、演じていて楽しかったです。

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

 最初は生き生きと張り切っていた蓮子が途中、挫折して元気がなくなる場面もあります。山あり谷ありの蓮子ですが、この子も頑張っているんだから私も頑張ってみようかな、と見てくださった方が共感してくださったらこんなにうれしいことはありません!

『警視庁・捜査一課長 スペシャル』
『警視庁・捜査一課長 スペシャル』

<内藤剛志(大岩純一 役)コメント>
◆木相田蓮子巡査を演じた浜口京子さんの印象は?

 普段は控えめで明るくて素敵な女性なのに、競技に入ったときにそれが一変するところがカッコいいなと常々思っていました。今回は女優としても素晴らしかったです。やっぱり、度胸がいいのでしょうね。かなりせりふも多く、きちんとしゃべらなくてはいけないところがあったのに、度胸があるからビビったり、上がったりしない。緊張を抑え込む術を、ご自身の中で持っていらっしゃるんでしょう。
 そういえば、試合のときどうやって緊張を解くのか聞いたら、“自分を信じる”ということをおっしゃっていましたね。練習を積んできたのだから、自分を信じるのだ、と…。そうやってリングに上がってきた彼女だからこそ、撮影本番もこなせるのだと思います。本当にこんなにもちゃんと演技ができるなんて、と感心しましたし、とてもスムーズに現場が進んでいましたよ。

◆撮影時のエピソードを教えてください。

 長く続いているドラマにゲストとして参加するのは、とても緊張することと思います。でもゲストを緊張させていいことなんて、ひとつもない。だからなるべく楽しく撮影に臨んでもらいたいという思いもあって、今回は待ち時間、隙を見ては京子ちゃんにかかっていったんです。隙あらば、メダリストを倒してやろうと思って…!(笑)
 でも、すぐに頭を取られて重心を崩されて身動きできなくさせられて…。結局、倒すことができませんでした。パワーも技術も違いますからね、やっぱり全然かないませんでした。巡査に抑え込まれた一課長の姿を、スタッフが面白がって、たくさん写真に撮っていました(笑)。

©テレビ朝日