ムロツヨシ、トランスジェンダー役に気合「期待を超えるドラマをお見せすることを約束します」

ドラマ
2019年11月13日
ムロツヨシ

 ムロツヨシが主演を務める土曜ドラマ『総務部長はトランスジェンダー』(NHK総合)が、来年3月21日(土)に放送されることが分かった。

 本作は、40代半ばで女性になりたいと思ったある総務部長の波乱万丈の物語。家を出たあとトランクルームで着替えとメイクを済ませ、会社では女性として働く主人公・三浦安雄(ムロ)の究極の二重生活を描く。

 食品会社の総務部長・三浦安雄は会社の送迎会で女装姿になり、今までにない解放感を味わう。最初はこっそり女装やメイクを試していたが、トランスジェンダーの先輩・つばきさんに「女装がしたいの?女性として生きたいの?」と問われ、女性になりたいという気持ちが高まる。

 ある日、会社での女性軽視のやり方に憤慨した安雄は、後輩のはるちゃんの反対を押し切り、“自分はトランスジェンダーである”ことを一斉メールで通知。トランクルームで女装し“女性として”働く生活が始まる。しかし、妻のカオリにばれてしまい、会社でも上司の差し金で地方転勤が持ち上がる。安雄は果たして「女として生きる道」と「愛する家族との生活」を両立できるのか。

 ムロは「毎日、女装してます、ムロツヨシです。父であり夫であり、でも女性として生きたい総務部長として、いま毎日生きております。物語はユーモラスであります。ユーモラスのなかに生きる、いやユーモラスにするために、根の部分を考える毎日です」と。

 続けて「いろんな多くの性を考えます。性別は?人間性は?個性は?性格は?素性は?女装、女性を装いながら、一人の男性がぶつかり、決断、行動をした結果、そんな女性のユーモラスな話をお届けします。こんなホームドラマはいかがですか?皆さんの期待を超えるドラマをお見せすることを約束します」と意気込みを語っている。

土曜ドラマ『総務部長はトランスジェンダー』
NHK総合
2020年3月21日(土)後9・00~10・13

原作:「総務部長はトランスジェンダー 父として、女として」岡部鈴
脚本:ふじきみつ彦
音楽:鈴木慶一

出演:ムロツヨシ、鈴木紗理奈、伊藤沙莉(語り)、三宅弘城、中村中、中村育二、平泉成、松金よね子ほか

制作統括:髙橋練
演出:新田真三

©NHK