『麒麟がくる』染谷将太「一人ひとりの覚悟が丁寧に描かれている」

ドラマ
2020年06月06日
『麒麟がくる』

 大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか)に出演する染谷将太からコメントが届いた。

 6月7日(日)に放送する第21回「決戦!桶狭間」では、尾張の織田信長(染谷将太)が少数の軍勢で2万もの今川義元軍に挑んだ桶狭間の戦いが描かれる。

『麒麟がくる』

 織田信長を演じる染谷は「桶狭間の戦い」について「桶狭間の戦いは、長く対立してきた今川義元(片岡愛之助)を自分の代で討ち取る、信長にとって、また一歩、“織田信長”に近づく戦いだと思っています」と。

『麒麟がくる』

 そして「徐々に戦いに情勢が近づく中で、ある種の自分が育った家族を失った信長は悩みます。戦略はもちろんのこと、死や帰蝶(川口春奈)のこと。しかし、桶狭間という突破口を見出した時、信長は自らが出向くことで、自分という存在をかけ、自らを試すように全てを捨てて出陣します」と語った。

『麒麟がくる』

 自身が演じる信長については「信長は『今川を討ち取ってみんなを喜ばせたい!』という思いで、そのためなら死ぬことも恐れません。そのピュアさが信長の強さでもありますが、同時に恐ろしさも感じました」と語り、「戦に向かう興奮や、戦に生きる喜びと、信長のさまざまな感情が見え隠れする回になっていると思います」と説明した。

『麒麟がくる』

 「桶狭間の戦い」シーンの撮影については「非常に過酷でした。雨上がりで土はぬかるみ、まともに立てない環境の中で必死に戦いました。キレキレな立ち回りにはなっていないと思いますが、1人の人間が命をかけ、ただ必死に戦う人間臭さを意識して演じました」と語った。

『麒麟がくる』

 最後に「一人ひとりの覚悟が丁寧に描かれた桶狭間の戦いになっていると思います。戦いの後、光秀(長谷川博己)と信長が何を話すのかにも注目してご覧いただきたいです」とメッセージを送った。

大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合ほか
毎週(日)後8・00~8・43

©NHK