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原田泰造主演作で晴れ女・小西真奈美が軟禁!?「小西さんがいると雪のシーンでもぴたっとやんでしまう」

映画『ミッドナイト・バス』 2018年1月27日(土)全国公開の映画『ミッドナイト・バス』が第30回東京国際映画祭で初めて上映され、記者会見と舞台あいさつが行われた。

 本作は、作家・伊吹有喜の長編小説『ミッドナイト・バス』を映画化。新潟と東京を行き交う深夜高速バスの運転手を主人公に、別れた元妻、息子、娘、そして現在の恋人との葛藤のなかで、一度壊れた家族がもう一度向き合い、それぞれの人生の一歩を踏み出して再出発していく姿を描く。

 製作に関わった新潟日報社の星野純朗専務は「本作はストラーダフィルムズとの共同で製作させていただきました。わが社は明治10年に創業し、今年で140年目という節目の年を迎えます。そんな中、多くの方たちに見てほしい作品を作りたいという思いで製作いたしました。県民の優しさ、粘り強さを軸にしつつも、本作には全国共通のテーマが散りばめられ、皆さんに共感いただける作品に仕上がったのではないかと思っております」とあいさつ。

 主人公・高宮利一役を演じた原田泰造は緊張した面持ちでマイクを取り上げたが、おもむろに声を張り上げ「は~ら~だ、たいぞうです!」とおなじみの自己紹介を披露。会場を爆笑させ、緊張がほぐれたところで「この作品の第一印象は美しいでした。作品が出来上がって、本当に頑張ってよかったと思います。そして、こんなに写真を撮られてよかった」と語った。

 原田演じる利一の元妻、加賀美雪を演じた山本未來は、足のけが完治しておらず、先日のレッドカーペットの時と同様車いすで登壇し「東京国際映画祭で上映される作品に出演できたことがとても光栄です」と喜びを述べた。

 利一の恋人・古井志穂を演じた小西真奈美は「現場でも原田さんが場を和ませてくれる方で、ご一緒できて本当に良かったです。新潟の皆様には優しくしていただいて感謝しています。日本の風景が美しく描かれている作品に仕上がっていると思いました」と。

 利一の息子を演じた新人、七瀬公は「心臓の音がマイクに入らないかと心配しています。オーディションで出演が決まったのですが、出演が決まったことを母に報告した時、初めて母が新潟に住んでいたことがあることを知りました。不思議な縁を感じます」と作品への思いを語った。

 音楽を担当したヴァイオリニストの川井郁子は、「最初の印象を超えて素晴らしい作品でした。ヨーロッパ映画の余韻を感じるような作品だと思います。映像とともに音楽が皆さんの心に残っていただけるとうれしいです」と笑顔を見せた。

 竹下昌男監督は「一年前はまだ製作にも入っていなかったのに、一年経ってここに立っているのが感慨深いです。新潟の皆さんのサポートがあっての作品です」とロケ地・新潟に感謝。続けて「3年前に原作である小説に出会いました。新潟の風景は映画を豊かにしてくれるロケーションだと思っていた、そんな時にこの原作に出会い、新潟で撮ろうと思いました」と映画化の経緯を振り返った。

 利一を演じるにあたり、大型自動車の免許を取得し、劇中で実際にバスを運転した原田は「教習所の方にも協力していただいてとても楽しかったです。実際にバスを運転して、本当の運転手さんに褒められたのがうれしくて…。自分は褒められて育つタイプだと思いました」と。また「今、元妻と恋人の間に座っているんですが、今も僕の中にかすかに利一が残っているようで、複雑な気持ちになります。あらためて石田純一さんってすごいな!と、思います」と話し、再び会場を沸かせた。

 利一の元妻は、一度別れた夫と再会し、再び夫に思いを寄せていく女性。その複雑な心境の女性について、演じた山本は「別れた夫にまた惹かれてしまう女性がいるのかとということについて監督やスタッフの方々と話をしていくなか、迷いながら演じていましたが、原田さんのたおやかで優しい人柄と利一のキャラクターが重なり、こういう男性にならまた惹かれていくということもあるかもしれないなと思うことができ、役に共感できることができました」と語った。

 利一の恋人を演じた小西も「利一と志穂は10年という長い歳月を一緒に過ごしているので、その年月の長さを表現することに注意していましたが、原田さんが楽しい方だったので、とても助けられました」と原田を称賛した。

 息子を演じた七瀬は「怜司の気持ちに共感できて、自然体で演じることができたと思います。母の山本さんとは撮影後も一緒にご飯を食べたり、原田さんとも仲良くさせていただいて、家族の雰囲気は自然に表現できているのではないかと自負しています」と自信をのぞかせた。

 風景や心情が込められた曲をオファーされたという川井は「曲作りへの一番強いインスピレーションを受けたのは夜行バスです。そして、それを運転する原田さんの表情です。バスを運転する原田さんがとてもかっこよく見える曲に仕上がったと思います。そして、自分にとっては最初で最後になると思いますが、劇中に登場するアイドルが歌う曲も書きました」と意外なエピソードを披露した。

 記者会見後、観客の前での舞台あいさつを実施。原田は「ひと言でいうと寒かったけれど、新潟の人たちが温かくて、食べ物もおいしくてパワーのある土地だなと思いました」と語り、山本も「おいしいご飯に恵まれて幸せだった」と撮影を振り返った。

 小西は「撮影の合間にのっぺ汁や、いろんな種類の笹団子があったりして楽しかったです。白鳥が登場するシーンは、自然の雄大さを痛感した場所でした。天候も変わりやすかったです。でも雪が途中でやんじゃったのは、私のせいですよね?」と天候の話を持ち出すと、原田が「小西さんは本当に晴れ女なんです。雪が降らなければいけないシーンでも小西さんがいると雪がぴたっとやんでしまったり…。そうすると監督が『小西さんを隠せ!』って、車に軟禁されてましたよね(笑)」と現場でのエピソードを披露した。

 最後は、原田が「真心を込めて作った作品です。ご覧になっていただいて何かを感じ取っていただけたらうれしいです。本日はご来場いただき本当にありがとうございます」と締めくくった。

『ミッドナイト・バス』
2018年1月20日(土)より新潟先行ロードショー
2018年1月27日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー

<STORY>
長距離夜行バスの運転手・高宮利一(原田泰造)。16年前に妻の美雪(山本未來)と離婚後、故郷の新潟で暮らしつつ、新潟と東京間の運行業務にいそしんでいる。利一には美雪との間に、息子の怜治(七瀬公)、娘の彩菜(葵わかな)という子どもがいるが、別々に暮らしていた。利一にとって、東京で定食屋「居古井」を営む恋人・志穂(小西真奈美)との逢瀬がささやかな心の拠りどころだった。
そんなある日、自身が乗務するバスに美雪が偶然、乗車してくる。彼女は、怪我をした父・敬三(長塚京三)の面倒を見るために、東京から新潟まで通っているとのこと。折しも東京で働いていたはずの怜司が突然、帰郷。友人とシェアハウスに住む娘の彩菜は、結婚と思い描く夢の間で揺れていた。新潟で共に過ごす機会が増えた利一たち。一度壊れた家族の心は、徐々に再び通い合う。やがて、それぞれの人生に向けて、新たな時間が動き出していくのだった。

出演:原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 長塚京三
監督:竹下昌男/原作:伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)
製作:竹下昌男 渡辺美奈子 小田敏三 星野純朗/プロデューサー:本間英行 遠藤日登思
脚本:加藤正人/音楽:川井郁子/撮影:丸池納(J.S.C.)/照明:山川英明/録音:白取貢/美術:飯塚優子/編集:奥原好幸/助監督:佐野友秀/制作担当:間口彰/ラインプロデューサー:姫田伸也
制作プロダクション:ストラーダフィルムズ/制作協力:アミューズ/企画協力:文藝春秋
製作:ストラーダフィルムズ 新潟日報社/配給:アークエンターテインメント

公式サイト:midnightbus-movie.jp

©2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社

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