綾瀬はるかの珍回答に会場爆笑「結局は手の内で殺されている」

映画
2018年01月19日

映画「今夜、ロマンス劇場で」ジャパンプレミア 2月10日(土)公開の映画「今夜、ロマンス劇場で」のジャパンプレミアが開催され、綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、中尾明慶、石橋杏奈、武内英樹監督が登壇した。

 劇中さながらのお姫様のような真っ白なドレスに身を包んだ綾瀬は「今日はお寒い中、皆さまお越しいただきありがとうございます!」とあいさつ。レッドカーペットでは、集まったファンに手を振ったり、呼びかけに応えるなどファンとの交流を楽しんだ。

 舞台あいさつで綾瀬は「今日は、いよいよ皆さんに観ていただけるということでとてもうれしく思っています」と。天真爛漫でツンデレな王女である美雪の役作りについて「強い役が続いていたので、逆に強くなりすぎないように気を付けました」と振り返った。

 坂口は「去年の夏の初めくらいにこの作品を撮って、今日初めて皆さんに観ていただきます。すごくワクワクドキドキしていて、どう思っていただけるのか楽しみにしています」と。劇中で見せたコミカルなシーンについては「監督と話をして、面白い芝居よりは真面目に一生懸命やってる健司の姿をクスッと笑ってもらえたらいいなと思ったらすごく納得できました」と語った。

 また、美雪について「本当に素晴らしいです!撮影初日、役衣装の綾瀬さんはもうその瞬間から美雪姫としていらっしゃったので健司としてやりやすかったです」と絶賛。中尾も「美しかったです!衣装も素敵でしたし、監督もこの作品で色にこだわりを持っていらっしゃったので、仕上がったものを観て、監督がおっしゃっていたとおりカラフルで素敵な世界だなと思いました」とコメントした。

 マスコミ試写ではすすり泣きの声があふれていることを聞いた綾瀬は「オリジナル脚本で、王女という役なので自分とはかけ離れている世界の人だなと思っていたんですけど、台本を読んでいくとすごくファンタジーなんですがホロっときました」と。坂口は「最初はオリジナルで、映画の中からお姫様が出てきて恋をすると聞いてファンタジー要素が強いのかなと思ったんですが、美雪と健司の愛の形をきちんと描けたら素晴らしい作品になると思いました」と台本を読んだ時の感想を明かした。

 さらに、坂口が飛行機で台本を読んだことを明かし「これまで台本を読んでほろりとする経験はなかったんですが、泣くのは初めてでした。飛行機の端っこで鼻をすすりました」と話すと、観客からは「かわいー!」と歓声が起こった。

 健司にひそかに想いを寄せる社長令嬢・塔子を演じた本田は「私はマスコミの方々と一緒に試写室で観たんですが、自分が涙したところで、同じように鼻をすする音が聞こえてきたりして。ハンカチを持って見てください」と語った。

 健司と同じく監督志望でライバルであり、友人でもある山中伸太郎役を演じた中尾は「観たとき切なくて2人が結ばれるのか、結ばれないのかと、自分のこれまでの好きだけど結ばれない恋愛を振り返りました。自分の苦い恋と重ね合わせて思い返すことができて良いと思います」と。

 本作で重要なカギを握る看護師役の吉川天音を演じた石橋は「切ない気持ち、キュンとするシーンやかわいいなと思うシーンがあります。綾瀬さんのファッションがかわいいので、そこも見ていただければと思います」と見どころを紹介。加えて憧れの女優・綾瀬と同じ舞台に立つことができた喜びも爆発させた。

 武内監督は「前半は笑えるような作りで、後半は泣けます。1日に2つの作品を観た気になる作品です。涙でべちょべちょになるのでハンカチを用意した方がいい」と本作の魅力をアピールしつつ、「史上最高に美しい綾瀬はるかを撮ろうと目標を立てました!」と明かした。

 綾瀬演じる美雪は、坂口演じる健司を劇中で振り回すことから、恋愛で振り回す方か?尽くす方か?という質問に、武内監督は「B型の女性に振り回され続けてきたので、振り回される方だと思います(笑)」と。本田は「振り回すのも嫌だし、振り回されるのも嫌だけど…(振り回してると)言われたことないので振り回されるんですかね?」と回答した。

 石橋は「振り回される方で、結構尽くしてしまいますね」と答え、中尾は「振り回したことがないから、振り回すのに憧れます(笑)。1回もないもんな~!」と。MCから家庭でも振り回されているのかと聞かれると「どちらかというと僕の方が追い込まれています(笑)。女性の方が振り回していると思いますよ!女性は気づかぬうちに振り回す生き物だと思います」と持論を展開した。

 坂口は「振り回されているフリをしているタイプです。振り回したい方だけど、振り回すことができないので振り回されてあげているんだぞ、というフリをする」と独特のポリシーを明かし、綾瀬は「かしこいね」と感心。

 綾瀬は「振り回しているようで振り回されています。結局は時と場合によりますね。振り回しているけど、結局は手の内で殺されている」と珍回答を披露し、会場は笑いに包まれた。

 これから作品を観る観客に向けてのメッセージとして、綾瀬は「この2人には、好きなのに触れ合うことができないという試練があるんですが、当たり前に触れることができるという、当たり前のことが当たり前ではないんだなと、身近ないろいろなことに感謝ができる、そういう映画だと思いました。見終わった後に、きっと優しい気持ちや、温かい気持ちになれる作品となっています。そんな気持ちになって明日からも良い日を過ごしてください」と。

 坂口は「去年の5月ぐらいに撮影が始まって、今にここに立っているキャストとスタッフと丁寧に健司と美雪の純粋な愛を描いてきたつもりです。いろいろな方に宣伝をしていただいて、多くの人にこの作品が届くといいなと思っています」作品をPRした。

映画「今夜、ロマンス劇場で」
2月10日(土) 全国ロードショー

監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
音楽:住友紀人
主題歌:シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック)

<出演>
綾瀬はるか 坂口健太郎
本田翼 北村一輝 中尾明慶 石橋杏奈 西岡德馬 柄本明 加藤剛

制作プロダクション:フィルムメイカーズ
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:romance-gekijo.jp
公式Twitter:https://twitter.com/romance_gekijo #ロマンス劇場 #ロマンス劇場みた
公式Instagram:https://www.instagram.com/romance_gekijo/

©2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会