【#今旬コレクション】藤本洸大、他者に負けない自身の“武器”とは?「童顔や後輩らしさ、ピュアに突き進んでいけるところだと思います」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
1時間前

【#今旬コレクション】藤本洸大

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードを紹介します。第120回は現在ドラマ『エラー』などに出演中の藤本洸大さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」藤本洸大

◆現在放送中のドラマ『エラー』では、大迫未央(志田未来)を困らせる会社の後輩・塩野を熱演中です。あらためて、塩野という役に共感する部分はありますか?

最初に台本を読んだ時は「塩野のようにはなってはいけない」と思いました(笑)。塩野は自分の感情に素直で、思ったことをそのまま口にしてしまうんです。思うこと自体はいいと思うのですが、伝え方が少し不器用。そこがキャラクターとしての魅力でもある一方で、僕としては実際に彼のような振る舞いをするのは違うかなと思っています。でも、塩野にはかわいいところも絶対にあるので、そこを「恥ずかしがらずに出していってほしい!」と、彼にアドバイスを送りたくなります。

ただ、回を重ねるごとに、塩野も伝え方を学んで成長していくはずだと思っていて。序盤は不器用な面が目立ちますが、徐々に違う面も見せていければと思いながら演じています。最終的には「塩野、意外といいやつじゃん」と思ってもらえるとうれしいです。

◆作品に対してはどんな印象を持ちましたか?

いろんな人の思惑や、正直になれない複雑な心情がうごめいている作品だなと感じました。事件そのものも気になりますが、復讐心やすれ違い、ぶつかり合いといった人間ドラマとしての熱量がすごくて。僕自身、(取材時)今後の展開を全て知っているわけではないので、一視聴者としても「次はどうなるんだろう」とワクワクしています。ただならぬことが起き続けていますが、僕の出演する会社のシーンは、繊細で緊張感のあるストーリーの合間の“休憩場所”だと思って、ホッと一息つきながら見ていただけたら幸いです。

【#今旬コレクション】藤本洸大

◆本作は「人生最大の過ち」をきっかけに物語が進みますが、藤本さんにとって「人生最大の起点」となった出来事はありますか?

僕は失敗してもすぐに忘れてしまうタイプですが(笑)、大きな転機が二つあります。一つは小学校4年生の時。当時の僕は、外を走り回るのが大好きで、勉強は一切しない、サッカー一筋のやんちゃボーイでした。ところが4年生の時に上級生から「クラス委員長をやってみない?」と誘われて、立候補しました。そこから「リーダーとして模範にならなくてはいけない」という自覚が芽生えて、休み時間にも勉強するような超真面目な生徒に激変しました。変なプライドが芽生えてしまったんです(笑)。

◆そこから「勉強モード」が続いたんですか?

中学時代はその真面目をこじらせすぎて、女の子と全く話せないような時期もありました。なので、成人式後の同窓会でみんなに会った時は少し気まずかったです(笑)。でも、それが二つ目の起点である高校入学で変わりました。中学時代の知り合いがいない環境で、ようやくこじらせた性格が丸くなって、普通に会話ができるようになりました。
今振り返ると、真面目すぎた時期も、やんちゃだった時期も、どっちの感覚もお芝居には必要で。感情が爆発する役も内向的な役も、どちらも自分の経験として腑に落ちる瞬間がある。あの時、僕を誘ってくれた上級生には本当に感謝しています。

【#今旬コレクション】藤本洸大

◆今期はドラマ『share』にも出演されています。

『share』はすごくリアルでビターな物語です。キラキラした恋模様というよりは、「実際はこうだよな」という現実的な距離感が描かれていて、そこに人間らしさや儚さを感じました。僕が演じる和哉は、主人公・はる(秋田汐梨)の幼なじみ。シェアハウスに殴り込むシーンをきっかけに、物語の空気を一気に変えるような役どころです。クランクアップの日に撮った、物語中盤のある決行シーンは自分でも手応えを感じているので、ぜひ注目してほしいです!

◆映画「未来」についても教えてください。オーディションで役をつかんだそうですね。

そうなんです。当時は「オーディションに受かるにはどうすればいいか」とすごく悩んでいた時期で。それまでは入念に準備をして挑んでいたのですが、あえて何も考えずにやってみようと瞬発力で挑んだのがこの作品でした。オーディションの時も、監督に「何も考えずにやります」と宣言して。それが「いいスパイスになるかも」と言っていただけて、布施晃という役をいただきました。

完成した作品は、虐待や貧困、家庭環境、いじめなどが描かれていて、苦しいと感じるシーンが多い映画だと思います。でも、人間や社会の嫌なところから目を背けず、それを血として骨として、前向きに生きていかなきゃいけないんだと感じました。
その中で、僕が演じた布施は唯一の“光”というか。何も考えていないからこその救いになっている気がして。マネージャーさんからも「布施、すごく良かった」と言っていただけて、あの時、真っすぐに飛び込んで良かったなと心から思いました。

【#今旬コレクション】藤本洸大

◆近年は、W主演作や話題作への出演が続いています。ご自身で感じる「自分の武器」は何だと思いますか?

ファンの方から「かわいい」と言っていただけることが多いので、この童顔や後輩らしさ、ピュアに突き進んでいけるところは武器なのかなと思っています。あと、共演者の方に「イケメンなキャラクターだけでなく、その真逆の役にもなれる顔だよね」と言われたことがあるのですが、それは俳優としてはすごく大事な振り幅なのかなとポジティブにとらえています。

◆今後、挑戦してみたいジャンルや役柄は?

これまでは学生役や後輩役が多かったので、今後はプロフェッショナルな専門職に就いている人に挑戦してみたいです。役者の魅力の一つは、お芝居の中でその道のスペシャリストになれることだと思うので。特に演じてみたいのは営業マン。父が営業職だったこともあって身近な存在ですし、営業をする力はどんな職業でも、学生であっても必要な人間としての根本的な強さだと思うんです。その技術を役を通して探求して、いつか日常生活にも活かせたらいいなと考えています。

PROFILE

●ふじもと・こうだい…2005年10月6日生まれ。兵庫県出身。主な出演作はドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』、舞台「それってキセキ」など。現在ドラマ『エラー』(テレビ朝日系)『share』(フジテレビ)に出演中。出演映画「未来」が現在公開中。

●photo/中村 功 text/山口昭子

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