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藤田玲インタビュー「自分自身について新たな発見もあって楽しかった」映画「ボーダーライン」

藤田玲インタビュー「自分自身について新たな発見もあって楽しかった」映画「ボーダーライン」

現在公開中のカーアクションムービー「ボーダーライン」。主人公・我妻アベルを演じるほか、DUSTZとして主題歌も担当する藤田玲さんにインタビュー。

藤田玲インタビュー

◆本作は、ヒット作「ガチバン」「闇金ドッグス」シリーズに続く“AMG・アウトロームービー・ユニバース”の最新作となるわけですが、その系譜を継ぐ作品の主演を務めるにあたって、どういう思いで臨みましたか?

「ガチバン」「闇金ドッグス」シリーズを観た時に、いい意味で僕が好きだった頃の日本映画みたいだなと思いました。一時期、流行りましたよね。バイオレンスが多めで極彩色な配色、セリフも少な目で、そういう作品群に通じるものを感じました。そこに今回、自分が飛び込めるということで、わくわくしました。今はかつてに比べれば少なくなっているタイプの作品だと思うので、しかもオリジナルということも素晴らしいですよね。

◆カーアクションがまず大きなセールスポイントですね。

はい。カーアクションは、相当大変だと思うんですよ。なので『ボーダーライン』、攻めたな!と思いました。そもそもロケーションがよく見つかったな、という感じです。車をドリフトさせていい場所ってそうそうないですし。撮影は刺激的で本当に楽しかったです。

◆主人公の我妻アベルは、どういう男性だと受け止めて演じていたのですか?

アベルは寡黙な男で言葉を発さない、人と話すことを良しとしないようなキャラクターです。もちろん車が趣味で、その運転がすさまじく上手い。それに加えて、腕っぷしも強い。その彼の日常にレオ(荒井敦史)という昔の友だちが入ってくることで、いろいろとかき乱されていくというストーリーで。

藤田玲インタビュー

◆深みのあるキャラクターですよね。多くを語らずとも、その人生には何かあったような。

アベルの性格の分析をすると、昔は人懐っこかったのではと思いますね。人との接し方を知らないだけで、実は持っているものは熱いんです。人を茶化す言動をすることもあるので、口下手かもしれないですが、中身はちゃんと持っている人だと思います。僕自身とはまったくタイプが違いますが、バックボーンには通じるものがあるかなとも思いました。

◆通じるものというと具体的には?

僕はケンカが強いわけではないし、少年院にも入っていないですが、何か近いものは感じるんです。僕にもフランスの血が入っていて、車が好きという意味でも似ている。自然体に近いので、演じやすかったです。僕は、表情は豊かなので、そこは抑えるくらいで。一方で、自分自身について新たな発見もあって楽しかったですね。

◆物語のテーマについては、ご自身ではどう思いましたか?

女の子がほぼ出てこない、男同士の友情、絆的な話です。1人ひとりにボーダーラインがあって、その人生を必死に生きるために超えざるを得ないボーダーラインあれば、自分で努力して超えていくボーダーラインもある。一方で人に超えられてしまうボーダーラインもある。そういう普遍的なテーマがあるのでは? と思っています。

◆本当に男臭い映画ですよね。タバコなど、最近なかなか映画にも出てこないですし。

男臭いですよねえ! 臭い(笑)。まずタバコ自体、確かに珍しいです。喫煙所も減っているし、まったくない場所も非常に増えている。でもこの作品では、ほぼ全員がタバコを吸っています(笑)。

◆どこかなくなりつつある世界観ですが、だからこそ映画になることに意味がありますね。

そうですね。でも、男子で育っている以上、絶対に好きな世界観じゃないですか。車とアクション、アウトローな感じで、中二の時に絶対になりたいやつでしたよね。そういう意味では、男の子は絶対に楽しめると思いますね。色合いなども美しくて、スタッフさんが優秀なので、すごい映像を撮ったなという仕上がりになっています。

藤田玲インタビュー

◆ロックバンド・DUSTZのボーカルでもある藤田さんですが、今回は主題歌も担当されていて、アベルの心情を歌い上げていますね。

もともとある曲を映画のために歌詞をリライトして、曲もアレンジしました。歌詞は完全にアベルの心情を投影していて、それでDUSTZ「BORDERLINE -A side-」とAサイドとなっています。これはアベルのサイドという意味です。なので撮影が終わった後、現場を生きてみないと詞が書けないと思ったので、アベルとして等身大で生きて、撮影が終わった後に全部書きました。これも実はすごく楽しみにしていてほしいと思っています。

◆最後になりますが、見どころを含めてメッセージをお願いします。

撮影はめくるめく毎日で、過酷とか言っている暇もないほど、充実していました。車同様、主演として撮影も駆け抜けました。邦画では珍しいカーアクション、バイオレンスもあります。シリーズとしても今後展開していけるように、新たなキャラクター、我妻アベルを愛していただければうれしく思います。

 

■PROFILE

藤田玲
●ふじた・れい…1988年生まれ。東京都出身。
『仮面ライダー555』(03年)で俳優デビュー。「牙狼」シリーズや「絶狼」シリーズなどに出演。数多くの舞台やミュージカルで活躍。現在、お昼の生放送情報番組『猫のひたいほどワイド』(tvk)で木曜日のメインMCを担当。

 

■作品情報

「ボーダーライン」映画「ボーダーライン」
12月16日(土)より、シネマート新宿・心斎橋にて公開

出演:藤田玲
荒井敦史 副島淳 西川俊介 遠藤要 螢雪次朗 甲本雅裕

監督:渡辺武
主題歌「BORDER LINE -A side-」DUSTZ(DOLCE STAR RECORDS)
配給:AMGエンタテインメント

公式サイト:http://borderline-movie.com/

©2017「ボーダーライン」製作委員会

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